周辺のプレートとの関係
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「カリブプレート」の記事における「周辺のプレートとの関係」の解説
エルサルバドルからコスタリカにかけての太平洋岸は中央アメリカ海溝の一部で、カリブプレートの下にココスプレートが沈み込んでいる。パナマ南岸はナスカプレートとの境界、パナマ・コロンビア国境地帯は南アメリカプレートとの境界で、衝突型境界やトランスフォーム断層などと推定されているが不明瞭である。 コロンビア北岸では、カリブプレートが南アメリカプレートの下に沈み込む海溝となっている。アルバ近海 - カラカス近海 - トリニダード・トバゴ東方沖までは拡大型境界やトランスフォーム断層で、ここでも南アメリカプレートと接している。小アンティル諸島の東岸は海溝となっており、南アメリカプレートがカリブプレートの下に沈み込んでいる。この海溝では、プレートの沈み込みの影響で小アンティル諸島の諸火山が活動している。 アンティグア・バーブーダ付近からは北アメリカプレートとの境界となる。この付近では、大アンティル諸島北岸のプエルトリコ海溝と南岸の海溝のどちらがプレートの境界であるか議論があり、定まっていない。キューバ南岸より西側はケイマン海溝(トランスフォーム断層)が境界をなしていることがわかっている。ケイマン海溝はグアテマラに達すると拡大型境界に変わり、中央アメリカ海溝まで続いている。
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周辺のプレートとの関係
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「ユーラシアプレート」の記事における「周辺のプレートとの関係」の解説
大西洋中央海嶺から北極海、ベルホヤンスク山脈、間宮海峡、日本海東部、本州中部にかけての長いラインで北アメリカプレートと接している。また、相模トラフから南海トラフ、南西諸島海溝、フィリピン海溝にかけての海域ではフィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込んでいる。日本付近のプレートについては諸説あり、過去には日本列島全体がユーラシアプレートに属するという見方がされてきたが、日本海東縁変動帯で地震が多発したことなどから糸魚川静岡構造線辺りを境界に東日本が北アメリカプレートに属するという見方が主流となり、最近ではさらに細かく分けて西南日本はアムールプレート、東北日本はオホーツクプレートとする説も出てきている。 ニューギニア島西方沖からスンダ海溝にかけてオーストラリアプレートが沈み込んでおり、アラカン山脈やパトカイ山脈では同プレートと衝突している。ヒマラヤ山脈ではインドプレートと衝突して高い山脈を形成している。ザグロス山脈南端からシリア北部、キプロス島付近でアラビアプレートと、キプロス島からジブラルタル海峡、アゾレス諸島付近でアフリカプレートとそれぞれ衝突しており、アゾレス諸島付近ではトランスフォーム断層を作っている。
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周辺のプレートとの関係
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「インド・オーストラリアプレート」の記事における「周辺のプレートとの関係」の解説
アラビア半島沖のソコトラ島東方沖からアムステルダム島付近まで、南東方向に曲がりくねりながら、長さ数千kmのインド洋中央海嶺がある。ここはアフリカプレートと大地溝帯を隔てて離れつつあるソマリアプレートとの境界である。アムステルダム島からマッコーリー島付近まで、東方向に曲がりくねりながら、これまた長さ数千kmのオーストラリア南極海嶺がある。ここは南極プレートとの境界である。 マッコーリー島付近からニュージーランドのクック海峡付近までは、弓のように曲がった境界線が作られており、トランスフォーム断層や海溝、衝突型境界が交互に並んでいる。クック海峡を過ぎると、北島の東方沖からサモア東方沖まで連なるヒクランギ海溝・ケルマデック海溝・トンガ海溝になる。これらの海溝では太平洋プレートがインド・オーストラリアプレートの下に沈みこんでいる。サモア東方沖からは、サモアやフィジーを北東から南西に貫く境界が走っている。ここは火山帯からなる拡大型境界やトランスフォーム断層と見られているが、GPSなどの観測によって移動方向が若干異なる「マイクロプレート」が複数存在することが分かっており、複雑になっている。 また、ニューカレドニアの東方沖からは、バヌアツの西方沖~ソロモン諸島の南方沖~ニューブリテン島の南方沖まで連なる曲がりくねった海溝となる。南から順に南ニューヘブリデス海溝、トレス海溝、南ソロモン海溝、ニューブリテン海溝と呼ばれている。この付近からティモール島までの地域は、海溝や山脈、群島が何重にも並ぶ構造で、プレートの境界が長い間はっきりしてこなかった。GPSによる測定を応用していくつかの説が出されているが、まだ確定していないため、便宜的には、ニューギニア島の北岸~ニューギニア島西部を縦断するライン~タニンバル諸島・ティモール島南岸までを境界として扱うことが多い。マッコーリー島付近からここまでは、太平洋プレートとの長い境界である。 スンバワ島付近からは、ジャワ島やスマトラ島、アンダマン諸島やニコバル諸島の南岸・西岸を通る弓のように曲がった海溝になる。