滋賀県立陶芸の森とは? わかりやすく解説

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滋賀県立陶芸の森

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/28 09:37 UTC 版)

滋賀県立陶芸の森
The Shigaraki Ceramic Cultural Park
広場(2007年10月。階段上の建物は陶芸館)
分類 都市公園
所在地
座標 北緯34度53分3.40秒 東経136度3分27.67秒 / 北緯34.8842778度 東経136.0576861度 / 34.8842778; 136.0576861座標: 北緯34度53分3.40秒 東経136度3分27.67秒 / 北緯34.8842778度 東経136.0576861度 / 34.8842778; 136.0576861
開園 1990年
運営者 公益財団法人滋賀県陶芸の森(指定管理者
駐車場
  • 普通車:約250台[1]
  • 大型バス:約10台[1]
アクセス
備考 美術館などを併設する都市公園
公式サイト 滋賀県立陶芸の森
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滋賀県立陶芸の森
施設情報
愛称 陶芸館
専門分野 信楽焼
事業主体 滋賀県
管理運営 公益財団法人滋賀県陶芸の森(指定管理者)
所在地 529-1804
滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7
位置 北緯34度53分3.40秒 東経136度3分27.67秒 / 北緯34.8842778度 東経136.0576861度 / 34.8842778; 136.0576861
プロジェクト:GLAM
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滋賀県立陶芸の森(しがけんりつとうげいのもり、英文名称:The Shigaraki Ceramic Cultural Park)は、滋賀県甲賀市の信楽高原にある都市公園美術館コンベンションセンター、研修施設を備え、公益財団法人滋賀県陶芸の森が指定管理者として管理運営を行っている。

概要

六古窯の一つでもある信楽焼の情報発信と文化・産業の振興、人材育成、文化創造の環境提供、そして県民のレクリエーションを目的として1990年平成2年)6月に開設。

信楽焼の産地である信楽の市街地(標高300m)を見下ろす丘陵(標高350m)に位置する、面積40haの自然の地形と森林を生かした都市公園である。

1991年(平成3年)の世界陶芸祭のメイン会場とされ、公園内にはこの時から使われている陶芸専門の美術館、展示館、研修館が分散して設置されている。

遊歩道が巡らされ、野外展示場「星の広場」など園内の至る所で当施設で焼成された陶芸作品が展示されている。

2008年(平成20年)に発足した日本の陶磁専門公立博物館で構成される組織「陶磁ネットワーク会議」の創立メンバーである[2]

主な施設

  • 創作研修館
    • アーティスト・イン・レジデンスとよばれる滞在型の陶磁器制作スタジオ。新進の陶芸家への創作の場の提供を目的とする施設である。館の山手には製作のためののぼり窯が点在する。
  • 信楽産業展示館
    • 現在の信楽焼の紹介と産業振興を目的とする施設。総合展示場や信楽ホール、会議室、ショップ、レストランを備える。
  • 陶芸館
    • 陶芸専門の美術館。陶芸の芸術・文化振興を目的とする施設。当施設付近の野外に作品を展示している(詳細は後述)。
  • 星の広場
    • 陶芸作品の野外展示場。詳細は後述
  • 日本庭園

野外展示作品

陶芸館付近および星の広場に陶芸などの各作品を展示している[3]。詳細は下表を参照。なお、本項では作品の制作年順に記載する。

野外展示 陶芸館

作者 作品名 製作年 備考
リンダ・ケアーズ とぎ・ざ・たぬき 1992年  
杉浦康益 陶石の石陶 2003年  
川上力三 風の門-宙- 2005年  
上野円 幸せを食べる。。。 2006年  
都丸俊夫 マルチファニチャー 2011年  
吉村敏治 天地のことば 2013年  
リサ・ラーソン(デザイン)、青木寿美子(絵付) モニュメント「生命の樹」 2015年  
ヴィルマ・ヴィラバーデ JUMP 2018年  

野外展示 星の広場

作者 作品名 製作年 備考
ニーノ・カルーソイタリア語版 モニュメント「風と星」 1991年 (作品画像:[4]
ジュン・カネコ(金子潤)英語版 ダンゴ  
任胤善 誕生、私、永遠 1993年 3作品とも1993年製作
ピーター・カラス 幽霊 1995年  
上田健次 断・碑
李基柱 祝祭の夜 1997年  
レイウェン・アトキンソン ペーパーマウンテン 1998年  
シャンドール・ケチケメティ みんなのクロス 1999年  
星野暁 古代緑地の雨  
ザビーネ・ヘラー 無題 2001年  
速水史朗 DON  
林康夫 無題
吉竹弘 情景  
中井川由季 膨らみながら進むⅠ 2002年  
栄木正敏 クライム ブルー (作品画像:[5]
徐永旭 超-空間-風 2004年  
サンドロ・ロレンティーニ 炎の人 2007年 (作品画像:[6]

ギャラリー

利用情報

  • 開園時間:9時30分 - 17時00分(陶芸館および信楽産業展示館への入館は16時30分まで)[7]
  • 休園日:月曜(月曜が祝日または振替休日の場合は翌日)、年末年始[7]
  • 入園料:無料(ただし陶芸館は有料)[7]
  • 所在地:〒529-1804 滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7

アクセス

公共交通機関
自動車

周辺

その他

  • 信楽を舞台とした連続テレビ小説スカーレット』(NHK)が2019年9月30日から2020年3月28日に放送されたが、同作品の推進協議会、「『スカーレット』で甲賀を盛り上げる推進協議会」(現・「甲賀ロケーション推進協議会」)が発行したガイドマップには当施設や同作品のロケ地案内が記されている[9]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j 交通アクセス”. 滋賀県立陶芸の森. 2023年12月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
  2. ^ 陶磁ネットワーク発足 全国の6館連携」『佐賀新聞』2008年5月25日。オリジナルの2016年4月9日時点におけるアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
  3. ^ 「野外展示散策ロード」出品作品リスト” (PDF). 滋賀県立陶芸の森. 2020年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
  4. ^ 記憶と空間の造形 イタリア現代陶芸の巨匠 ニーノ・カルーソ プレスリリース” (PDF). 京都国立近代美術館. p. 2 (2019年12月). 2022年8月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
  5. ^ 栄木正敏「セラミックデザインの可能性」作品”. 国際デザインセンター. 2004年12月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
  6. ^ 小林沙友里(文); 二階堂直敬(撮影) (2018年3月29日). “アール・ブリュットに陶芸、古美術、建築も。注目のエリア・滋賀のアートスポットをめぐる”. 美術手帖. 2022年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
  7. ^ a b c ご利用案内”. 滋賀県立陶芸の森. 2024年7月15日閲覧。
  8. ^ a b c 滋賀県立陶芸の森”. 滋賀・びわ湖観光情報. びわこビジターズビューロー. 2023年11月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
  9. ^ 「スカーレット」ゆかりの地ナビ” (PDF). 「『スカーレット』で甲賀を盛り上げる推進協議会」(現・「甲賀ロケーション推進協議会」) (2020年9月). 2024年7月15日閲覧。

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