はやし‐ひかる【林光】
林 光
東京生まれ。作曲を尾高尚忠、池内友次郎に師事。東京芸大中退後、間宮芳生、外山雄三と共に「音楽のあらゆる分野にわたって日本の国民音楽の発展に役立つ仕事をしていきたい」と、「山羊の会」を結成。社会に目を向けたその姿勢は、その後特に劇音楽の分野に多くの成果をもたらしてゆく。75年より、オペラシアターこんにゃく座の芸術監督兼座付作曲家。1台のピアノが指揮者とオーケストラの役割を担う“ピアノ・オペラ”《セロ弾きのゴーシュ》(86)や、僅かな楽器をプラスした《我輩は猫である》(98)等々、魅力的な作品の数々を創作。軽快な作風と、沖縄音階やアイヌ音組織を用いる旋法的な書法は、その音楽の特徴と言えよう。芸術祭賞、モスクワ国際映画祭作曲賞、尾高賞、サントリー音楽賞他受賞多数。
林光
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林 光(はやし ひかる、1931年10月22日 - 2012年1月5日)は、日本の作曲家である。
- ^ a b c 『林光の音楽』小学館、2008年8月、241頁。ISBN 978-4-09-480161-3。
- ^ リリ子の夫阿部冨士雄はヴァイオリニスト、冨士雄の父阿部萬次郎はオーボエ奏者である。
- ^ a b リリ子を「姉」とする本もあるが「従姉」である。引用も「林光 追悼」畑中良輔『荻窪ラプソディ』(音楽之友社 2012年 pp.268-274)から。
- ^ “小林亜星:テレビの時代を駆け抜けた作曲家|話題の人|三田評論ONLINE”. 2021年11月18日閲覧。
- ^ a b c d 『林光の音楽』小学館、242頁。
- ^ a b c d e f g h i j 『日本の作曲家:近現代音楽人名事典』日外アソシエーツ、2008年、535-537頁。ISBN 978-4-8169-2119-3。
- ^ 小川昂編『新編日本の交響楽団定期演奏会記録1927-1981』民主音楽協会、1983年、126頁。ISBN 4-943886-05-1。
- ^ 『戦後作曲家グループ・活動の軌跡 1945-1960』日本近代音楽館、1998年4月、12-13頁。
- ^ 宮澤賢治, 林光, 吉増剛造著『賢治の音楽室 : 宮澤賢治、作詞作曲の全作品+詩と童話の朗読』小学館、2000年11月。ISBN 4-09-386104-8。
- ^ “作曲家の個展 II 音楽事業 サントリー芸術財団”. サントリー. 2023年7月23日閲覧。
- ^ a b “第30回(1998年度)サントリー音楽賞は 林 光氏に決定”. サントリー芸術財団. 2023年7月23日閲覧。
- ^ 日本オペラの夢 - 岩波書店
- ^ “国立国会図書館オンライン | National Diet Library Online”. ndlonline.ndl.go.jp. 2023年7月23日閲覧。
- ^ a b “林光の音楽 | 書籍”. 小学館. 2023年7月23日閲覧。
- ^ 林, 光、『林光の音楽』編集室『林光の音楽』小学館、2008年 。
- ^ 作曲家の林光さん死去 多くの日本語創作オペラ生む 朝日新聞 2012年1月7日閲覧。
- ^ 国立国会図書館>林光コレクション追加公開
- ^ “国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2023年7月25日閲覧。
「林 光」の例文・使い方・用例・文例
固有名詞の分類
日本の作曲家 | 三宅剛正 ブラザー・コーン 林光 萩京子 石丸寛 |
近現代の作曲家 | ヤロスラフ・イェジェク フェルッチョ・ブゾーニ 林光 萩京子 フランツ・ワックスマン |
近現代音楽の作曲家 | 三輪眞弘 藤枝守 林光 鈴木治行 飛田泰三 |
日本のクラシック音楽の作曲家 | 三輪眞弘 藤枝守 林光 大築邦雄 金井喜久子 |
オペラ作曲家 | アントン・エーベルル フェルッチョ・ブゾーニ 林光 萩京子 アントニオ・リテレス |
作曲家 | 小林亜星 aya Sueki 林光 渡辺宙明 中田ヤスタカ |
日本の映画音楽の作曲家 | 本多俊之 海田庄吾 林光 ゲイリー芦屋 金井喜久子 |
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