スンダ海峡より東をジャワ海溝、西をスンダ海溝と呼んでおり、インド・オーストラリアプレートがユーラシアプレートの下に沈み込んでいる。アンダマン諸島より北では、プレート境界がミャンマー中央部を縦断し、ミャンマー北端から西に向きを変えてヒマラヤ山脈の地下の衝突型境界につながる。この境界線はカラコルム山脈を経てパキスタンを縦断し、カラチの沖からソコトラ島までつながる。カラチ付近まではユーラシアプレートとの境界、それより南はアラビアプレートとの境界である。 ニュージーランドからパキスタンにかけてのプレート境界部は、海溝型地震や断層型地震が頻発する地震の多発地帯である。近年もスマトラ島沖地震 (2004年・2005年・2007年)やパキスタン地震 (2005年)、ソロモン諸島沖地震 (2007年)などが発生しており、津波がよく発生することで知られている。
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周辺のプレートとの関係
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「太平洋プレート」の記事における「周辺のプレートとの関係」の解説
北からアリューシャン海溝、カムチャツカ海溝、日本海溝で北アメリカプレートにもぐりこんでいる。 マリアナ海溝でフィリピン海プレートにもぐりこんでいる。 インドネシア付近で、ハルマヘラ小プレートやシンギヘ小プレートなどお互いにずれ合っているユーラシアプレートにもぐりこんでいる。このためモルッカ諸島付近には、2列に火山が連なっている。 オーストラリアプレートとは、ニュージーランドの南島やニューギニア島付近でぶつかり合い、ニュージーランド北島付近やトンガ海溝・ケルマディック海溝でもぐりこむ複雑な構造になっている。
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周辺のプレートとの関係
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「スコシアプレート」の記事における「周辺のプレートとの関係」の解説
ペルー・チリ海溝の南端部分、ムニョス・ガメロ半島以南がスコシアプレートと南極プレートの境界である。その境界線は南極半島の北方沖まで伸びているものの、途中から海溝が浅くなり、単なる衝突型境界に変わる。南極半島沖からサウスサンドウィッチ諸島南岸までは南スコシア海嶺で、ここも南極プレートとの境界である。 サウスサンドウィッチ諸島の東方沖では南アメリカプレートがスコシアプレートの下に沈み込んでおり、サウスサンドウィッチ海溝を形成している。また、この沈み込みによってサウスサンドウィッチ諸島の火山ができ、さらに、島弧の西側に位置する東スコシア海嶺が拡大して背弧海盆が形成されている。 サウスサンドウィッチ諸島の北岸からは衝突型境界が西に伸びており、途中からトランスフォーム断層に変わって、フエゴ島南東部やマゼラン海峡西部などを横切り、ペルー・チリ海溝に達する。ここは南アメリカプレートとの境界である。
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周辺のプレートとの関係
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「アラビアプレート」の記事における「周辺のプレートとの関係」の解説
シリア・トルコ国境付近から、イランの西端部、ペルシャ湾のイラン沿岸部、パキスタン沿岸のアラビア海までは衝突型境界である。相対的にアラビアプレートがユーラシアプレートに沈み込むような形で衝突しており、トルコのアナトリア高原やイランのザグロス山脈など、大規模な山脈の隆起を促している。 パキスタンのカラチ付近からソマリア沖のソコトラ島にかけての約1,000kmでインドプレート、またソコトラ島からジブチの東方沖までの約1,500kmでアフリカプレートの支プレートであるソマリアプレートと接し、衝突型境界やトランスフォーム断層となっている。 ジブチからシナイ半島南端までは海嶺となっている。また、エリトリア・ジブチ・エチオピアにまたがるアファール盆地では陸上でありながら海嶺のようにプレートが拡大し続けている。また、ソコトラ島付近でもプレートが両側に拡大している。アファール盆地はアフリカ・ソマリア・アラビアプレートの三重点となっており、それより北ではアフリカプレートと接している。 シナイ半島南端からアカバ湾、死海、ヨルダン渓谷、ガリラヤ湖、レバノン、シリア西部にかけてはアフリカプレートと接しており、大きな地溝帯を形成している。
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周辺のプレートとの関係
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「ナスカプレート」の記事における「周辺のプレートとの関係」の解説
