かんたんとは? わかりやすく解説

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感嘆

読み方:かんたん

感心・感動のあまり声やため息を漏らすさま。褒め称える様子意味する表現。「嘆嗟」のように嘆き悲しむ意味もあるが、昨今ではこちらの意味用いられることは稀。

かん‐たん【感嘆/感×歎】

読み方:かんたん

[名](スル)感心してほめたたえること。感じ入ること。「—の声をあげる」「熱意努力に—する」


かん‐たん【簡単/簡短】

読み方:かんたん

[名・形動

物事大ざっぱ単純なこと。また、そのさま。「—な作り」「—な説明

時間手数かからないこと。また、そのさま。「—に問題解ける」「批判するだけなら—だ」

[派生] かんたんさ[名]


かん‐たん【肝胆】

読み方:かんたん

肝(きも)と胆(い)。肝臓胆嚢(たんのう)。

心の奥底真実の心


かん‐たん【××鄲】

読み方:かんたん

直翅(ちょくし)目カンタン科の昆虫体長1.5センチ。体はスズムシ似て細長く淡黄緑色山地草の間多く、8〜11月ごろに成虫になり、雄はルルルルル連続した音で鳴く。《 秋》「—に鳴きつつまれ老躯濡る風生


かんたん【邯鄲】

読み方:かんたん

[一]中国河北省南部工業都市製鉄機械工業発達また、綿花小麦集散地戦国時代に趙(ちょう)の都となり、華北経済・文化の中心地として繁栄した人口行政区1332000)。ハンタン。

[二]謡曲四番目物。「邯鄲の枕」の故事取材したもの。

[三]長唄常磐津(ときわず)・地歌などの曲名[二]題材したもの

[四]三島由紀夫の戯曲[二]モチーフとする1幕の近代劇昭和25年1950)、雑誌「人間」発表同年劇団テアトロトフンが初演。「近代能楽集」の最初作品


かんたん 【邯鄲】


邯鄲

読み方:かんたん

  1. 盧生が邯鄲の旅店にて粟飯一炊の間に五十年の長き生涯夢を見たと云ふ故事より宿泊する事、転じてを云ふ。又旅館止宿して客人金品窃取する事をも云ふ。又これを「かんたんし」とも云ふ。又「かんたんば」と云へば旅館を云ふ。
  2. 泊る外泊、切る。〔香具師不良
  3. 盧生が邯鄲の旅店にて粟飯一炊の間に五十年の長き生涯の夢をみたという故事より宿泊すること。転じてをいう。又旅館止宿して客人金品窃取することもいう。「かんたんし」ともいう。

分類 香具師不良


邯鄲

読み方:かんたん

  1. 旅人宿ニテ同宿人ノ物品窃取スルコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・京都府
  2. 通行人尾行シテ宿屋同宿シ其人ノ隙ヲ窺ヒ金品窃取スルヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・大阪府
  3. 旅館客人ノ風ヲ装ヒ止宿シテ家人其他熟睡時機ヲ窺ヒ、他ノ客人寝室ニ忍入リテ枕頭差置キタル金品衣服窃取スルヲ云フ-邯鄲夢ノヨリ出ヅ。〔第三類 犯罪行為

分類 京都府大阪府


邯鄲

読み方:かんたん,がんたん

  1. 就寝ノコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作部・長野県〕
  2. 睡眠スルコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・福島県
  3. 人ノ睡眠シタルコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・山形県
  4. 就寝睡眠。〔第四類 言語動作
  5. 寝る。
  6. 〔的〕寝ること、宿泊ること。
  7. 泊る
  8. 寝ること。
  9. 寝る。本庄前橋 不良犯罪者仲間
  10. 寝ること、又は。〔一般犯罪
  11. 泊る、眠る。「かんたん(邯鄲)は夢の」という中国故事より。〔盗〕

