不動峰中学校
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「テニスの王子様の登場人物」の記事における「不動峰中学校」の解説
青学と同じ地区内にある学校。前年は部内の暴力行為で試合出場停止となったが、その後、現部員以外は顧問も含め全員退部。一新されたメンバーで部長・橘桔平を中心に全国制覇に臨み、地区予選、都大会で強豪を次々と破っていったことで一躍ダークホースとして注目されるようになっていく。地区予選準決勝では第2シードの柿ノ木に勝利し、都大会進出を決める。決勝こそ青学に敗れたが、その後の都大会でも勝ち進み、準々決勝では第1シードの氷帝を撃破した。しかし、準決勝の山吹戦は試合会場に向かっていた選手の過半数がタクシーの事故で怪我をした影響で途中棄権し、4位に終わった。関東大会では2回戦で山吹に借りを返し、全国大会進出を決める。準決勝で立海には敗北したが、3位決定戦では六角に勝利した。全国大会では2回戦で前年の準優勝校・牧ノ藤学院を破る功績を挙げた。準々決勝で四天宝寺には敗れるも、ベスト8という初出場とは思えない好成績を残した。 『新-』で催されているU-17日本代表選抜の合宿には橘・神尾・伊武の3名が参加している。 橘 桔平(たちばな きっぺい) 声 - 川原慶久 身長 179cm 体重 67kg 誕生日 8月15日 血液型 O型 学年:3年(部長) 利き腕:右 プレイスタイル:オールラウンダー 【スピード - 3 /パワー - 5 /スタミナ - 4 / メンタル - 5 /テクニック - 3】 部長兼監督、ベンチコーチも務めている。後輩からの信頼も厚い。 前年は全国ベスト4の獅子楽のエースで、同じく当時獅子楽にいた千歳と並んで「九州二翼」と呼ばれた全国区選手。当時は金髪の長髪で、立海大の切原に似た攻撃的なプレイスタイルだったが、練習中のラフプレーにより千歳の右目を負傷させ再起不能に陥らせてしまった責任を取り、頭を丸めてテニス部を退部。父の転勤も重なり不動峰に転校する。千歳がテニスを再開したことを知った後は、神尾たちに対し横柄で不真面目な態度だった当時のテニス部顧問に反発して新たなテニス部を設立した。 地区予選決勝はS1で出番がなかった。都大会では準々決勝で氷帝と対戦。3連勝で決めるべくS3で出場し、宍戸にストレート勝ちを収めて関東大会出場を勝ち取る。しかし転校後、クリーンなテニススタイルに変えた事、部内にライバルがいない事等から真の実力を解放出来ず、関東大会準決勝では嘗ての自身と同じ攻撃的プレイスタイルの切原に敗戦。更に千歳には「弱くなった」と言われてしまう。アニメでは切原と対戦した際はナックルサーブ等で執拗に体をぶつけられ、靱帯断裂の大怪我を負って入院しており、決勝は松葉杖姿で観戦している。原作では3位決定戦にも出場し、S1で佐伯に勝利している。その後は金髪に戻し、不二周助との野試合で以前の野性味を取り戻して全国大会に臨んだ。2回戦は萩にストレート勝ち。そして準々決勝では、S2で千歳との嘗ての九州二翼対決が実現する。「猛獣のオーラ」を放つと共に「あばれ獅子」を解放し、「神隠し」に対しては「超ライジング」で克服するなど熱戦を繰り広げる。そのなかでも目の怪我を気遣って千歳の死角には1球も打たなかった。それに千歳が気付いたことで「あばれ球」を返され、5-7で敗れた。 本気になると熊本弁で喋る。 『新-』での脱落タイブレークマッチでは門脇と対戦し、「あばれ球」で棄権に追い込んだ。5番コート所属時、3番コートとの総入れ替え戦D1で千歳と組み、獅子楽OBの鷲尾・鈴木ペアと対戦。終盤に「猛獣のような同調」を見せるも敗北。 技一覧 猛獣のオーラ 猛獣の如き野性を開放するオーラ。 あばれ獅子 獅子が暴れるかの如く攻撃的な攻めを見せる橘本来のプレイスタイル。 