代表的なクリンゴン人
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「クリンゴン人」の記事における「代表的なクリンゴン人」の解説
コール (kor) TOS「クリンゴン帝国の侵略」で初めて登場したクリンゴン人司令官。性格は尊大で冷酷だが用心深く有能な人物。オルガニア占領軍司令官として惑星オルガニアに赴任し、オルガニアに残留してゲリラ戦を戦うカークと一騎討ちに突入するが、超越的な力を持ったオルガニア人によってカーク共々強制的に和平を結ばされる。 額の突起こそ無いものの、浅黒い肌に太くて長い眉、口髭等の外見に加えて、勇敢さを称え戦わぬ者を腰抜けと呼び、裏切り者を非難する等、気質的な面でも後のクリンゴン人の一般的な特徴を備えている。日本語吹替滝口順平。 DS9第39話「血の誓い」第81話「カーレスの剣」に額の突起がある姿で再登場。ダハールマスターの称号を持っている。クルゾン・ダックスと親交があった。西暦2290年ごろ、クリンゴンの領地を襲ったアルバイノの討伐を担当し、そのアルバイノに報復として息子を殺され復讐を誓う。西暦2380年にコロス、カーン、ジャッジア・ダックスとともに仇討ちを果たした。 クラース (Kras) コロス (korax) TOS「新種クアドトリティケール」に登場したクリンゴン人艦長。クリンゴンの戦艦、IKSグロスの指揮官。 連邦とクリンゴンが領有権を争うシャーマン惑星の帰属を制する新種の穀物クアドトリティケールの無力化工作に従事。挑発などを駆使し、交渉や謀略、政治工作をこなす能力がある。 DS9第39話「血の誓い」に額の突起がある姿で登場。西暦2290年ごろ、コール、カーンらとともにクリンゴンの領地を襲ったアルバイノの討伐を担当し、そのアルバイノに報復として息子を殺され、復讐を誓う。西暦2380年に復讐相手の所在をつかみ、西暦2380年に息子の仇のアルバイノへの仇討ちに挑み戦死。 コラックス TOS「新種クアドトリティケール」に登場したクリンゴン人士官。コロスの部下。 コロスの命令で、エンタープライズクルーを挑発。カークへの侮辱は堪えられたが、続いてエンタープライズをボロボロのゴミ箱呼ばわりすることで、スコットを激昂させ手を出させることに成功した。 カング 又はカーン(Kang) マーラ (Mara) TOS「宇宙の怪! 怒りを喰う!?」に登場したクリンゴン人の夫婦。夫のカング が艦長を、妻のマーラが科学士官を勤めていた。 マーラは初めて登場したクリンゴン女性。クリンゴン男性よりはるかに理性的な性格。 カングの艦は怒りを煽り、その感情エネルギーを食らう未知の発光生命体の攻撃によって撃沈。カングとマーラたちはエンタープライズ号に救助され、疑心暗鬼のまま呉越同舟の旅を続けるが、やがて発光生命体に踊らされて船は暴走、艦内では憎悪に満ちた殺し合いが始まる。部下さえ信用できなくなったカークは、クリンゴン人の中で唯一話が通じるマーラとともに、カングの説得を試みる。最終的にはカングの説得に成功し、発光生命体を撃退した。 カングはDS9第39話「血の誓い」第81話「カーレスの剣」に額の突起がある姿で再登場。ダッスと親交があり、息子の名付け親を依頼するなど、親友と呼べる間柄。西暦2290年ごろ、コール、コロスとともにクリンゴンの領地を襲ったアルバイノの討伐を担当し、そのアルバイノに報復として息子を殺され、復讐を誓う。西暦2380年にその息子の仇のアルバイノの所在を掴み、コール、コロス、ジャッジアダックとともに討ち果たすも自身も戦死。 クルーグ (Kruge) 『スタートレックIII ミスター・スポックを探せ!』に登場したバード・オブ・プレイ艦長。航海中に遭遇したヴォイジャー2号を遊び半分で撃破するなど、粗暴で無思慮で残虐な人物。カークの息子デヴィッドが母キャロルとともに進めていたジェネシス計画を察知し、その強奪を狙ってデヴィッドたちの乗る調査船グリソム号を撃沈し、そしてデヴィッドを殺害する。 コード (Korrd) 『スタートレックV 新たなる未知へ』に登場する、中立惑星ニムバス3の首都パラダイス・シティ駐在のクリンゴン領事。クリンゴンの優秀な将軍だったが、軍の首脳陣と対立した為、左遷されて酒に溺れる日々を過ごしていた。クリンゴン人としては理性的な性格で、スポックの要請を受け功名心からエンタープライズに攻撃を仕掛けてきた部下のバード・オブ・プレイ(ハゲタカ号)のクラー艦長をカーク救出に協力させた上で謝罪させる等、老いても気迫と威厳は失っていない。 ゴルコン (ghorqon) 23世紀末のクリンゴン最高評議会宰相。惑星連邦との和平を目指す革新派の急先鋒だったが、クリンゴン帝国・惑星連邦の反対勢力の刺客により胸を火炎型フェイザーで撃ち抜かれて致命傷を負う。駆け付けたカークに「こんな事で終わらせるな」と言い残して息絶えた。