ノルン
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ノルン(古ノルド語: norn)は、北欧神話に登場する運命の女神。複数形はノルニル(古ノルド語: nornir)。
- ^ Nordisk familjebok の Dis(1907年)の記事による。
- ^ a b c d e f g h i j Nordisk familjebok(1913年)のNornorの記事による。
- ^ 『巫女の予言』に登場する3人の巨人女性がノルニルの3柱であるという解釈は一般的である。しかしシーグルズル・ノルダルは、『巫女の予言 エッダ詩校訂本』(東海大学出版会、1993年)145-147頁において、ミュレンホフが3人の巨人女性をノルニルと理解したことに反対するオールセンに同意している。オールセンは「巨人」「手強い」といった単語が軽蔑的な語であることから、人々のノルンへの概念に適合しないと指摘した。ノルダルは、神々より古くからおり力もあるノルン=運命とは永遠に存在しているものであり、突然現れるものではないと考え、また、ノルンが登場することで神々が黄金に不足し始めるという理解は不条理であると主張する。ノルダルは、3人の巨人女性とはノルンではなく、破壊のために神々の元へ送り込まれた美しいが狡猾な巨人女性たちだと推測し、その候補としてスカジと、彼女との結婚のためにフレイが剣を失うこととなったゲルズを挙げている。彼女たちの要求によって神々は貪欲となり自分たちの財産で満足ができなくなり、グルヴェイグの殺害に至ってしまう。さらに、このグルヴェイグを呼び込んだのも、ヘイズという女性の魔法で淫らな喜びに浸ったのも、3人の巨人女性であったとノルダルは考えている。
- ^ en:Nornの2008-01-04 01:38 UTC の版に掲載された、北欧ルーネ文書データベース(en)によって提供された「ルーン文字銘 N 351 M」の英訳の翻訳。
- ^ [1]Arthur Gilchrist BrodeurによるSkáldskaparmálの翻訳、1916年、Northvegr掲載。
- ^ a b c en:Nornの2008-01-04 01:38 UTC の版に掲載されたGylfaginning (Arthur Gilchrist Brodeurによる英訳、1916年、Sacred Textsより)の翻訳。
- ^ ベロウズのコメンタリーを参照。
- ^ Fáfnismál 標準化された綴りによるテキストのGuðni Jónssonの版。
- ^ a b Völuspá 標準化された綴りによるテキストのGuðni Jónssonの版。
- ^ ベロウズのコメンタリーを参照。
- ^ Vafþrúðnismál 標準化された綴りによるテキストのGuðni Jónssonの版。
- ^ Helgakviða Hundingsbana I 標準化された綴りによるテキストのGuðni Jónssonの版。
- ^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』(谷口幸男訳、新潮社)108頁の註釈による。
- ^ Völsungakviða in forna Archived 2007年5月8日, at the National and University Library of Iceland 標準化された綴りによるテキストのGuðni Jónssonの版
- ^ Reginsmál[リンク切れ] 標準化された綴りによるテキストのGuðni Jónssonの版。
- ^ Sigurðarkviða in skamma 標準化された綴りによるテキストのGuðni Jónssonの版。
- ^ ノルウェーの«Norrøne Tekster og Kvad»、Guðrúnarkviða in forna。
- ^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』(谷口幸男訳、新潮社)では第38節目となっている。
- ^ Guðrúnarhvöt 標準化された綴りによるテキストのGuðni Jónssonの版。
- ^ Hamðismál 標準化された綴りによるテキストのGuðni Jónssonの版。
- ^ Sigrdrífumál 標準化された綴りによるテキストのGuðni Jónssonの版。
- ^ Hlöðskviða 標準化された綴りによるテキストのGuðni Jónssonの版。
ノルニル
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「まほろまてぃっくの登場人物」の記事における「ノルニル」の解説
原作にのみ登場。まほろ捕獲用に開発された戦闘用ロボット。パンプキン・ヘッドが得たデータを基にメフリスが開発していたものを、彼の死後キャナンが引き継いだ(フェルドランス曰く「盗んだ」)ものとされる。フォルムから察するに恐らくまほろを模していると推測される
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