せっさたくまとは? わかりやすく解説

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切磋琢磨

読み方:せっさたくま

「切磋琢磨」とは、仲間同士励まし合い学問道徳の向上を目指すことを意味する表現である。

「切磋琢磨」とは・「切磋琢磨」の意味

「切磋琢磨」とは、学問道徳を磨くを意味する切磋」と研磨技法語源表面平らな状態を意味をする「琢磨」が合わさった四字熟語である。「切磋琢磨」の相手となるのは友人や他の受験生会社の同僚など各人置かれ境遇により様々である。本来の意味学問道徳限った熟語であったが、次第様々な分野広がっていった。

特に、スポーツでは中高生から社会人まで球技をはじめとした団体競技や、徒競走投擲など個人種目自己ベスト更新大会レコード記録など目標として「切磋琢磨」がよく用いられるビジネスにおいても、職場内や同業他社との間で「切磋琢磨」することが良しとされる向きがある。中島敦小説山月記」の中では、友人詩作について高め合わなかったことを後悔する文脈で「切磋琢磨」が使われている。

「切磋琢磨」の熟語・言い回し

切磋琢磨してとは


切磋琢磨して」とは、互いに励まし合いながら高み目指すという意味である。ビジネスでは上司から部下へ、学校生活では教師から生徒激励する際の決まり文句にもなっている。一般に自分と同格目下の者に対す言葉で、目上の人に使われることはない。

切磋琢磨しながら成長とは


切磋琢磨しながら成長」とは、互いに励まし合いながら成長することを意味する。特に「成長」の部分強調した言い回しである。入学式入社式においては新入生新入社員宣誓使われる

切磋琢磨し合うとは


切磋琢磨し合う」とは、互いに協力或いは競い合って向上するという意味である。運動部体育会などスポーツ取り組んでいる人や団体の間でよく使われる言い回しである。

切磋琢磨するとは


「切磋琢磨する」とは、仲間同士互いに励まし合い向上するという意味である。「切磋琢磨」を含む言葉の中では最もよく使われる言い回し一つである。

「切磋琢磨」の使い方・例文

何事も自分一人取り組むよりも、同じ目標持った友人ライバルと「切磋琢磨」し合うことにより良い結果繋がりやすい。
今回スポーツ大会で力及ばず初戦敗れてしまいましたが、チーム皆で「切磋琢磨」して来年こそは決勝戦まで残れるように頑張りたい
ピアノ一人演奏を楽しむのも良いものだが、時にはコンサート出てピアノ愛す仲間と「切磋琢磨」すると楽しみが広がると思う。
・せっかく「切磋琢磨」して予備校通ったものの、本番では期待通り問題出題されず、結果が振るわなかったのは残念だ
・彼が常に学年トップいられるのは単に勉強好きなだけではなく友達同士で「切磋琢磨」しながら楽しく学習をしているからだ。
営業成績優秀だ上司から褒められたのは、自分努力はもちろんだが、常日頃からの同僚との「切磋琢磨」の甲斐あったからだと思う。

陶芸絵画などの芸術世界では黙々と作業取り組む他、展覧会年齢境遇関わらず多く同業者と「切磋琢磨」しながら意見交換することも大切だ
物事には運や実力もあるので、「切磋琢磨」したからと言って必ずしも成功手に入るいう訳ではない
・彼は普段勉強嫌いで知られているが、期末テスト前になると人が変わったように「切磋琢磨」して私よりも良い点数を取ることが多い。
スキルアップのためには自己流勉強法を試すのではなく勉強会セミナー参加をして「切磋琢磨」する方法もある。
柔道剣道などの武道極めるためには基本忠実にこなすことはもちろん、段位取得向けた「切磋琢磨」も不可欠である。
自分の力だけではこの山に登ることはできなかったろうが、登山グループ仲間との「切磋琢磨」のおかげもあって登頂できた。

切磋琢磨

読み方:せっさたくま

切磋琢磨とは、切磋琢磨の意味

切磋琢磨とは、学問道徳に励む、仲間同士励まし合って向上するという意味のこと。切瑳琢磨という漢字表記もある。切磋学問道徳を磨くこととい語源があり、琢磨表面平らにする研磨技法語源となっている。つまり、磨いて向上するという意味の四字熟語なのだ。切磋琢磨の英語表現どういう意味で使用するかにもよるが、friendly competition などが挙げられる

切磋琢磨は元々は玉や石を打ち磨くという意味で、学問で徳を修めることを指す事が多かったが、現在では仲間同士努力競争しあって向上するという意味で用いられることが一般的である。

切磋琢磨の類語

切磋琢磨の類語としては砥礪切磋がある。砥礪切磋学問道徳努力する切磋琢磨と似た能力高めるために努力するという意味があるしのぎを削る類語と言えるが、互いに向上するという切磋琢磨に対ししのぎを削る争いの意味合いが強い使い方だ。

切磋琢磨の語の例文、使い方

切磋琢磨を使った例文には「結果を出すことが出来なかったのは切磋琢磨に努めることが出来なかったからだ」、ビジネスシーンでは「同じ部署ライバルとしてこれから切磋琢磨して会社盛り上げよう」などといったものがある。互いに高め合うという意味で切磋琢磨を使用する場合は、ポジティブ使い方が多い。学問道徳に励むの努力をするという意味での切磋琢磨ではネガティブ使い方可能だ

せっさ‐たくま【切××琢磨】

読み方:せっさたくま

[名](スル)《「詩経」衛風・淇奥から。「琢磨」は玉・石などを打ち磨く意》学問をし、徳を修めるために、努力努力重ねること。また、友人どうしで励まし合い競い合って向上すること。「互いに—して技術改新成し遂げる



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