半人半妖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 08:17 UTC 版)
竜堂ルナ(りんどう ルナ) 本作の主人公。人間で陰陽師である父親竜堂清吾と妖怪で沢白国の姫である母親レンメイから生まれた半人半妖であり、伝説の子の片割れ。焦げ茶色の長髪と色白の肌の他、時折緑色に見える茶色の大きな瞳を持つ。 赤子の頃、都和子先生によって星の子学園に連れてこられて以来、そこで平穏に暮らしていたが、スネリやもっけとの出会いをきっかけに父にかけられていた第三の目に施されていた封印が解かれて覚醒した。人間界に現れた妖怪の邪気を祓い清め、妖界に還す妖界ナビゲーターとして旅立つ。旅立った当時は小学4年生になる直前。うなじに第三の目を持ち、それを開眼させることでうず目になり、最高の動体視力と超運動能力を得る。九字や呪符といった陰陽道の術などを駆使する。性格は天然で優しく勇気があり、かまちにもっけが傷つけられるまで、怒ることを知らなかった。とても食いしん坊で、特技は学食のメニューを当てること。一番好きな食べ物はやきそばで二番はお好み焼き。運動オンチでカナヅチだが、初恋相手の幹太郎に教わり泳げるようになった。幼い頃のニックネームはリュナ。誕生日は1月1日(やぎ座)。血液型はO型。母・レンメイはルナとタイを産むと同時に死んでしまい、父・清吾はルナの第三の目を封じるため、その命を犠牲にした。 一番の好物は焼きそば。太麺が好き。苺も好きで、グッズを買ってしまうほど。 妖怪としての力が目覚めてからは、その寿命の永さゆえに成長速度が著しく遅くなっているが、本人はまだそのことには気づいていない。 妖界にいるときは妖怪の血が目覚め、銀髪となり、狐の尻尾も生えていたが、人間界に戻った時は人間として暮らしていた頃と同じ姿になっている。 名前の由来はルナから。 漫画版では、髪色が明るい茶色になっている。リボンを外す時は基本的に “封印解除。第三の目を開眼する” と言う。第三の目が開眼すると目がうず目に変わる他、髪色は銀色に変化し、性格も冷たい様に見えて感情的なものになる。また、銀髪は普段は首に蝶々結びにされている赤いリボンでポニーテールに結われる。結印ができないために結界を張れない。妖界への道を開く時は、結印する代わりに呪文を唱える。旅立った当時は小学4年生になっている。 食いしん坊なルナでも一つだけ嫌いな食べ物は蒟蒻であることが漫画版で明かされた。食べた時の感触が苦手らしい。一人称は『私』。 竜堂タイ(りんどう タイ) 妖界ナビ・ルナ(2) に初登場。たびたびルナの前に現れ、人間界に渡って来た妖怪達に情報を与えるなどして、ルナ達に玉を手に入れさせていた謎の少年。その正体はルナの双子の弟で、伝説の子の片割れ。右手のひらに第三の目を持っており、うず目になれる。第三の目は赤子の時から開眼しており、タイを幾度も餓死から救った。カザンを使い妖怪の匂いを操作することもでき、ルナがよく使うタイプとは違う九字を使う。平行世界(妖界)のタイはルナと同じ、銀色の尻尾が生えていた。 赤子の頃、船上で都和子先生が目を離した隙に、沙李に雇われた男に連れ去られ、その男と生活をしていたが、物心ついた頃に逃げ出す。その後一度は施設にいたが沙李に連れ出され、それ以降は盗みなどの犯罪行為で食いつないで生きてきた。孤独で過酷な生活のため、妖力は強くなったが、心は荒み人間不信になった。カザンのことは信頼している。 誕生日は1月1日(やぎ座)。好物は塩味の野菜ラーメン。 両親やレンスイを恨んでいたが、最後はすべてを許し、ルナに看取られ安らかに息を引き取ったと思われるが、作者によれば生きている可能性もあるとのこと。 新妖界ナビ・ルナでは一人称が “僕” から “俺” になった。(平行世界では”僕”と言っている。) 漫画版では序盤にルナと出会い、名乗っている。自ら水晶玉を盗み出ししずくに渡したり、フラヒドリを倒すなど、より行動的な性格になっている。第三の目は夜鳴島の封印が解けた後に開眼し、その能力に対象の動きを止めるものが追加される。開眼すると髪が灰色になる。ルナとは異なって開眼する際に何かを言ったりはしない。連れ去られる現場は星の子学園前に変更された。 透門ナナセ(とうもん ナナセ) 新妖界ナビ・ルナから登場する悪しき少女。額に梵字が刻まれており、眼と首から下が機能していない為に同じく額に梵字が刻まれた黒い大きな獣に乗って移動していた。現在はケンガが失敗したのを理由に、ケンガの力を用いて身体の全機能を取り戻している。駿いわく彼と同じ位の年齢。性格は冷酷で残虐。朱雀や青龍を傷つけ、白虎を護神剣に封印した張本人。フラヒドリと同じ冷たい炎を出せる。ヒュウやシフウをカザンの魂の器にする実験体にしていた。 父は焔紅国王族の妖怪カイリュウ、母は透門家の血を継ぐ人間・透門早葉で、御庫裏雛子の双子の妹。母は雛子と自身を産んだ直後に透門家と父を恨んで罵倒して亡くなったと聞かされている。赤子の頃は貧しい夫婦の元に預けられていたのだが、その家族は金をもらうのと引き換えにいやいや育てたに過ぎず、妖怪故に普通の人間と成長が違う上にうず目を持つ彼女を化け物と気味悪がり、愛情の欠片もなく死を望むなど酷い仕打ちをしていた。母や姉の雛子には一切の肉親としての情はなく、父親にしか心を開かず、本人は完全な妖怪だと自称している。ただ、透門家の血縁であることは誇りに思っている。一人称は『私』。 自身の野望の為なら他者はもちろん自身の肉体さえも犠牲にする強い野心を持っていたが、肉体が溶け始め使い物にならなくなりそうだった為にために姉の雛子の肉体を奪うも、最後は雛子の魂が戻った為に1つの体に2人分の魂が入って苦しんでいたところを、雛子が肉体に致命傷を負わせた為に雛子と共に亡くなった。 誕生日は9月14日(おとめ座)。血液型はAB型。裁縫が得意。 御庫裏雛子(みくり ひなこ) 新妖界ナビ・ルナ「瑠璃色の残像」から登場する不思議な力(透視の様な物)を持つ清楚な雰囲気の美少女。ふうりの兄、シフウの獣姿を言い当てた。実は大食いで、(8)宿命の七つ星ではシチューのおかわりをあと5杯くらいほしいと頼み、ソラウに心配される場面がある。 赤子の頃に坊石山の農具小屋に捨てられていた所を村人に発見され、子供のいなかった御庫裏家夫婦の養女となった。小・中・高と共に学校には通っていない。 正体はナナセの双子の姉であるが、妹とは逆に育て親には恵まれていた様子で比較的平穏な生活を送っていた。後に溶けて使い物にならなくなった肉体の代わりを欲していたナナセによって肉体を奪われてしまい、ルナのペンダントに魂を一時的に入れられる。最後は妹ナナセを止められるのは自分しかいないと悟り、ルナに自分の魂をナナセの魂が入っている自分の身体に戻してほしいと頼んで自分の身体に戻り、それでナナセが苦しんでいる隙をついて剣で頚動脈を切りナナセと共に亡くなった。 誕生日は9月14日(おとめ座)。血液型はAB型。絵画と料理が得意。画家はモネが好きで、得意料理はコロッケ。一人称は『私』。
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