分類 ルンペン大阪不良犯罪者仲間山形県犯罪、的、盗/犯罪福島県長野県香具師


邯鄲

読み方:かんたん

  1. ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・大阪府
  2. ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・埼玉県
  3. ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・三重県
  4. ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・愛知県
  5. ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・静岡県
  6. ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・宮城県
  7. ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・福井県
  8. ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・石川県
  9. ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・島根県
  10. ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・岡山県
  11. ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・徳島県
  12. ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・大分県
  13. ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・茨城県
  14. ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・福岡県
  15. ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・滋賀県
  16. ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・北海道
  17. をいふ。盗賊語。又宿屋同宿して、人の物盗むを-又は邯鄲ガヘシといふ。
  18. のことをいふ。邯鄲の夢。即ち盧生道士呂翁の借りて仮寝せし間に富貴栄華の夢見たといふ故事に基ゐたもの。のことを邯鄲台ともいふ。〔犯罪語〕
  19. 犯罪にてのことをいふ。邯鄲の夢。即ち虚生が道士呂翁の借りて仮寝せし間に富貴栄達夢を見たといふ故事に基いたもの。又のことを邯鄲台といふ。
  20. 〔隠〕犯罪語でのこと。邯鄲の夢故事に基く。
  21. のことをいふ。
  22. 宿泊する事を云ふ。
  23. 宿泊中津 博徒不良虞犯仲間
  24. 〔犯〕のこと、蘆生邯鄲の夢の事から出た語。

分類 ルンペン大阪三重県北海道博徒不良虞犯仲間埼玉県大分県大阪府宮城県岡山県島根県徳島県愛知県滋賀県犯罪犯罪者犯罪者露天商人、犯罪語、盗賊語、石川県福井県福岡県茨城県静岡県

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

かんたん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/10 16:12 UTC 版)

かんたん付近の国道10号(2008年)。右折標識板の下に大分信用金庫西大分支店(大分市浜の市1-3-34)の看板が見える。左側の道路案内標識は当時のもの。案内標識の表示県道695号は2017年時点で県道696号に修正されている[1]

かんたん菡萏英語: Kantan)は、大分県大分市西大分駅の北西約200-300 mにある一帯を指す地名。住居表示上では生石港町2丁目の一部となっている[要出典]が、「かんたん地区」という通称も用いられている[2]

地理

西大分駅の北西約200-300 mにあり、祓川の河口周辺にあたる。国道10号別大国道)が地域内を通っており、かんたんという交差点がある[3]

歴史

この地区を含む祓川河口および流域の一帯は古くから、現行地名と同じく、生石と呼ばれた[注 1]。一方、この地区が面する別府湾は菡萏湾の別名でも呼ばれたが、「菡萏」は開きかかった蓮の花を指し、U字型に開く別府湾の形状から名づけられたとされる[5][6]享和3年(1803年)に完成した『豊後国志』には、神宮寺浦(春日浦)の別名が菡萏湊であるとの記述があり[注 2][6]、菡萏はかつて春日浦を含む漠然とした地域を指していたとされる[6]

1884年(明治17年)にはこの地区に近代的港湾が完成し、菡萏港と名づけられた[9]。菡萏港の完成後には遊廓が立ち並び、時期によって変動はあるが、貸席が24、5軒から30軒あった。最盛期には約200人ほどの遊女がいた。これらの遊廓は約130年間続き、1958年(昭和33年)の売春防止法施行後には、貸間や旅館に転業した[6]。だが、多くがその後、民家やアパート等に転用されたり、解体され更地になったりしている。

「“かんたん”みなとまちづくり」が、平成18年度手づくり郷土賞(地域活動部門)受賞。平成29年度同賞大賞[10]

交通

大分駅から大分交通(路線バス)の別大線(大分駅 - 別府北浜 - 亀川 - 関の江)、国大線(大分駅 - 別府北浜 - 亀川 - 国東)、鉄輪線(大分駅 - 別府駅 - 鉄輪温泉)、APU線(大分駅前 - 別府北浜 - 亀川 - APU)などの各路線で「かんたん」停留所、下車。

