アーティスト・イン・レジデンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/05 22:31 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動アーティスト・イン・レジデンス(英: Artist-in-residence program)は、各種の芸術制作を行う人物を一定期間ある土地に招聘し、その土地に滞在しながらの作品制作を行わせる事業のことである。
概要
作家を招聘して作品制作を行わせる行為は、ミケランジェロが工房のあるローマに招聘されてシスティーナ礼拝堂天井画を描いたことなど、ルネサンス以前から存在していた。原点は1666年、フランスの王立アカデミーがヴィラ・メディチを買い取り、ローマ賞受賞者を留学させたことにさかのぼる。20世紀初頭、ニューヨーク州にYaddoやWoodstock Guild/ Byrdcliffe Arts Colonyといった滞在型の制作スタジオが設立されたのがはじまりとされる。
現在日本でも、『滋賀県立陶芸の森』、『アーカス・プロジェクトいばらき』、『秋吉台国際芸術村』、『KIITOアーティスト・イン・レジデンス』、『PARADISE AIR』、『城崎国際アートセンター』や『寿オルタナティブネットワーク』などをはじめ、アーティストが住み込むことによるアートの芽吹きに注目が集まっている。
またアーティストを漫画家に特化した取り組みとして『コミック・アーティスト・イン・レジデンス』事業も行われている[1]。
参考文献
- アーティスト・イン・レジデンス入門 - ネットTAM
脚注
- ^ “海外アーティストが北九州に滞在!”. アジア・ユース・カルチャー・センター(AYCC) (2018年11月2日). 2019年2月6日閲覧。
外部リンク
- AIR_J:日本全国のアーティスト・イン・レジデンス総合データベース - 国際交流基金情報センター
- アーティスト・イン・レジデンス:現代美術用語辞典 - artscape
アーティストインレジデンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/07 04:56 UTC 版)
「イチハナリアートプロジェクト」の記事における「アーティストインレジデンス」の解説
2012年度、2013年度の屋外展示作品ではゲストアーティストとして、眞壁陸二(2012年、2013年)・石塚沙矢香(2013年)を迎え、伊計集落内の民家の壁を活用した屋外アートや民家の屋内を利用したアートを制作・展示した。ゲストアーティストに現地に約1ヶ月滞在してもらい、地元の人や情景等を「見て・聞いて・感じる」過程を踏まえて、島の特徴を生かした作品を制作してもらうことで、より地域に根差したアート展開を図った。 2014年は萩原由美乃、前田彬、三輪恭子、山城芽、与太郎がアーティストインレジデンスでの作家として参加した。集落内にアートを設置・展開することで、普段通らない所、見せたい所へ観覧客に誘導・周遊してもらい、島の良さをアピールするとともに、観光等の経済波及効果を図った。 2015年は、コンペティション入選作家以外では沖縄県内の作家を招聘しており、厳密には 滞在制作とは異なるが、島しょ地域に通いながら製作を行った。 三輪恭子 アーティスト コンペティション(公募) 見つめる先に 川崎泰史 アーティスト コンペティション(公募) AYAHASHI 津田翔平 アーティスト コンペティション(公募) line Keng-Shing アーティスト 沖縄県出身 伊計島レコーヂィング研究所 比嘉豊光 写真家 沖縄県出身伊計島エイサー・ウシデーク 日比康人 地域おこし協力隊 コンペティション(公募) 樹になる木 丹治莉恵 大学講師 沖縄在住 Nontitle 石垣克子 アーティスト 沖縄県出身 黄色い人々 大塚泰生 アーティスト 沖縄在住 Nontitle 左刀大地 アーティスト 沖縄在住 Nontitle 2016年は、堀尾貞治ひきいる現場芸術集団「空気」のメンバー15名程度が伊計島を訪れ、古民家に滞在して制作を行った。
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