比とは? わかりやすく解説

ひ【比】

読み方:ひ

[音](呉)(漢) [訓]くらべる ころ たぐい

学習漢字5年

二つ並べて見くらべる。「比較対比類比

二つのものをくらべた割合。「比重比熱・比率・比例単比等比

同列並べる。並ぶ。「比肩比翼櫛比(しっぴ)」

同列並んだ仲間。たぐい。「比倫比類無比

べたべたとくっつく。親しむ。「比周

なぞらえる。たとえる。「比擬比況比興比喩(ひゆ)」

ころ。時分。「比年・比来」

フィリピン。「比国比島日比・訪比」

[補説] 6は「譬」と通用する

名のり]これ・たか・たすく・ちか・つね・とも・なみ・ひさ

難読比丘(びく)・比丘尼(びくに)・比目魚(ひらめ)・比律賓(フィリピン)


ひ【比】

読み方:ひ

同等に扱われること。同列おかれること。たぐい。「速球にかけては彼の—でない」「日本人勤勉さは他に—を見ない

詩経」の六義(りくぎ)の一。たとえを用いて気持ち述べる詩の叙述法

二つの数abがあるとき、abの何倍であるかの関係をab対する比という。abと表す。

名詞付いて、それと比較する意を表す。「前年—で三割の増収


ころ【頃/比】

読み方:ころ

あるきまった時期前後含めて大まかにさす語。時代時分ころおい。「子供の—」「その—、会社戻っていた」「—は元禄一四年」

しおどきころあいちょうどよい時。「—を見計らって話を切り出した

おおよそ年齢。「年の—は四〇歳ほど」

ある期間。

敷島や大和にはあらぬ唐衣—も経ずしてあふよしもがな」〈古今・恋四〉

時節季節。→ごろ(頃)

「—は正月……十一二月、すべて折につけつつ、一とせながらをかし」〈・二〉

[用法] ころ・おり・際(さい)節(せつ)——「ころ」は幅のある、ある時を漠然と指す。「もう湯が沸くころだ」「若いころ思い出」は、「おり」「際」「節」では置き換えられない。◇「おり」は「ころ」よりも限定された、ある一つの時、機会を示す。「その後彼に会うおりがなかなかない」など。また、当地お出かけのおりにはぜひお立ち寄りください」は、「出かける」が相手主体的行動であるところから、「際」で置き換えられる。◇「際」は何かを行う時、何かを処理する時を、「おり」をさらに限定して示す。したがって明確な行動を示す場合が多い。「出かける際には鍵をかける」「この際、すべてをかたづけてしまおう」などに「おり」「ころ」は用いない。◇「節」は元来節季を表すので、時を細かく限定するよりも大まかに漠然とした期間を示す。比較古風で、改まった言い方なので使われる場面限られ決まり文句が多い。「この節物価高くて困ります」「その節にはいろいろお世話になりました」「おめもじの節はよろしく」など。


ごろ【頃/比】

読み方:ごろ

接尾名詞「ころ(頃)」から》

時を表す語に付いて、その前後漠然と示す。「三時—行く」「六月開店する」「一九〇〇年—」

動詞連用形付いてそうするのにふさわしい時期・状態である意を表す。「花は今が見—だ」「食べ—の西瓜(すいか)」

名詞付いて、その点でちょうどよい、の意を表す。「値—の品」「手—の棒」


a, b、2つの数または式を、a が b の何倍であるかを表す関係を、a の b に対する比といい、a:b と表す。


比(比率)

分析(132-1)の第一段階は、人口総数ないし事象数を他の総数ないし数値関係付けることから始まる。結果として指標には様々な名称が与えられている。もっとも一般的なものは比(比率) 1で、一つ数値を他の数値除して得られた商である。構成比 2一部分全体対す大きさの関係を示す比率である。百分率 3100当たりで表示され構成比である。率 4特定の期間、通常1年間における特定の人口ないし部分人口における特定の事象相対度数 5を指す特別な種類の比である。以上のような用語法推奨されるが、率という用語は着実に意味を広げており、比率同義語として不正確に用いられることがしばしばある(たとえば、労働力率であるが、これは実際のところ構成比である)。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/31 15:25 UTC 版)

(ひ、: ratio)とは、2つ以上の0でない比例関係を表したもの。




「比」の続きの解説一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 01:57 UTC 版)

計量単位一覧」の記事における「比」の解説

パーセント1 % = 1/100 パーミル:1 ‰ = 1/1000 ppm = parts per million百万分率)の意で濃度単位同類ppc,ppb,ppt,ppma,ppmwなどがある。

※この「比」の解説は、「計量単位一覧」の解説の一部です。
「比」を含む「計量単位一覧」の記事については、「計量単位一覧」の概要を参照ください。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 04:21 UTC 版)

周易上経三十卦の一覧」の記事における「比」の解説

比(ひ、bǐ)は六十四卦第8番目の卦。内卦(下)が坤、外卦(上)が坎で構成される通称水地比」。比は「したしむ」の意味であり、序卦伝には大衆すなわち人と人は親しむので、師の次に置かれるという。

※この「比」の解説は、「周易上経三十卦の一覧」の解説の一部です。
「比」を含む「周易上経三十卦の一覧」の記事については、「周易上経三十卦の一覧」の概要を参照ください。

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出典:『Wiktionary』 (2021/10/22 23:22 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. 比率割合わりあい
  2. 比肩しうるもの。比較対象くらべもの
  3. ころおおまかな時、時期

動詞

  1. 比べる対比する。

活用

造語成分・略称

比律賓の第1字)

  1. フィリピン意味する語を作る

熟語


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