周辺のスタッフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/11 17:03 UTC 版)
撮影規模によって役割を兼任するなど多少の違いはあるが、アクションを作るためにはある程度の人数が必要とされ、アクション監督の下にスタント・コーディネーター(動作指導、武術指導/アクション指導/アクション・コーディネーター)や殺陣師、擬闘(動作指導、武術指導/アクション・コレオグラファー)、アクションの吹き替え(替身/スタントダブル。日本の特撮テレビドラマや映画の場合はスーツアクター)やスタント・パーソン(武師)といったスタッフが集まりひとつのチームになって撮影を行う。 日本では、アクション監督という職責を任せる作品が少ないため、スタント・コーディネーターの役割とクレジットがほとんどである。なお特撮テレビドラマに関しては昔からこのアクション監督制度を用いている。 アメリカハリウッドにおいては、現場で働くスタッフの加入する組合の力が強く各々の仕事と権利を守るシステムが確立されている。よって、組合の規定に抵触するとみなされるカメラワーク、前後の芝居の演出、編集、SEの確認など多くの権限を持つアクション監督に相当する職務はなく、一番近い立場ではスタント・コーディネーターがセカンド・ユニット・ディレクターを兼任するというケースがある。 日本香港アメリカアクション監督 動作導演、動作設計武術指導、動作指導 Second unit(英語版) director(セカンド・ユニット・ディレクター) スタント・コーディネーターアクション・コーディネーターアクション指導 動作指導、武術指導 Stunt coordinator(英語版)[要リンク修正](スタント・コーディネーター) 殺陣師擬闘(擬斗・技斗)スタッフ 動作指導、武術指導 Stunt coordinatorAction choreographer(アクション・コレオグラファー)Fight choreographer(ファイト・コレオグラファー)Martial Arts choreographer(マーシャルアーツ・コレオグラファー) スタントダブル、吹き替えスーツアクター 替身皮套演員 Stunt double(英語版) スタントマン、スタントウーマン 武師 Stunt performer(英語版)[要リンク修正](スタント・パフォーマー) Stunt person ワイヤーを使ったワイヤーワークについては中華圏や日本ではスタントマンが操作を行う手引き式を中心に用いるが、アメリカでは圧縮空気を利用した機械を使用することが主なために日本映画とともにワイヤーワーク・コーディネーター(Wire work coordinator)といった特別なクレジットをされる職分がある。
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