アンチエイジング
別表記:アンチエージング、抗老化
アンチエイジング(anti-aging)とは、心身の老化を少しでも抑え、できるだけ若さ・若々しさを保つこと、および、そのための取り組みのこと。anti-は「抗う」「反対する」という意味の接頭辞であり、agingは「加齢」または「老化」を意味する。日本語では「抗老化」と訳される場合もある。
アンチエイジングという表現は、とりわけ「美容と健康の維持」を主眼とする話題において使われやすい。アンチエイジングの目的や取り組みの例としては、「肌のシワやたるみを抑えてキメ・ツヤを維持する」、「白髪や抜け毛や髪の細りを抑えて豊かな黒髪を維持する」、「視力を維持し視力低下を抑える」、「膝や腰などの(加齢に伴う)痛みを抑える」、「全体的に生き生きとした毎日を送れる体を維持する」といった取り組みが挙げられやすい。
アンチエイジングのための取り組みの方法は多種多様である。食事・運動・サプリメント・医療、その他の生活スタイルまで、「老化を少しでも食い止める試み」という意義が見出されるものなら、あらゆる取り組みがアンチエイジングに該当することになる。肌の手入れ(基礎化粧品選び等)の話題では「エイジングケア」という言葉が用いられる場合もままある。エイジングケアは「年齢に応じた手入れ方法の選択」といった意味で用いられることの多い表現であり、「老化に抗する」ニュアンスよりは「年相応を受け入れる(その上で美容に気を配る)」というニュアンスで用いられやすい表現といえる。
こう‐ろうか〔カウラウクワ〕【抗老化】
読み方:こうろうか
抗老化医学
(抗老化 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/02 13:53 UTC 版)
抗老化医学(こうろうかいがく、英: life extension)は、積極的予防医学の一種で、老化を防ぐために行う行為の総称である。文脈においては、抗齢学 (こうれいがく)、アンチエイジング (英: Anti-Aging) 等の言葉が使われることがある。
- ^ 及川忠、森吉臣『図解アンチエイジング医療のすべてがわかる本』2010年、15頁
- ^ a b 坂本信夫、「内科診療の進歩糖尿病合併症の成因と対策」『日本内科学会雑誌』 1989年 78巻 11号 p.1540-1543, doi:10.2169/naika.78.1540
- ^ Sakamoto N, et al : "The features of causes of death in Japanese diabetics during the period 1971-1980." Tohoku J Exp Med 141(Suppl) : 1983 Volume 141 Issue Suppl Pages 631-638, doi:10.1620/tjem.141.Suppl_631
- ^ 川上正舒、「特集 糖尿病と動脈硬化症 動脈硬化症の分子機構」『糖尿病』 2003年 46巻 12号 p.913-915, doi:10.11213/tonyobyo1958.46.913
- ^ a b 及川忠、森吉臣『図解アンチエイジング医療のすべてがわかる本』2010年、16頁
- ^ 日本抗加齢医学会
- ^ 日本メイラード学会
- ^ 日本統合医療美容学会
- ^ 日本抗加齢美容医療学会
- ^ 抗糖化って知っていますか
- 1 抗老化医学とは
- 2 抗老化医学の概要
- 3 概要
- 4 ライフ・エクステンションを題材とした作品
抗老化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 17:23 UTC 版)
メトホルミンはマウス、線虫、ハエにおいて特定の条件下で寿命を延ばすことが確認されている。
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抗老化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 07:38 UTC 版)
「ニコチンアミドモノヌクレオチド」の記事における「抗老化」の解説
人間を含め、マウス、線虫など生物の老化の引き金になるものが、NADの減少であることが、世界中の抗老化研究者の共通認識になりつつある。NMNの摂取により、すぐにNADという補酵素に変換され、老化や寿命をコントロールする酵素であるサーチュインの働きが活性化される。サーチュインの遺伝子は長寿遺伝子とも呼ばれ、哺乳類はSIRT1(サーティワン)から7まで7種類のサーチュインを持つ。中でも重要なのがSIRT1で、血糖値を下げるインスリンの分泌を促進し、糖や脂肪の代謝を促したり、神経細胞を守り行動や記憶を制御するなど、老化や寿命のコントロールに非常に重要な役割を果たす。 マウスの実験では、SIRT1の機能を高めたところ、老化による病気、症状の発症時期を遅らせることができ、メスでは16.4%、オスでは9.1%健康寿命が延びた。また、ヒトの60代に相当する17-18カ月齢のマウスの脳の視床下部でSIRT1を高めると、人間の20代相当する3-4カ月齢のマウス並みに動き回るようになり、体温の上昇が見られるとともに代謝も高まった。SIRT1の働きすべてに必要なのがNADだが、NMNの摂取によりNADの量が増大し、SIRT1の働きが活性化する。 2011年にワシントン大学医学部今井眞一郎教授の報告では、糖尿病モデルマウスにNMNを投与した研究結果で、マウスではメスのほうがNMN投与による効果が大きいことが分かっている。マウスの実験では、人間の20-30代に相当する若い健康体にNMNを摂取させても大きな変化はなく、40-50代に相当する中高年になってから非投与群との差が出始めたため、ヒトでも高齢者の摂取での老化制御効果が期待できるとしている。 NADを合成するビタミンB3由来のサプリメントとして、NR(ニコチンアミドリボシド)との比較では、NRは口から摂るとほぼ100%腸内細菌で分解されてしまい、サーチュインを活性化するまでには至らないと考えられ、一方、NMNも腸内細菌で分解されるが、その前に、かなりの速さで血中に取り込まれてNADに変換されることが分かっている。 2021年7月現在では、サプリメントで摂取する方法と血中に点滴で投与する点滴療法がある。NMN自体の効果は、しっかりしたエビデンスができているが、ヒトにうまく投与できるかという製剤上の課題は残されている。研究では成分がヒトに吸収され、血中濃度が上がることまでは分かっている。著名人では堀江貴文が錠剤で摂取していることを明らかにしている。サプリメントの登場当初は価格帯が1ヵ月分で数十万~数万と非常に高価であったが、原材料を大量購入や低コストでの製造法が確立したことにより、近年では価格が一か月分で数千円のレベルまで下落している。[18]
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抗老化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 00:04 UTC 版)
線虫にオキサロ酢酸を摂取させると2mMolでは効果がなかったが8mMolで平均25%ほど寿命が伸びることがわかった。
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抗老化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/14 02:54 UTC 版)
「N-アシルエタノールアミン」の記事における「抗老化」の解説
線虫の抗老化研究で、寿命を延ばす効果がある食事制限において、 体内のNAEs量が減ること。 寿命を延ばすには体内のNAEsを欠乏させればよいこと。 NAEsのひとつ N-エイコサペンタエノイルエタノールアミンを摂取させると逆に長寿効果が抑制されること が確認された。
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