日本における呼称・俗語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 18:12 UTC 版)
「おなら」は「お鳴らし」が略されてできた女房言葉で、「屁」よりも上品(あるいは婉曲)な言い方であるとされており、およそ室町時代にできた言葉である。元来は屁のうち音が鳴ったもののみが「お鳴らし」であるため、音のしない屁を「おなら」と表現するのは厳密には誤用であり、江戸時代にこれら音のしない屁を指す「すかしっ屁」という表現ができた。 屁をすることを「屁をこく」「屁を放(ひ)る」「放屁する」と言う。「放る」とは、古くは「くしゃみ」のことを「鼻ひる」といい、「鼻嚏る」とも書いたように、鼻水その他を体外へ放出することであった。 また、屁に関する慣用句や俗語としては「イタチの最後っ屁」(追い詰められた時の必死の抵抗やあがき)、「屁の突っ張りにもならない」、「屁とも思わない」、へたれ(屁垂れ)などがある。
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