比々羅木神社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 18:03 UTC 版)
読みは「ひいらぎじんじゃ」。花乃の実家の畳店の隣にある。大例祭では2年に1度中学生流鏑馬が行われる。花乃が中学校2年生の秋に火災になり宝物殿が燃えた。宝物殿には宮司が大事にしている先祖代々伝わる「何か」が安置されていた。周囲に火の気は無く、不審火と思われている。火災の後は他の神社と兼任している別の宮司が通っている。火災の6年後も担当刑事は1人となったものの捜査はされており、花乃も実家を訪れた時に聴取を受けている。 圓城 陽向(えんじょう ひなた) 比々羅木神社の神主の長男で陽大の兄。とても素直な性格で、小さい頃から神職になるための教育をされており、いずれ宮司となり、自身の希望で花嫁として雛を迎える予定だった。祭事の度に花染神社を訪れており、花染神社の氏子らに名前や顔を認識されていた。中学生の時に弓道の関東大会の団体戦に出場し落を務め、花乃・陽大とともに優勝を果たした。火災の夜、部屋にいない雛・陽大を探しに外へ出て、雛が陽大にキスをしているのを目撃、何も言わずその場から逃げてしまう、気が動転したまま宝物殿が炎上しているのを発見、居合わせた花乃の制止を振り切って両親たちが居たであろう宝物殿へ向かい帰らぬ人となった。 圓城(えんじょう -) 比々羅木神社の宮司。陽向・陽大の父親。雛の父の弟。人柄が良く、温和で誰にでも優しい。比々羅木神社の火災に巻き込まれて亡くなった。息子達の命名を兄に頼み、兄の命名する子は息災で育つと根拠もなく言っていた。 圓城(えんじょう -) 比々羅木神社の禰宜。陽向・陽大の母親。周囲の人からはとても責任感が強いという評価がある。花乃に#関連項目着付けを教えるデリカシーのない家族の男達に呆れていた。花乃は「ちょっとおっかない」と感じていた。夫と同じく比々羅木神社の火災に巻き込まれて亡くなった。
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