日本における呼称とは? わかりやすく解説

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日本における呼称

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 15:36 UTC 版)

日本の慰安婦」の記事における「日本における呼称」の解説

日本では古くより遊廓での娼婦遊女女郎、などと呼び19世紀後半日本では海外への出稼ぎ娼婦からゆきさんまた娘子軍とも呼んだ芸娼妓解放令1872年)や、朝鮮での「娼妓類似営業取締」(1881年)、娼妓取締規則1900年)等では「芸娼妓娼妓」と呼んだ関東局(編)の『関東局施政三十年史』(原書房 1974年によれば1909年12月日本政府中国当時は清)における日本租借地である関東州において日本人中国人女性に対して娼妓取締規則」により「娼妓遊女娼婦)」として管理してきたそれまで方針変更し対外関係を考慮して日本人女性に対してだけは娼妓家業認めないことにし、芸妓酌婦公娼行為をすることは黙認することにしたため関東州満州においては酌婦」が事実上日本人娼妓を差す用語となったという。この後内地日本本土)や朝鮮において「酌婦」という仕事名目女性を「満洲に連れ出し実際には「娼妓」と同様の売春」を強要する詐欺事件がしばしば起こったという。慰安婦業に従事する契約書においては仕事内容稼業婦や酌婦などと記されていた。1932年1938年の上海でも「酌婦」が使われている。 1932年4月1日の上派遣軍の軍娯楽場取締規則では、慰安所は「軍娯楽場」、性的接客をする女性従業員であっても単に「接客婦」と表記されている。1937年には「稼業婦女」、軍慰安所従業婦等募集に関する件では「従業婦」とも呼ばれた売春を「醜業」と呼ぶ事もあり、1938年支那渡航婦女の取扱に関する件では「醜業婦」と表記された。1939年1月17日第11軍軍医部会議指示では「特殊慰安婦」、1939年11月14日在中森川部隊特殊慰安業務に関する規定で「慰安婦」が使用された。秦郁彦によれば慰安婦」という語そのもの逐次広まったものであり、一方で公式用語として定着したわけではなかったと指摘している。また、海軍では「特要員」の名の下に戦地送られたとも言われている。公娼制下の日本では芸妓酌婦娼妓」の3つ区分したり、1940年頃中国渡航する慰安所関係の公文書でも「芸娼妓女給仲居女中酌婦芸妓」と一括されるなどしており、「慰安婦」の範囲基準は明らかではないが、慰安所入ったあとに慰安婦呼びかえられたともいわれる俗語ではそのほか現地軍人慰安婦のことを俗にピー」(prostitute 娼婦頭文字)、慰安所のことを「ピー屋」と呼んでいたとも言われている。 戦後慰安婦問題表面化した頃から「従軍慰安婦」という呼称広まったが、その後「従軍慰安婦」という呼称疑義呈され日本外務省アジア女性基金NHKなどでは「いわゆる従軍慰安婦」などと呼ぶようになった。現在は一般的に慰安婦」と呼称されている。

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日本における呼称

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 11:14 UTC 版)

大韓民国」の記事における「日本における呼称」の解説

日本語表記は、大韓民国。略称は、韓国もしくは南北朝鮮対比略称として南朝鮮。ただし、朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮政府を「朝鮮合法政府」として支持する者(朝鮮総聯など)や共産趣味(チョソンクラスター)の間では、南朝鮮みなみちょうせん)または南鮮なんせん)という呼称使用される。また大韓帝国韓国とも言った大韓民国の建国からしばらくの日本では、「韓国」のほかに「南朝鮮」「南鮮」などの呼称一般的であった1965年日韓基本条約締結国交樹立されてからは「大韓民国韓国)」の呼称使用されるうになるが、メディアなどでは「南朝鮮大韓民国」と二つ並べて呼称されることが多かった1980年代半ば以降、「南朝鮮」「南鮮」の呼称は公式の場面でほとんど用いられない例外として日本共産党南北国際連合加盟した際、「どちらか全体代表するという響きがない」として用いていたことがあった。日本語での伝統的な異称としては「高麗(こま、「」とも表記)」があり、「こまひと高麗人)」といえば朝鮮半島人々異称であった独立直後は「ハーヌ民国」と表記する地図もあった。

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日本における呼称

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 14:44 UTC 版)

天然ダム」の記事における「日本における呼称」の解説

日本の国土交通省はこの地形または現象河道閉塞かどうへいそく)と呼称している。また、天然ダム」と呼称する場合もある。また、マスメディアなどの報道では報道機関によって表現まちまちであり用語は統一されていない。特に新潟県中越地震以降地震湖地震ダム震災湖、震災ダム土砂崩れダム土砂ダム災害ダムなど、発生原因による表現方法や単に異なった表現方法用いられることが多い。 平成23年台風12号により形成された天然ダムを報道する際の例 報道各社ホームページでは、2011年段階で、次の呼称用いられている(2011年9月9日閲覧)。これは「天然ダム」を忌避しているため。土砂ダム:日本テレビTBSテレビ朝日朝日新聞毎日新聞共同通信ロイター通信 土砂崩れダム:フジテレビ読売新聞 天然ダム:産経新聞 せき止め湖堤体ではなく湛水域として):NHK 平成30年7月豪雨により形成された天然ダムを報道する際の例 平成30年7月豪雨報道では、前述表現とは異な呼称となっている社があり、社内でも統一はされていない土砂ダム:朝日新聞 自然のダム:日本テレビ 天然ダム:毎日新聞NHK

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