制作面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 01:43 UTC 版)
タイトルの通り、時代劇『水戸黄門』のテレビ漫画=アニメ版である。内容も一般的な『水戸黄門』の形式を踏襲しており、ほぼ毎回「旅先で悪徳役人や悪代官、盗賊が民衆を困らせようと悪事を働く→黄門一行が懲らしめる」という、多くの水戸黄門作品と同様のストーリー展開だった。それまで多く製作された各種映画・ドラマ版とは直接の関連はないが、ストーリーの様式や徳川家紋入りの印籠を見せて平伏させるなど、パナソニック ドラマシアター(旧ナショナル劇場)版の水戸黄門からの強い影響が見られる。 一方で、随所にヒロイックアニメ的な演出が盛り込まれている。アップテンポの主題歌や、「流星十文字斬り」や「葵三ツ葉返し」などの必殺技を持つ助さんと「力だすき」というアイテムで百人力になる格さん、そして印籠を出すシーンの派手な演出などにそれが見られる。その他、「実写で出来ない事をする」というコンセプトの元、人語を話す犬の鈍兵衛を登場させるなどの自由な発想も組み込まれている。時には時代考証をせず登場人物に横文字を使わせ、いずれも変装や幻覚による偽物ながら妖怪や鬼などを懲らしめる回も見られた。また、悪を懲らしめてハッピーエンドという基本の形式のみならず、第29話のように悲劇的な結末を迎えるエピソードも存在する。 黄門様が印籠の葵の御紋のアップをバックに立ち、助さんと格さんの口上が流れるシーンなどで流れるBGMは、『宇宙戦士バルディオス』と同じモチーフである[要出典]。 放送開始当初は、キー局の東京12チャンネルが現社名に変更する直前だったことなど諸々の事情で「製作・ナック」とクレジットされていたが、社名変更した1981年10月以降は「製作・テレビ東京、ナック」とクレジットが変更されている。
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