ナックル星人グレイ(SD)
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「ナックル星人」の記事における「ナックル星人グレイ(SD)」の解説
『ウルトラマンギンガ』第7話「閉ざされた世界」から第10話「闇と光」、番外編「残された仲間」および『ウルトラマンギンガS』最終話「明日を懸けた戦い」に登場。 異形の手のモノの3代目エージェントとしてライブされた個体。一人称は「私」。顔つきはいくらか初代に近くなっているが、常に派手な扇子を持ち、女言葉で喋る。第10話では、ギンガを「銀ピカ仮面」、ジャンナインを「ガラクタロボット」と揶揄していた。また、これまでの個体のような格闘戦は行わず、光の鞭や瞬間移動を駆使する。 第7話では、時空の歪みによって降星小学校に閉じ込められた白井杏子の前に姿を現し、闇の支配者=異形の手のモノが校内にいることを告げる。 第8話では、桑原伸吾に敷地から出す条件としてギンガスパークを盗むように命じるが、盗んできたギンガスパークに触れず落とした憂さ晴らしに、彼をザラガス(SD)にダークライブさせる。その後も扇子でギンガスパークを拾おうとするものの、友也たちが取り返しに現れたために彼らを光の鞭で攻撃するが、元プロボクサーの大里剛に殴り倒され、撤退する。 第9話で黒木知美をアントラー(SD)にダークライブさせた後、心の隙を突く形で美鈴を闇に魅入らせ、続く第10話で自らと共にスーパーグランドキング(SD)にダークライブする。美鈴を人質に取る姿勢を見せてギンガたちへの優位に立つが、最終的に美鈴を奪還したギンガのギンガサンシャインによってスーパーグランドキング(SD)諸共倒され、描写は無いもののスパークドールズに戻った。 番外編ではマグマ星人(SD)の回想シーンに登場。お洒落にはうるさいタイプであるらしく、新しい扇子を買ってきてもらうよう頼んでいた。 『ギンガS』ではバルキー星人(SD)、イカルス星人(SD)、ゼットン星人ベルメ(SD)と共に無数のチブロイドを率いて「ダークルギエル特戦隊」を名乗り、ヒカルたちの邪魔をするが、UPGやビクトリアンの面々に阻止され、キサラ女王の念動力でチブロイド共々一蹴される(描写はないが、後述通りSDに戻った)。 声:平野勲人 スーツアクター:新井宏幸 着ぐるみは『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』以降のものの改造。経年劣化で傷んできていた顔(マスク)の部分が新造されている。造形は開米プロによる。 劇中では「グレイ」と呼称されず、タロウから単に「ナックル星人」と呼ばれただけであり、オープニングでも単に「ナックル星人」とクレジットされている。『新ウルトラマン列伝』第26話での解説で、初めて「グレイ」の呼称が使われた。 本作品のDVD&Blu-ray(第3巻・第4巻)のCMでは、ナレーションを担当し、DVD&Blu-ray第3巻のインタビューでは、初代ナックル星人の息子であることを明かしている。 『新ウルトラマン列伝』では、本編終了後の行動が明らかになっている。第38話ではエージェント仲間のバルキー星人(SD)と共に宇宙を彷徨っていた際、突如現れたワームホール(SD)に吸い込まれ、『大怪獣ラッシュ』の世界へ転移する。先にこの世界へ来ていたイカルス星人(SD)からその世界観を聞いて自分もハンターになりたいと思ったもののSD状態のままで動けないため、ギンガに助けを求めていた。なお、バルキー星人(SD)と比べると怪獣の知識に詳しく、自分たちの世界における怪獣たちの解説を基本的に担当していた。また、ラッシュハンターズ3人に惚れている様子を見せており、バレルのことは「バレル様」、ガルムのことは「ガルムさん」、マグナのことは「マグナちゃん」と呼んでいる。自身のハンター化した姿のイメージとして、同作に登場する「ナックル星人ジェイラ」(この時点ではゲーム未登場)を挙げている。 第53話ではプラズマギャラクシーを脱出した後に再びイカルス星人(SD)とはぐれてしまい、バルキー星人(SD)と途方に暮れていた際に再びワームホール(SD)に吸い込まれ、イカルス星人(SD)が作った四次元空間へ転移したことにより、一時的に元の姿に戻る。そこでイカルス星人(SD)から地球の情勢変化(防衛組織UPGの設立やチブル星人エクセラーなど新勢力の台頭)を聞かされて驚いた後、ヒカルたちへの報復のために四次元空間を抜け、バルキー星人(SD)やイカルス星人(SD)とともに地球へ向かった。なお、地球では2年が経過しており、成長したヒカルを見た際は素直に「逞しくなった」と評価したうえ、ウルトラマンビクトリーに変身するショウを「素敵」と評したほか、自身の固有名「グレイ」を知らなかったバルキー星人(SD)に「どんだけ〜!?」と驚くなど、イカルス星人(SD)からも「グレーの部分」が出たと言われている。 第90話ではさらなる後日談に当たる『ギンガS』終了後の行動が明らかとなっており、ルギエルが倒されたことでSD化から解放されたが、UPGに捕まってトイレ掃除などの雑用としてこき使われていた。その後はイカルス星人(SD)からギンガの新たな敵を知り、今度はエンペラ星人に惚れ込んだ様子を見せていたが、掃除をさぼっていたことがゴウキに露呈し、追いかけ回される。第100話におけるゴウキとアリサの『UPG怪獣極秘ファイル』(ミニコーナー)では、『新列伝』100回目の放送を祝していたが、ゴウキに後片付けを押し付けられる。
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