イヌ 生態的・形態的特徴

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イヌ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/30 09:18 UTC 版)

生態的・形態的特徴

イヌの属するイヌ科は、森林から開けた草原へと生活の場を移して追跡型の狩猟者となった食肉類のグループである。待ち伏せ・忍び寄り型の狩りに適応したネコ科の動物に対して、イヌ科の動物は、細長い四肢など、持久力重視の走行に適した体のつくりをしている(発汗できる種がヒトだけであるように、哺乳類の持久力走行は短距離走行に比べ難しく、稀である)。

また、イヌは古くから品種改良が繰り返されて、人工的に改良された品種には、自然界では極めて珍しく難産になるものも多い。品種によっては、出産時に帝王切開が必要不可欠となる(主にブルドッグ)。

抜け毛が少ないシングルコートを持つポーチュギーズ・ウォーター・ドッグ

犬のの生え方や長さには、犬種によって様々な特徴がある。犬の毛の成長サイクルは、犬種や生活環境によって大きく変化する。

皮膚を保護するオーバーコート(ガードヘア英語版)と体温調節を担うアンダーコートの2層構造を持つ犬種ダブルコートは、子犬のパピーコートを除き、春と秋の2回の換毛期に一か月程度かけて生え変わる。オーバーコートだけのシングルコートの犬種では、換毛期がなく一年を通して徐々に更新される[3][4]

また、夏には飼い主によってサマーカットと呼ばれるトリミングが行われるが、冷えやすくなり虫刺され・紫外線などの刺激を受けやすくなるなどのデメリットもある[5]

  • 犬のヘアスタイル英語版
  • トリマー(犬の毛を整える仕事の人)
  • 犬のトリミング方法

骨格

犬のボディコンディションスコア(BCS)と体型。腰のくびれ方や触ったときの肋骨の感触などから理想体型か痩せ気味か肥満かなど分類。

イヌの歩き方は、指で体を支える趾行(しこう)性で、肉球(4つの指球(趾球)と1つの掌球(蹠球))と爪が地面につく。爪は先が尖っており、走るときにスパイクのような役割をする。ただし、ネコ科のものほど鋭くはない。爪を狩りの道具とするものが多いネコ類とは異なり、イヌ科の動物は爪を引っ込めることができず、各指はほとんど広げることができない。ネコ類と同じく、第3指(ヒトでいう中指)と第4指(薬指)の長さが同じである。後肢の第1趾は退化して4本趾の構造となっているが、たまに後肢が5本趾のイヌもいる(こうしたイヌの後肢の第1趾は「狼爪」と称する)。前肢は5本指の構造となっているが、やはり、その第1指(親指)も地面には着かない。一部のイヌは狼爪が2本あるものもある。狼爪は幼少時に切除される場合が多いが、一部の犬種は切除しない。

前肢はほとんど前後にしか動かず、鎖骨退化して失われている。逆に股関節は、靭帯による制約が少ないために、他の家畜類に比べて可動性が広く、後肢を頭を掻くのに用いたりし、また、は排尿時に高く持ち上げる。反面、靭帯が少ないことは、しばしば股関節脱臼を起こす原因ともなっており、高齢犬や著しく体重が増えた犬、大型犬でその傾向が高い。

肋骨は13対で、ヒトより1対多く、走るのに必要な心臓は、体のわりに大きい。心臓は食肉目の他のグループの動物と違って球形に近く、特に左心室が非常に大きい。

尾は走行中の方向転換でとして働くが、オオカミなどと比べると細く短くなっており、また、日本犬に多く見られるように巻き上がっているものがあるのは、筋肉の一部が退化して弱くなっているためである。

生まれて間もないころは、歯は生えていない。3週間頃から乳歯が生えて、3か月ごろから乳歯から生え変わり、生後1年で全部が永久歯となる[6]

乳歯は全部で28本である。

永久歯の歯式は 3/3・1/1・4/4・2/3=42 では42本(21対)ある。ヒトの32本(16対)、ネコの28 - 30本と比べると、が長い分多い。

ヒト(2/2・1/1・2/2・3/3=32)と比較すると、切歯が上下各3本、前臼歯(小臼歯)が各4本と多く、後臼歯(大臼歯)は上顎で2本(下顎は3本)と少ない。イヌ型亜目に共通の身体的特徴として、犬歯(牙)のほかに、裂肉歯と呼ばれる山型にとがった大きな臼歯が発達している。この歯は(はさみ)のようにして肉を切る働きをもつ。裂肉歯は、上顎の第4前臼歯と、下顎の第1大臼歯である。食物はあまり咀嚼せずに呑み込んでしまう。

