切磋琢磨 切磋琢磨の概要

切磋琢磨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/02 06:43 UTC 版)

元々は『詩経』の風・淇奥(きいく)篇で用いられた表現であり、武公の自己研鑽ぶりを表現したもの。

有匪君子,如切如磋,如琢如磨。

(書き下し) 匪(ひ)たる君子有り、切(せつ)するが如く 磋(さ)するが如く、琢(たく)するが如く 磨(ま)するが如し。
(現代語訳) 切するように、磋するように、琢するように、磨するように、(自己研鑽に励む)優れた君子がいた。

— 『詩経風・淇奥

切・磋・琢・磨とは、元来はそれぞれが材料を加工する作業の事を表す表現であり、

  • 「切」とはを切って加工する作業。
  • 「磋」とは象牙をといで加工する作業。
  • 「琢」とは(ぎょく)を打って加工する作業。
  • 「磨」とはを磨いて加工する作業。

という意味だが、上記の『詩経』の用法から、「自己研鑽」を意味するようになり、 学問や道徳、また技芸などをみがき上げることを意味する語ともなった[1]。 学問も独自の研究などで、研鑽(けんさん)を積むことで将来へ繋がる基盤を作ることができる。

日本語でも好んで用いられる四字熟語であり、特に「琢磨(たくま)」は男性名としてもよく用いられる。




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