南アメリカ大陸の西海岸沿いには非常に長いペルー・チリ海溝がある。このうち、パナマ・コロンビア国境付近からチリ南部のタイタオ半島付近まで、海溝全長の8割以上を占めるのが、ナスカプレートと南アメリカプレートとの境界である。ナスカプレートが南アメリカプレートに沈み込んでおり、アンデス山脈や周辺の高地の形成に関わっている。 タイタオ半島沖からイースター島付近までは、太平洋の海底を南北に拡大させているチリ海膨(勾配が緩やかな海嶺)によって、南極プレートと接している。イースター島付近からガラパゴス諸島付近までは、太平洋の海底を東西に拡大させている東太平洋海嶺によって太平洋プレートと接している。 また、ガラパゴス諸島付近からコスタリカ・パナマ国境付近までは、太平洋の海底を南北に拡大させているココス海嶺によって、ココスプレートと隔てられている。 なお、イースター島付近にはファン・フェルナンデスプレート、イースター島の北北西沖800km付近にはイースタープレートというそれぞれ小さなプレートがあり、これもナスカプレートと接している。この2つのプレートは、海嶺に囲まれていて複雑な動きをしている。
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周辺のプレートとの関係
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「ココスプレート」の記事における「周辺のプレートとの関係」の解説
中米のメキシコ南部からコスタリカにかけての太平洋岸では、ココスプレートが太平洋プレートに沈み込んでいて中央アメリカ海溝を形成している。 パナマ・コスタリカ国境地帯の沖からガラパゴス諸島まで、またガラパゴス諸島から西経105°付近まで真西に、それぞれ直線的に海嶺やトランスフォーム断層が走っている。これらをまとめてココス海嶺と呼んでおり、ココスプレートとナスカプレートがお互いに南北方向に少しずつ広がっている。 西経105度、北緯2度付近から北方向にも海嶺が走っている。これは東太平洋海嶺で、太平洋プレートとの境界である。 カリフォルニア湾の湾口付近にはリベラプレートという小さなプレートがあり、これはごく狭い部分でココスプレートと衝突している。また、西経105度、北緯2度付近にはガラパゴスプレートという非常に小さなプレートがあり、これもココスプレートと接している。
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周辺のプレートとの関係
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「アフリカプレート」の記事における「周辺のプレートとの関係」の解説
アゾレス諸島からジブラルタル海峡、サルデーニャ島南方沖までは、アゾレス・ジブラルタル断層帯と呼ばれる長いトランスフォーム断層である。サルデーニャ島南方沖から、シチリア島、ケルキラ島沖、ペロポネソス半島沖、クレタ島南方沖、キプロス、シリア・トルコ国境地帯に至るまでの約2,000kmは、ほとんどが海溝などの沈み込み帯であるが、一部がトランスフォーム断層や衝突型境界になるなど少し複雑になっている。ここまではユーラシアプレートと接している。このあたりでは、プレートの衝突がアトラス山脈の形成やイタリア・ギリシャなどの火山群の活動と深く関わっている。 シリア西部からは、ヨルダン峡谷、アカバ湾、紅海、アファール盆地、アデン湾、ソコトラ島まで続く地溝・海嶺帯になる。このあたりではアラビアプレートと接している。 プレートの縁はソコトラ島で南に向きを変え、インド洋を貫く中央海嶺につながる。北から順にカールスバーグ海嶺、中央インド洋海嶺、南西インド洋海嶺で、それぞれインドプレート、オーストラリアプレート、南極プレートとの境界である。南西インド洋海嶺はアフリカ大陸の南方をぐるっと取り囲んでおり、本初子午線(経度0度)付近でアフリカ・南アメリカ・南極の各プレートの三重点となる。ここから北向きに大西洋中央海嶺があり、これがアゾレス諸島まで曲がりくねって続いている。大西洋中央海嶺は南アメリカプレートとの境界である。
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周辺のプレートとの関係
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「南アメリカプレート」の記事における「周辺のプレートとの関係」の解説
コロンビアからチリにかけての太平洋岸はペルー・チリ海溝となっている。ここでは、ナスカプレートが南アメリカプレートに向かって東方向に沈み込んでいる。また、チリ南部付近ではナスカプレートと海嶺を隔てて接している南極プレートが沈み込んでいる。 また、フエゴ島の西でスコシアプレートと接している。フエゴ島南岸からはトランスフォーム断層、西経50度付近から東では衝突型境界(非海嶺型)に変わり、サウスサンドウィッチ諸島付近ではサウスサンドウィッチ海溝に変わる。サウスサンドウィッチ諸島から東は南極プレートと接しており、ここは南アメリカ南極海嶺と呼ばれている。 南アメリカ南極海嶺は本初子午線(0度)付近でブーベ三重点に達する。これより北側はアフリカプレートと接しており、大西洋中央海嶺をなしている。大西洋中央海嶺は北緯15度付近で南アメリカ・北アメリカ・アフリカプレートの三重点となり、それより西側は北アメリカプレートと接する部分になる。 リーワード諸島付近まで来るとそれより南は海溝となる。この海溝はトバゴ島付近まで続き、そこから東向きのトランスフォーム断層に変わる。カラカスの北で境界線は向きを北西に変え、オランダ領アンティルの北方沖からパナマ・コロンビア国境付近までは海嶺や沈み込み帯となっている。リーワード諸島からパナマ・コロンビア国境地帯まではカリブプレートとの境界である。
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