あばれ球 フレームに当てた打球が絶妙なブレにより分裂するショット。 猛獣のような同調(シンクロ) 『新-』で登場。千歳と互いに猛獣のオーラを開放しての同調。 神尾 アキラ(かみお アキラ) 声 - 鈴木千尋 身長 165cm→166.5cm 体重 52kg 誕生日 8月26日 血液型 O型 学年:2年(副部長) 利き腕:右 プレイスタイル:カウンターパンチャー 【スピード - 5 /パワー - 2 /スタミナ - 3 / メンタル - 2 /テクニック - 3】 不動峰二大エースの一人。「スピードのエース」の異名を持ち、自転車と並走出来るほどの俊足。50m走のタイムは5秒9。口癖は「リズムにのるぜ!」。橘杏に対して淡い恋心を抱いている。 地区予選決勝の青学戦ではS3で海堂と対戦。序盤はスピードを生かして「スネイク」を難なく返し、海堂がまだ未完成の「ブーメランスネイク」を失敗するなどして優勢だったが、相手の粘り強さに屈して逆転負け。関東大会2回戦の山吹戦ではS2で千石と対戦。相手の驚異的な動体視力と運動能力に翻弄されてリズムを狂わされるが、目を瞑ることで逆を突かれるのを防ぎ、打たれた直後に動く戦法に出る。そして土壇場で「音速弾」を打ち、流れを引き戻した。その後、タイブレークに持ち込まれるが、スタミナが切れかかって万時休すかと思われたところで粘り強さを発揮し、勝利した。同時にこの勝利でチームの全国大会進出が決まった。準決勝の立海戦は伊武とダブルスで出場も、真田・柳ペアに完敗。全国大会準々決勝の四天宝寺戦は石田と組んでD2で出場。謙也・石田銀相手に「猛獣のオーラ」を開放するも棄権負け。主にシングルスだが、強豪校との対戦では3連勝を決めるべく、伊武や石田とダブルスを組む。 『新-』での脱落タイブレークマッチでは伊武のコードボールが2度も失敗するというラッキーながらも伊武に勝利。 技一覧 クイックサーブ トスが上がりきる前に早いタイミングで放つサーブ。 音速弾(ソニックブリット) 超高速でボールに追いつきアンダースピンをかける超スライスの滑るショット。 伊武 深司(いぶ しんじ) 声 - 森山栄治 / 演 - 齋藤ヤスカ 身長 165cm→166cm 体重 55kg 誕生日 11月3日 血液型 AB型 学年:2年 利き腕:右 プレイスタイル:カウンターパンチャー 【スピード - 2 /パワー - 3 /スタミナ - 3 / メンタル - 2 /テクニック - 4】 不動峰二大エースの一人で、スミレをして「才能だけなら不二(周助)と同レベル」と言わしめた天才。ややむらっ気のある性格。ぼそぼそとした口調が特徴で、気に入らないことがあるとぼやき出す自覚のない毒舌家。 地区予選準決勝で柿ノ木中のエースである九鬼を破る。決勝ではS2で出場し、リョーマの団体戦シングルスデビューの相手となる。いきなり「ツイストサーブ」に面食らう形となり、「キックサーブ」で応戦するも序盤は劣勢。その後、「スポット」を駆使して盛り返す。麻痺した状態で強引に打とうとしたリョーマが負傷し、一時試合が中断になるが、再開後も押していた。しかし、リョーマに「スポット」の弱点を見破られて敗北。関東大会準決勝では神尾とダブルスで出場も、真田・柳ペアに完敗。全国大会では2回戦で門脇に6-1と完勝するも、準々決勝の金太郎には棄権負け。主にシングルスだが、強豪校との対戦では神尾とダブルスを組むことが多い。 『新-』での脱落タイブレークマッチではコードボールが2度も失敗してしまい、神尾に敗北。 技一覧 キックサーブ ツイストサーブに似た急角度でバウンドするサーブ。 スポット トップスピンとスライスを交互に打つことにより相手の筋肉を一瞬麻痺させる技。しかし、二刀流のリョーマにはもう片方の手にラケットを持ち替える対応をされたことで通用しなくなり、加えてトップスピンを打たせてもらえなくなって使うことも防がれてしまった。 