惑星連邦宇宙艦隊のエクセルシオール級U.S.S.ゴルコン (NCC-40512) は彼に因んで名付けられた船。 ウォーフ (wo'rIv) ケーラ(K'Ehleyr) (地球人とクリンゴン人のハーフ。アレキサンダー・ロジェンコの母) アレキサンダー・ロジェンコ(Alexander Rozhenko)(ウォーフとケーラの息子で地球人とのクォーター) カーン (qurIn)(モーグの息子、ウォーフの弟) カーン(qeng、カング) ガウロン (ghawran) マートク (martaq) クンペック (qI'empeq) ガウロンの先代の宰相。惑星連邦との協調路線を歩み、反対派に目を光らせることによって安定した状態を保っていた。若き日には自分勝手と言われるほど我が強かったが、宰相在任時には老いて衰えており、ウォーフの一族とデュラス一族の一件の真相を知るものの、有力一族であるデュラス一族の力の前には何もできずにいた。その後、デュラスによって遅効性の毒物で毒殺された。 デュラス (DuraS) ウォーフの怨敵。父・ジャロッドが真犯人だったキトマー基地虐殺に至る密告の罪をウォーフの父・モーグに着せる。さらにはウォーフの恋人でアレキサンダーの母・ケーラを殺害したため、復讐の儀式で合法的に殺害された。謀略の多用、毒殺を手段に用いるなど、非常に卑劣な人物。ウォーフに戦いを挑まれた際には恣意的な解釈で復讐の権利を否定する発言も行った。部下からはあまり心服されておらず、ウォーフが復讐の権利を主張して艦に乗り込んできた際には部下はあっさりとこれを通し、ウォーフがケーラは自分の妻であったと述べると明らかに動揺していた。武器として長剣を愛用し、バトラフは用いない。 ルーサ (lurSa') ベトール (be'etor) 通称デュラス姉妹。デュラスの妹。兄の死後、ロミュランの後押しを受け甥のトラルを押し立てて反逆を行うが失敗。それなりに交渉術にも長けていたが、ピカードとの腹の探り合いではピカードにいいようにあしらわれて抱き込むことには失敗した。彼女らなりの国家観を持っていたが、捕えたウォーフに語った際には「誇りもない国」と一蹴された。クリンゴン女性らしく性欲が強く、捕獲したウォーフを熱情的に愛撫するといった姿も見せた。 トラル デュラスの庶子。母親は不明。ガウロンは売春婦が母親だろうと切り捨てた。デュラス姉妹にデュラスの後継者として擁立され、デュラス一派の名目上の旗頭となる。血気盛んで向こう見ずな性格ではあるが、臆病ではない。デュラス一派の敗北後は叔母たちに見捨てられて捕虜となり、ガウロンはウォーフに殺せと命じるが、ウォーフはこれを拒否したため結果的に助命され成人する。が、ウォーフに対する恩義から改心するといったことはなく、ウォーフとコールがカーレスの剣を探索に赴いた際にはこれを横取りして帝国の支配権を握るべくウォーフを殺そうとした。 ベラナ・トレス(B'Elanna Torres 父親が地球人、母親がクリンゴン人) コロック(ボーグに同化されていたクリンゴンの将軍) クラッグ (Klag) 2365年頃、カーガン大佐指揮のバード・オブ・プレイI.K.S.パーグの第二副長を務めていたクリンゴン戦士。士官の交換派遣プログラムで副長としてやって来たウィリアム・T・ライカーと意気投合し、彼が無事に帰還出来るよう力添えをした。ドミニオン戦争など数々の戦争を戦い抜き、2409年頃には帝国防衛軍の将軍としてガナルダ宇宙基地の司令官を務めている(『Star Trek Online』)。 ジムポック (J'mpok) 2393年にマートクを倒して宰相の地位に就いたクリンゴン戦士。クリンゴン帝国に他種族の征服による拡大という本来あるべき姿を取り戻し、ゴーン人・オリオン人・ノーシカン人などの周辺種族を次々に征服した。また惑星連邦に対しては在任後期のマートクの強硬姿勢を継承する外交を行い、2399年に惑星連邦との友好条約であるキトマー条約を破棄し、その後に10年以上にも渡って続く戦争の端緒を開いた(『Star Trek Online』)。 ジャロッド (Ja'rod) ルーサの息子、デュラス家当主。2392年、帝国防衛軍に入隊。2409年頃はネグヴァー級戦艦I.K.S.カーンの艦長を務める。一族の名に付き纏う不名誉に反し、勇猛なクリンゴン戦士として知られている(『Star Trek Online』)。 ヴォク(Voq) 家なしのアルビノでルレルの恋人。後に改造手術を受けて人間の外見のアッシュ・タイラーとなる(『スタートレック:ディスカバリー』) ルレル(L'Rel) トゥクヴマ家とモカイ家の両方に属する女性。後に帝国総裁(『スタートレック:ディスカバリー』)。
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