不動塾へ入所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 05:31 UTC 版)
母親はテレビで不動塾の事を知り、「家庭内暴力・不登校を矯正する」ために嫌がる少年を1985年12月不動塾に強引に預けた。不動塾に預けられた少年は香川塾長からの体罰指導や、新人である少年に対して塾生からいじめの標的にされた。コーラの瓶で頭を殴られた事もあったと言う。また入所者の多くが非行少年だったので入所者が職員の目を盗んで不動塾に持ち込んでいたたばこや酒を勧められ覚えたりして過ごした。 少年は不動塾は刑務所と同じだと感じ、一刻も早く不動塾から出る為、模範生の振りをして不動塾のやり方にまじめに従った。また少年曰く、「親から子供を連れてほしい」と金で依頼され、香川塾長と元暴走族の少年らによる「拿捕隊」の塾生が拉致まがいの強制連行を行う事があると言う。強制連行された塾生は不動塾に従うまで暴行を受け、依頼金の30万円のうち、20万円は香川塾長の取り分で残りの10万円は「拿捕隊」に参加した塾生の小遣いになると言う。少年も他の塾生から「拿捕隊」に誘われたがそれには参加しなかったと言う。そして少年は1986年3月に「再び家庭内暴力を起こしたり不登校になった場合、制裁する」との条件で、一旦退塾した。
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