石田 鉄(いしだ てつ) 声 - 前田剛 身長 188cm 体重 80kg 誕生日 11月30日 血液型 O型 学年:2年 利き腕:右 プレイスタイル:アグレッシブ・ベースライナー 常に純白のバンダナを着用。地区予選決勝の青学戦ではD2で河村・不二ペアと対戦。不二に「つばめ返し」を打たれるなどして劣勢になったところで、流れを引き戻すべく「波動球」を打つも、それを河村に返されてしまう。しかし、それによって河村が腕を負傷してしまい、棄権勝ちとなった。全国大会準々決勝では神尾と組み、D2で兄・銀と対峙する。神尾と共に傷だらけになってまで修得した「猛獣のオーラ」を開放して様々な形の波動球を見せたが、棄権負け。主に桜井と組んで出場しており、関東大会では2回戦で南・東方ペアに、準決勝で丸井・柳生ペアに敗れているが、全国大会では牧ノ藤戦で勝利している。波動球 兄の銀から教わった渾身の力を込めて放つフラットショット。威力は銀のものより数段劣るものの受けた相手のラケットを弾き飛ばす程の威力を誇る。ただし、腕に大きな負担をかけるため回数は限られている。地区予選時は橘から1度きりと言われていたが、河村に返されたので続けてもう1球打とうとするも、ガットが切れてしまった。後に河村達に模倣されたことで、銀が登場するまでは彼のは「元祖波動球」と呼ばれていた。銀との対戦の際は、猛獣のオーラ状態でバックハンドでの「ノーステップ波動球」と「ジャンプ波動球」を炸裂させた。 桜井 雅也(さくらい まさや) 声 - 植木誠 身長 164cm 誕生日 7月18日 血液型 O型 学年:2年 利き腕:右 不動峰のダブルス職人。誰とでも組める柔軟性を持ち、強烈なトップスピンを得意とする。地区予選決勝では石田と組んでD2で出場し、河村・不二ペアと対戦。サービスエースを奪うなど活躍し、接戦を演じた。最終的には石田の「波動球」を返した影響で河村が負傷し、棄権勝ちとなった。都大会では準決勝当日まで練習することで石田との新・コンビネーションを完成させていたらしいが、前述のタクシー事故で双方とも負傷したために、日の目を見ることなく終わった(アニメでは橘に事故のことを言わずに石田と組んで出場し、南・東方ペアにストレート負けしている)。橘の引退後は部長に就任する。 内村 京介(うちむら きょうすけ) 声 - 喜安浩平 身長 159cm 誕生日 10月28日 血液型 B型 学年:2年 利き腕:右 プレイスタイル:サーブ&ボレーヤー 黒い帽子を目深に被っている。地区予選決勝ではD1で森と組んで大石・菊丸ペアと対戦。相手の前衛が体勢を崩したところを、そこに向かって打つという自他ともに認める前衛キラーだが、菊丸のアクロバティックプレイには通用せず、敗戦。関東大会の山吹戦では新渡米・喜多ペア相手にタイブレークの末、勝利している。 森 辰徳(もり たつのり) 声 - 近藤孝行 身長 164cm 誕生日 4月18日 血液型 A型 学年:2年 利き腕:右 内村のダブルスパートナー。素直で前向きな性格。他のメンバーと比べると少々地味でシングルスの実力は劣るが、基本に忠実なプレイをする。 名前の由来は原辰徳から。 橘 杏(たちばな あん) 声 - 木村亜希子 身長 155cm 体重 46kg 誕生日 3月21日 血液型 O型 学年:2年 利き腕:右 橘桔平の妹。黒目がちの大きなツリ目と、前髪を左右に分けて額を出したオカッパ頭が特徴。九州にいた頃はツインテールだった。勝気で正義感が強い。女子テニス部に所属しているが、男子テニス部と共に行動することも多く、一人でストリートテニス場にもよく足を運んでいる。桃城曰く、意外と重い球を打つ。
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