国家一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 00:51 UTC 版)
「Almagest -Overture-」の記事における「国家一覧」の解説
以下にシナリオ1開始時における国家について解説する。他のシナリオに登場する国家や、イベントによって生まれる国家もあるため、すべての国家を網羅したものではない。 地球統一連邦(UFE) 主星:ソル星系アース 元首:ジェームス・ジャクソン連邦大統領 主義:保守 ソル星系とアルファケンタウリ星系の古い殖民惑星を直轄区とし、アガスティア行政区とメガリス行政区には総督を派遣している。地球の環境が今なお劣悪であるため、その繁栄のために殖民惑星に圧政を敷いている。ジャクソンは高い政治力を持つが、その能力は自身の地位を保つためだけに使われている。軍事力は強大で、独立運動を容易に鎮圧できると考えられているほどである。 セレスティア共和国(CLS) 主星:セレスタイト星系クリアウォーター 元首:ハンス・トリティン首相 主義:改革 セレスタイト星系は資源が豊かで、クリアウォーターは地球に酷似した環境を持っている。この星系には知識層・富裕層が優先的に殖民を行い、当初から独立の意識が強かった。ファンロン事件によって独立派が勢力を増し、その中でも弁舌に長けたトリティンが頭角を現し、新国家セレスティア共和国の首相の座に就いた。軍の士官たちは有能だが、政治力がないために辺境に追いやられた者が多い。 フリーダムトーチ共和国(FDM) 主星:アルファケンタウリ星系フロンティア 元首:ポール・アップルシード大統領 主義:改革 セレスティア共和国の独立に呼応して建国された。フロンティアはあまり居住に適した環境ではなく、失業者対策として場当たり的に開発されてきたが、それゆえに苦難を乗り越えてきた住民たちの独立意識は高かった。アップルシードは著名な俳優だったという経歴を持ち、政治や軍事に長けているわけではないが、それゆえに有識者の招聘を盛んに行っている。軍はアガスティア行政区からの離反者を編成したもので、若い士官が多い。理想に燃える彼らは暴走の危険もはらんでおり、統率するダントン准将は苦労している。 イザナミ皇国(IZN) 主星:イザナギ星系イザナミ 元首:ナナミ・イクセ女皇 主義:中道 主星のイザナミは惑星表面の94%が海か氷に覆われている。国土も資源もないイザナミ人は、技術力だけが頼りだったため、そのレベルは高い。民族運動「サクラ・コミュニティー」によって建国され、その代表者のイクセ家が君主を務めてきたが、地球統一連邦から行政区の承認を得るために立憲君主制に移行しつつある。現在の元首であるナナミ・イクセは潔癖な性格で、地球統一連邦と関係は持ちつつも政治浄化を強く要求している。国民の間での独立意識は強いが、地球信仰も篤いため、地球圏での紛争は望んでいない。軍は人材不足に悩まされている。 神聖メシアン教国(MSA) 主星:イザナギ星系カテドラル 元首:マイケル・ガーディアン教皇 主義:保守 巨大宗教「メシアン教」による宗教国家。所属する惑星は豊かとはいえず、イザナミからの援助に頼っているが、両国の宗教観の違いによる摩擦は大きい。ガーディアンは平和主義を唱え、あらゆる紛争に反対している。軍は教団の名誉職としての役割を持つため、士官の実力は不十分である。そのため、イリアスの悲劇後に地球統一連邦から移籍したイスラフィル中将が中心となっている。 オリンピア連合(OLY) 主星:アルファケンタウリ星系プロメテウス 元首:アイザック・バートン評議長 主義:中道 ファンロン事件をきっかけとして、紛争に対抗するためにできた連合体である。オリンピア連合は各地の独立運動を支持するわけではないが、地球統一連邦に従っているわけでもない。所属する惑星の政治的スタンスに差があり、統一した行動に出られないためである。プロメテウスは科学振興地域であったために技術力が高く、バートンも優れた科学者である。また、プロメテウスはエルガレイオン社の本社所在地でもある。軍はアガスティア行政区の辺境治安維持部隊が前身であり、士官は特定の思想を持たない職業的軍人か、各惑星の自治軍出身であることが多い。 ファンロン共和国(FAN) 主星:セレスタイト星系ダンビュライト 元首:ジョンソン・パク大統領 主義:孤立 ファンロン事件によって、アガスティア行政区の第6艦隊司令であったパクがダンビュライトを占拠して樹立した独裁国家。その経緯から独立派からも承認されておらず、孤立状態にある。軍は予備艦艇を多く持つが、士官の能力には疑問がある。パクは軍人としての能力は高いが、政治力は低く国は荒廃してしまっている。しかし、部下からは自分たちを取り立ててくれた恩人として尊敬されている。 W.L.T.C.(WLT) 主星:ロゼッタ星系グッドホープ 元首:マチス・フライヤー総帥 主義:改革 W.L.T.C.は銀河の未踏領域への進出を目指す急進的な運動である。フライヤーはその中でも原理主義的な考えを持つが、W.L.T.C.の中には様々な思惑を持つ者がいるため、十分に指導力を発揮できていない。主星グッドホープの開発は、W.L.T.C.が深くかかわったため、他の独立国に呼応して独立した際にも、住民たちはW.L.T.C.に政権を委託した。経済力は脆弱だが、優秀な人材がそろっている。 メガリス行政区(MGL) 主星:ロゼッタ星系メガリス 元首:ウェンディ・マークライト総督 主義:保守 メガリス行政区総督の地位は地球統一連邦内部で箔付けのために利用されており、頻繁に交代しているために一貫した政策が取れず、開発は遅れている。W.L.T.C.の独立によって政情も不安定である。この事態に対してマークライトは決断力に欠け、十分な対策が取れていない。優秀な人材の流出が激しく、軍の士気は低い。 ブラオローゼ公国(BRR) 主星:ロゼッタ星系ブラオローゼ 元首:ルートヴィヒ・ライプニッツ公王 主義:中道 主星のブラオローゼは、貴族主義的な者たちによって開拓され、特殊な政治体制を生んだ。限られた一族にのみ権力が世襲される体制には腐敗もあるが、福祉が充実していることから国民の支持は高い。元首は公王と呼ばれ、地球統一連邦から行政を委任されており、4つの公爵家から選挙で選ばれる。ライプニッツは若くして諸侯に公王の地位を認めさせた実力者である。各地の独立戦争の動きには地球統一連邦を支持しているが、国民の中ではブラオローゼ公国が混乱を収拾することを望む声も大きい。 アプサラス特別区(APS) 主星:アルファケンタウリ星系アプサラス 元首:クローネ・トラパトーニ首長 主義:中立 国家ではないが、事実上の独立勢力である。アプサラスは交通の要衝に位置するため、高い経済力を持つ。歓楽都市でもあり、治安は悪くマフィアがはびこっている。トラパトーニもマフィアの首領であり、隠然とした実力を持つ。他国に対してはアプサラスへの不干渉だけを望み、連邦派と独立派の争いには関知しない姿勢を取っている。 アガスティア行政区(AGS) 主星:アルファケンタウリ星系アガスティア 元首:サティーラナ・ジャナンタ総督 主義:保守 銀河の流通の中心であるが、その利益を地球に吸い取られているために豊かな行政区とは言えない。ジャナンタは官僚的な人物で、行政区の複雑な状況を無難にやり過ごすことだけを考えている。軍の人材は連邦直轄区に勝るが、独立勢力に人材が流出しており、弱体化している。
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