ナイアデスとは? わかりやすく解説

ナーイアス

(ナイアデス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/25 15:01 UTC 版)

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスの絵画『ナイアド(ヒュラスとニンフ)』(1893年, 個人所蔵)。ナーイアスとヒュラースが描かれている。

ナーイアス古代ギリシア語ΝαιάςNāïas、複数形:ナーイアデス ΝαιάδεςNāïades)は、ギリシア神話に登場する淡水()のニュンペーである[1]ギリシア語νάειν, naein(流れる)[2]に由来する。

日本語では長母音を省略してナイアスナイアデスとも表記される。のニュンペーであるネーレーイスとは別である。

概説

各々の泉や河川には、1人または複数の固有のナーイアスがいる。ホメーロスによれば、ゼウスの娘である。別の説では、オーケアノスの一族とされる。通常、河川のナーイアスは、その河を領する河神の娘である[1]

ナーイアスは人間の病を癒やす力があり、彼女たちのいる泉や河の水を飲むことでその力が発揮される。ナーイアスのいる水に入ることは冒涜とされ、侵犯者は病になり、また狂気に陥るとされる[1]

ナーイアスに関する伝説は、古代ギリシアの様々な地方に残されている。人間のとなることがあり、英雄の系譜には、ナーイアスが登場するものがある。エンデュミオーンや古代アテーナイの王エリクトニオスの妻はナーイアスであった[1]

主なナーイアス

アレトゥーサを捕らえようとするアルペイオス
ヘルマプロディートスを襲うサルマキス

同名の登場人物が他にいることがあるので注意。

ナーイアスからの命名

衛星ナイアド

脚注

  1. ^ a b c d 高津 1960年、p.178a
  2. ^ Wikt:Ναϊάς#Ancient_Greek
  3. ^ ナイアースではなくオーケアニデスの長姉とする説もある。

参考文献

関連項目


ナイアデス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 11:38 UTC 版)

天空のエスカフローネ」の記事における「ナイアデス」の解説

PlayStationゲーム版にのみ登場するカスタマイズ・ガイメレフ。名称の由来ギリシア神話ニンフ精霊ナイアス複数形から。「幻の月の女」として幸運強化兵となったひとみの同級生天野みづる」専用機として開発され制御難しい高純度楕円形エナジストを、彼女自身の高い「幸運偏差値」により、コンバーターを介して制御飛行中クリーマの爪およびステルス・マントが使用可能。

※この「ナイアデス」の解説は、「天空のエスカフローネ」の解説の一部です。
「ナイアデス」を含む「天空のエスカフローネ」の記事については、「天空のエスカフローネ」の概要を参照ください。

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