川崎市岡本太郎美術館
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川崎市岡本太郎美術館(かわさきしおかもとたろうびじゅつかん、Taro Okamoto Museum of Art,Kawasaki)は、神奈川県川崎市多摩区桝形の生田緑地内にある市立の美術館。芸術家、岡本太郎より川崎市に寄贈された作品1779点を所蔵・展示している。太郎の死後3年後の1999年に開館。
- ^ 1971年(昭和46年)11月11日、科学技術庁が中心になり、各省の権威者により関東一円に広がるローム台地におけるがけ崩れに関する研究が行われた。その最終段階としての災害防止実験がこの場所で行われたが、斜面崩壊実験の失敗により大惨事となった。詳細は川崎ローム斜面崩壊実験事故を参照。
- ^ 美術館建設地となった生田緑地ゴルフ場は、川崎市が「公有地が特定の人だけの利用に限られているのは問題である」との市民の声に応えて、裁判の末、1991年12月31日に賃貸先の私企業から返還を受けたものである。しかし市はそのまま市営ゴルフ場として運営していくことに決定したため、1992年2月に原告ら市民は「市営ゴルフ場を考える市民の会」を結成し「誰もが使える市民の広場にしてほしい」と署名運動をし、同年10月川崎市長へ陳情書を提出。以来、環境局長など環境局との話し合いを続けていた。[要出典]
- ^ 東京大学名誉教授小林直樹は「生田緑地は、都市の人間が今まで以上に自然との『生身』の深い関わりをしようとしたときに、それを保障するような生物多様性も保っているため、ますます貴重になってくるべき自然です。この地に岡本太郎美術館を建設して、生物多様性を犠牲にし、擬似的な都市型の公園に整備していくことは、今後の人間と自然との関わりのあり方を展望したときに、大変な時代錯誤であります」と陳述している。
- ^ 名産品 TAROの夢もなか 川崎市観光協会公式サイト
- ^ TAROの夢もなか 川崎市多摩区観光協会公式サイト
- ^ “岡本太郎美術館 9月から長期休館 工事で来年1月まで”. タウンニュース (2022年4月22日). 2022年12月9日閲覧。
- ^ “岡本太郎美術館 5カ月休館 きょうから 老朽化で修繕”. 東京新聞 (2022年9月1日). 2022年12月9日閲覧。
- ^ “「川崎市岡本太郎美術館」2023年2月1日(水)より再開 常設展「岡本太郎とにらめっこ」を開催 企画展では「第26回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」の入選作品を公開”. PR TIMES (2023年1月26日). 2023年4月19日閲覧。
- ^ 『平成9年(行ウ)第4号 川崎市生田緑地岡本太郎美術館建設公費違法支出差止請求事件(生田緑地・里山・自然の権利訴訟)』原告 生田緑地内ホンドギツネ、ホンドタヌキ、ギンヤンマ、カネコトタテグモ、ワレモコウ、代表江田雅子。被告 川崎市長・高橋清、川崎市まちづくり公社・高橋清、大熊辰熊、小机寛。請求の原因 生田緑地の自然を保全することの重要性。』
- ^ a b 岡本太郎美術館建設事業費等返還請求事件 平成13年(2001年)6月13日判決、一部却下、一部棄却、確定。『判例自治』(大阪大学大学院法学研究科グリーンアクセスプロジェクト公式サイト内)。2019年11月21日閲覧。
- ^ 生田緑地の自然を守る会編、江田雅子著『なぜ、生田緑地に岡本太郎美術館は建ってしまったのか - 「生田緑地の自然を守る会」活動の記録 -』川崎ぐらす・かわさき、2003年9月、川崎市立中原図書館蔵書、2016年7月7日閲覧。
- ^ a b c d 『平成9年(行ウ)第4号 川崎市生田緑地岡本太郎美術館建設公費違法支出差止請求事件(生田緑地・里山・自然の権利訴訟)』原告 生田緑地の自然を守る会 他122名、被告 川崎市長 高橋清 他2名、最終準備書面、2001年1月22日、原告ら訴訟代理人弁護士佐和洋亮、弁護士海野浩之、弁護士坂元雅行、弁護士関口桂織、弁護士古島ひろみ、(主任)弁護士朝倉淳也(森の風法律事務所)。
- 1 川崎市岡本太郎美術館とは
- 2 川崎市岡本太郎美術館の概要
- 3 概要
- 4 反対運動
- 5 参考文献
- 6 関連項目
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