地区内に鉄道駅はないが、国道10号をはさんだ内陸側に九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線西大分駅がある。

かんたんには、かつて大分交通別大線(路面電車)の菡萏停留場が存在していたが、別大線の廃止に伴い1972年(昭和45年)4月5日に廃止された。菡萏停留場は起点区間側の複線区間(併用軌道部)と単線区間(専用軌道部)の分かれ目であり[11]タブレット交換が行われていた(北緯33度14分52.6秒 東経131度34分48.0秒 / 北緯33.247944度 東経131.580000度 / 33.247944; 131.580000[12]。現在は路線バスによる運行が行われており、上述の別大線・国大線・鉄輪線でおおむね20分間隔で運行されている。

施設

  • かんたん交差点
  • かんたんバス停(大分交通)
  • 萬葉歌碑公園[13]
  • かんたん港園・かんたんサーカス[14][15](生石5丁目に所在。)
  • マリーナ大分
  • 生目神社
  • 松の湯

かつて存在した施設

  • 大分交通別大線:菡萏停留場
  • 菡萏遊郭 - 生石港町2丁目6,7,8,9番付近[16]に遊郭跡が多くみられる。[要出典]

脚注

注釈

  1. ^ 初出は天喜元年(1053年)3月19日の「由原宮御在所司僧救円解」(柞原文書の一部)[4]
  2. ^ 神宮寺浦 今春日浦地方。又名菡萏湊。往昔蕃諸舶所輻湊也。事具于前條[7][8]

出典

  1. ^ Google Maps – Google ストリートビュー - 大分県大分市生石港町2丁目 (Map). Cartography by Google, Inc. Google, Inc.
  2. ^ 大分市都市計画マスタープラン 大分地区地区別構想見直し版” (PDF). 大分市. pp. 34-35 (2016年7月15日). 2018年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月7日閲覧。
  3. ^ 事故多発交差点(平成24年データ準拠) ワースト1:かんたん交差点”. 日本損害保険協会. 2018年4月7日閲覧。
  4. ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1980, p. 98.
  5. ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1980, p. 742.
  6. ^ a b c d 渡辺克己 著「第十七章 生石かいわい」、大分合同新聞社 編『大分今昔』(PDF)(デジタルブック版)NAN-NAN事務局、2007年12月7日http://www.nan-nan.jp/lib/oita017a1.pdf2018年4月7日閲覧 
  7. ^ 唐橋世済 纂輯『豊後国志:附・箋釈豊後風土記』二豊文献刊行会[ほか]、1931年、73頁。NDLJP:1181222/51 
  8. ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1980, p. 447.
  9. ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1980, pp. 183–184.
  10. ^ 大分県受賞一覧”. 手づくり郷土賞. 国土交通省. 2022年4月6日閲覧。
  11. ^ 田尻弘行『大分交通別大線』ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 85〉、2006年9月1日、25-28頁。 ISBN 4-7770-5179-X 
  12. ^ 宮脇俊三『鉄道廃線跡を歩く 地図から消えた鉄道実地踏査60』 7巻、JTB〈JTBキャンブックス〉、2000年1月、165-166頁。 ISBN 4-533-03376-8 
  13. ^ 万葉歌碑公園”. おおいた市観光ナビ. 一般社団法人大分市観光協会. 2018年4月7日閲覧。
  14. ^ かんたん港園”. 日本一の「おんせん県」大分県の観光情報公式サイト. 一般社団法人ツーリズムおおいた. 2018年4月7日閲覧。
  15. ^ かんたん港園(かんたんサーカス)”. おおいた市観光ナビ. 一般社団法人大分市観光協会. 2018年4月7日閲覧。
  16. ^ Google Maps – 大分県大分市生石港町2丁目 (Map). Cartography by Google, Inc. Google, Inc.

参考文献

関連項目

座標: 北緯33度14分49.6秒 東経131度34分54.0秒 / 北緯33.247111度 東経131.581667度 / 33.247111; 131.581667


かんたん

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 07:30 UTC 版)

同音異義語

かんたん


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