外国の超人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/08 03:16 UTC 版)
「コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜」の記事における「外国の超人」の解説
マスターウルティマ 声 - 櫻井トオル 米国の天才科学者超人。宇宙人(ヒューマー)と地球人のハーフだが見た目はほぼ宇宙人。人類の科学力ではありえない短時間で太陽系を行き来出来るロケットを持つ。神化42年には火星で捕獲した数種類の宇宙怪獣を地球に持ち込み、米軍はこれを実戦配備している。 神化42年夏、怪獣軍団を乗せた米空母とともに日本に寄港しようとした際、アースちゃんに阻まれる。このことがきっかけとなり、世論は怪獣の戦争利用反対へと傾いていくことになる。 爾郎の中に宿る「存在」のパワーを欲しており、長川神に「クロードのヘルメット」を与え爾郎に相対させる・脱走米兵マレル曹長と共に行動する爾郎の確保をカロルコ大佐に命令するなど、影で様々な画策を実行している。 なおクロードのヘルメットに用いた超人能力増幅機能は後年さらに改良を施され、「レックスFE」やスーパーロボット「NUTS」の操縦用に使われることになる。 神化50年10月、旧世代の超人である妖怪、神々をエネルギー源とするシステムを開発し、大超人博を隠れ蓑にウルティマポリスに多くの妖怪たちを狩り集めるが、その事実を知った笑美が激怒、妖怪たちとの激しい戦闘の末殺害されてしまう。 基本的には銀色の不思議なスーツに身を包んでおり、素顔も隠している。そのため、一見するとそういう姿の宇宙人であるかのようにも見える。 ガルボイ・ライカー 声 - 最上嗣生 史上初めて生身での宇宙飛行に成功したソ連の英雄超人。重力や磁力を用いて空中や宇宙空間を高速移動する能力を持つ超人飛行士で、レーダーには映らない。神化39年10月にオアフ島の米海軍太平洋艦隊司令部を宇宙から攻撃せよという指令を民間人の被害を考慮して拒否したため、党中央委員会から反革命分子と見なされ訓練センターに左遷されていた。命令拒否後に党中央委員会を批判した際の「全ての超人は地球のためにある、それ程までに地球は美しい」という演説が有名になっている。 神化43年8月にクロードの呼びかけに応じて日本に飛来、小笠原へと向かう途中マスターウルティマと航空自衛隊の待ち伏せを受け負傷。府立八方高校の敷地内に墜落し、駆けつけた南零一へ日本と米国が秘密裏に行っている超人への横暴な行いを知らせた後、力尽き息絶えた。 「四人組」 神化30年代後半ごろから、全世界規模で人気を博していた四人編成のロックバンド。彼らの奏でるエレキギターの旋律や歌を聞いた観客は「心の窓」が開放されるように感じられ、特に感受性の強い若者の一部においては、遥か遠くの人の心を感じ取れるかのような超人的能力発現の兆候が見られる。 神化41年6月に訪日し、日本武道館でコンサートを開催。前座として登場したコミックバンド・マウンテンホースとバックヤードですれ違ったことで、メンバーたちのその後の人生に大きな影響を与える。 ジャングルオペレーションエンフォーサーズ(JUNGLE OPERATION ENFORCERS) 略称「JOE」。神化40年代前半頃より東南アジア某国周辺で続く地域紛争に介入した米軍が、敵国のジャングルに潜むゲリラ超人掃討を目的に組織した特殊部隊。 隊長はじめ全員が超人だが、アンタレス号で行われた実験と同様、人権を無視した「(相当に)強引な」サイボーグボディへの「強化改造」が施されている。 (人吉孫竹博士の見立てによると、この改造により全員かなりのストレスが蓄積し情緒不安定な状態にあるという) 彼らが暴走し世間に存在が明るみに出る前に部隊を丸ごと「処理」し、闇に葬ろうという米軍上層部の意向により、神化49年7月には戦場から撤兵し日本の横田基地内に移送、隔離(表向きは駐留)状態にある。カロルコ・ワイルダー大佐 声 - 中田譲治 JOEを指揮する部隊長。彼自身もサイボーグ改造された超人。日本で軍から脱走したマレル曹長を確保するため、超人課に捜査協力を依頼する。 軍上層部の思惑は承知しているようだが、彼独自の思想と矜持に基づき「燃え尽きるまで」戦い続けることを誓っている。 ジョナサン・マレル曹長 声 - 関口英司 JOE部隊に所属していたサイボーグ超人兵士。軍人となったあと自身の信じる正義を実現するためJOE入りし、改造手術を受け東南アジアで戦っていたが、泥沼化し終わりの見えない状況の中、祖国とは全く異なる土俗的な空気に満ちた敵国とその地で生まれた超人ゲリラに恐怖心を抱くようになる。 部隊が日本の横田基地に「駐留」した時を見計らい脱走。爾朗と出会い母なる国へ帰る手助けをしてもらうことになる。しかし既に彼の心は壊れかけており、戦場で体感したような霊的な「何か」に満ちた日本の地で再び恐怖に囚われ遂には暴走、武装を展開し追撃してきたJOE隊員および数名の日本人を殺害した後、カロルコ大佐によって「楽にしてもらい」、遺体という形で帰国することになった。 東南アジアの超人たち JOEが戦った現地の超人たち。仮面を被り霊的な加護を得て巨大な獣人と化し、ゲリラ戦法を駆使して戦う。 この他、日本で言うところの「妖怪」的な超人もおり、彼らは捕獲され研究のためにJOEと共に横田基地に隔離されていた。マレル曹長が暴走し日本人を殺めてしまった際は、このうちの何人かが犯人に仕立てられ射殺され「日本に流入した外来妖怪の凶行」として処理、真実は隠蔽された。
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