島の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 07:33 UTC 版)
島は、海に囲まれた陸地のことであるが、この意味では大陸と島とには明確な区別はない。相対的に、大きいものを大陸と呼ぶ。ただし、生物の立場からは、島の大きさは重要な意味合いがある。大陸では、通常どの様な生物でも複数の個体群が生存可能である。これは、絶滅の危険の回避や、進化的な多様性から考えれば、重要な点である。また、色々な気候帯の区域が存在する。これは、その時点での環境の多様性と言う意味だけでなく、地学的な歴史上の気候変動に際しても、どこかに逃げ場が残る可能性を意味する。 これに対して島は、その面積の小ささから、気候の多様性に欠け、個体群の規模は制限され、絶滅が起きやすい側面がある一方、広い面積での生物の出入りが起きないために、特殊な生物が生き延びる場合がある。このように、生物にとっては、面積の差以上に、島の意味は大きい。
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