履歴における賞罰の表記とは? わかりやすく解説

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履歴における賞罰の表記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 10:22 UTC 版)

表彰」の記事における「履歴における賞罰の表記」の解説

履歴書における賞罰欄への記入 求人への応募に際して提出する履歴書では、表記事項として賞罰のあるものもある。現在では賞罰を記さない場合も多いが、特に賞罰を記す必要がある場合表彰賞については、主に公の表彰賞について、国や都道府県など代表的なもの表記するのが通例である。懲戒処分刑罰なども率直に表記なければ虚偽とされるように、受けた表彰率直に表記した方がよいとされる表彰とは、本稿冒頭にもあるよう多種多様な種類がある。表彰と賞の違い代表されるように、その名称により表彰受けた場合正確な表記微妙に異なる。以下に、表彰の種類それぞれの相違点比較しながら概説したい。 表彰と賞、顕彰の相違点 通常表彰とは社会的に評価される行為或いは活動特定の集団または組織において能力実績労苦に対して激励するとともに周囲模範として知らしめる意味を持つ。顕彰とは、故人偉勲遺功たたえるため、後進人々称えること、或いは殉職者対す表彰など通常の表彰よりも重い意味を持つ場合用いられることが多い。生存者に対して顕彰用いることもある。賞とは、主にコンテストコンクールコンペなど競技の伴う大会や行事において、優秀な成績挙げた者に授与されるのが一般的であるが、その他の表彰明確な区別がなく混同され使用されることも少なくない相違については、必ずしも明確な区分ない場合も多いが、公的機関表彰場合例え内閣総理大臣表彰内閣総理大臣賞同一でないように、表記厳密に区別される場合もある。 表彰状と褒状・顕彰状、賞状・感謝状の相違点 章記表彰記章等の伴う表彰授与贈呈をする際に書状のこと(栄典では、叙位には位記叙勲には勲記褒章受章には褒章の記が授与される)。 学位記とは、本来、学位授与する証書のことであるが、表彰では名誉学位贈呈の際に贈られる書状のこと。 称号記は称号の伴う表彰をする際に授与贈呈をする際に授与される書状のこと。 表彰状公的機関企業・法人職員社員など部内関係者労苦功績実績讃える場合授与される書状のこと。 褒状及び顕彰状、褒彰状は、表彰状同義であるが、殉職者他界した功労者遺業表彰する場合、特に功績顕著な場合用い書状のこと。 賞状は、主に大会コンクールコンテストなど、優秀者への賞が設定されている場合にこれらの賞を獲得したに対して授与贈呈される書状のこと。賞状ではなく、賞としての表記する場合もある。 感謝状は、主に特定の責務のない市民部外者善意ある協力対し、その労苦貢献謝意を示す場合用いるのが通例である。 証書表彰内容及び実施証明する書面のことである。主な例として軍隊消防など組織において授与される善行章精勤章付随して交付される善行証書精勤証書などがある。 感状は、武勇賞する書状。主に平安時代以降武士の武勲対す評価として恩賞一環として授与されるようになり、戦前軍人に対す褒賞としても授与された。今日では一般的な用例はない。 官途状南北朝時代から江戸時代にかけて、主君勲功ある家臣与えた非公式な官職名授与証する書状恩賞一環として授与された。明治時代以降は公式なものとしては発給されていない表彰授け場合表記授与:主に公的機関企業・法人などの部内表彰などを行う際に用いる。 授賞:賞を授けること。あまり用いられない贈呈:主に部外表彰用い表現部外協力者市民対し感謝状などを以って表彰する際に用いる。特に任務報酬による善行ではなく部外からの善意による協力者などに用いるのが通例といえる表彰受けた場合表記受位:位階を受けること。学位取得した場合にも用例がある。 受勲勲位勲等を受けること。 受段:段位を受けること。 受級:等級を受けること。 受爵:爵位を受けること。 受階:受位と同義であるが、主に軍人公務員階級を受ける場合キリスト教などで聖職者叙階された場合用いられる受章勲章褒章記章及び章記授与を伴う表彰を受けること。 受彰顕彰・褒彰・表彰及び顕彰状、褒彰状・表彰状を受けること。 受賞:賞及び褒状賞状などを受けること。 受称:称号及び称号記を受けること。 受償:報償等を受けること。 受号:称号を受けること(授与する団体により受号という場合もある)。 受杯:杯の伴う表彰を受けること(優勝準優勝など適当な表現がある場合はそれらを用いる)。 優勝大会等で1位になり、優勝すること(2位準優勝等)。 入賞大会等3位等の順位獲得すること。 入選佳作など一定の成果上げること。 獲得グランプリ等の成果上げてタイトル等獲得すること。 防衛獲得しているタイトル賭けたタイトルマッチ防衛を果たすこと。 拝受:その他、適当な表現がなく謙譲して呼称する場合受領:その他、適当な表現ない場合など。 取得資格などに使うだけであまり用例はないが稀に用いる。 ※表彰を受け、賞歴を記す場合表記には主に以上のようなものがある。表彰性格により表現大きな相違はあるが、謙譲語としていずれの表彰場合にも拝受と記すこともある。但し、スポーツ芸術優劣競う大会やコンテスト・コンクールなど成績によって獲得するに対して拝受という表現用いない感謝状など、いずれにも該当しない場合贈呈と記す例もあるが、受ける側の表現として適当ではなく拝受受領と記すのが一般的といえる表彰準じる成果を記す場合ノミネートアカデミー賞のように受賞者候補として指名されること。また、受賞しなかった場合ノミネート実績として記す場合が多い。 順位競技などの都道府県大会全国大会国際大会等に出場し表彰に至らなかったものの、一定の順位獲得した場合、その順位実績として表記する場合が多い。入賞表記する場合順位のみ表記する場合とがある。 出場競技などの都道府県大会全国大会国際大会等に出場し表彰獲得に至らなかった場合実績として記す場合が多い。 その他、表彰関係する概念・用語表彰機関表彰資格審査し授与する機関のこと。 表彰権者表彰機関において表彰相応しいか適格性を審査し授与する立場選考審査には第三者介在させる場合も多い。 表彰規則表彰規程など様々な名称があるが、表彰について定めた規則のこと。国際機関・国・公共機関法人団体等定める。 表彰制度一定の功労功績善行成果対し表彰授与する制度表彰者表彰権者に同じ。 被表彰者表彰を受ける者。表彰性格により功労者受章者受彰者・受賞者表彰選手などと称することもある。 表彰審査表彰要件該当し、被表彰者として適格であるかを審査すること。 表彰申請特定の表彰要件該当する者する者がこれを申請すること。主に自薦可能な場合に行う。自動車優良ドライバーなどにみられる表彰推薦表彰適格である者を第三者上司監督者所属機関外部機関推薦すること。 表彰式表彰授与するために開催される式典授賞式表彰会などという名目での開催もあれば、特定の行事表彰実施組み込まれている場合もある。 表彰台大会等優勝以下3位までの入賞者表彰式において上がることができる台。 授与内部職員職務上の成績評価され部内者など表彰する場合表彰授けることを授与という。 贈呈部外者民間協力者など任意の協力による功績たたえる場合表彰授けることを贈呈という。 伝達表彰機関多忙ないし一人表彰授与を行うには人数膨大となる場合、他の行政機関依頼して表彰者表彰伝達することがある(例えば国による表彰伝達都道府県ないし市町村が行ことがある)。

※この「履歴における賞罰の表記」の解説は、「表彰」の解説の一部です。
「履歴における賞罰の表記」を含む「表彰」の記事については、「表彰」の概要を参照ください。

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