ウェットフード、人の食べ物、間食は歯周病罹患率を上げる[7]。また、人間のように過剰歯、すきっぱ、抜歯、埋伏歯、あごの骨の骨折など歯並びが悪くなる不正咬合となる場合もあるが、短頭種犬のように顎が短いと歯の異常や歯周病を起こしやすい[8]

消化器

豚足を食べるゴールデン・レトリバー

イヌ科グループの他の動物と同様、イヌは基本的には肉食であるが、植物質を含む様々な食物を好む雑食性である。消化管はそれほど長くないが、の長さが体長(頭胴長)の4から4.5倍程度であるオオカミに対して、イヌのほうは5から7倍と、いくらか長くなっており、これも植物質の消化に役立っている。肉食獣の中には盲腸を持たない種も存在するが、イヌはそれほど大きくないものの 5から20cm程度の盲腸を持つ。

オオカミとイヌの違いとして、脳機能に関する遺伝子および消化酵素をコードする遺伝子の相違が報告されている[9]。報告によれば、イヌではデンプンの分解酵素の一つであるアミラーゼ遺伝子のコピー数が多く、その活性はオオカミの28倍である。同じくデンプンの分解酵素であるマルターゼ遺伝子の場合、コピー数に大きな違いは無いが、イヌのマルターゼ遺伝子配列は長いタイプであり草食動物のものに近いという。このような違いはイヌの進化における家畜化・雑食化の過程の一つと考えられる。 したがって、犬の唾液は独特の複雑さを持っており、また食物連鎖上、生態系の上位に属すること、オオカミの時代の狩りの方法が集団的であったこと(匂いの少ない猫類と異なる)など様々な要因の結果もあって、匂いを有し結果として独特の口臭を持つことにつながる。

犬は水を飲む時、を裏に巻くようにして水をすくって飲む特徴がある[10][11][12]

イヌの耳下腺は、副交感神経性の強い刺激を受けると、ヒトの耳下腺の約10倍のスピードで唾液を分泌する。唾液は浅速呼吸(喘ぎ)により、口の粘膜と舌の表面から蒸散する。激しい運動のあと、イヌが口を開け、舌を垂らしてさかんに喘いでいるのはこのためである。イヌの体には汗腺が少ないが、この体温調節法は汗の蒸発による方法と同じくらい効果的であるという。

肛門には肛門嚢(こうもんのう)と呼ばれる一対の分泌腺があり、縄張りのマーキングに使われるにおいの強い個体識別のもとにもなる分泌液はここから出ている。ジャコウネコハイエナのように外に直接開いてはおらず、細い導管で肛門付近に開口している。なお、イヌが雨に濡れたときなどに特に匂う独特の強い体臭は、主に全身の皮脂腺の分泌物によるものである。

嗅覚

柴犬の鼻づら

警察犬の遺留品捜査や災害救助犬の被災者探索などでよく知られるように、イヌの感覚のうち最も発達しているのは嗅覚であり、においで食べられるものかどうか、目の前にいる動物は敵か味方かなどを判断する。また、コミュニケーションの手段としても、ここはどのイヌの縄張りなのかや、相手の犬の尻のにおいを嗅ぐことで相手は雄か雌かなどを判断することでも嗅覚は用いられたりする。そのため、イヌにとっては嗅覚は独自性を主張する重要な器官である。

イヌの嗅覚はヒトの数千から数万倍とされるが、その能力は有香物質の種類によっても大きく異なり、酢酸の匂いなどはヒトの1億倍まで感知できる。嗅覚は鼻腔嗅上皮英語版にある嗅覚受容神経(嗅覚細胞)によって感受されるが、ヒトの嗅上皮が3 - 4cm²なのに対し、イヌの嗅上皮は犬種によって異なるが15 - 150cm²である[13]。また、嗅覚受容体遺伝子は、ヒトで396個、イヌで811個であり嗅覚受容体の種類の豊富さにより匂いを感じ取るレパートリーが人間より広い[13]

嗅上皮の粘膜を覆う粘液層中に分布する、「嗅毛」と呼ばれる線毛は、においを感覚受容器に導く働きをするが、イヌの嗅毛は他の動物のそれより本数が多く、長い。嗅細胞の層も、ヒトでは1層であるのに対して、イヌでは数層になっており、ヒトの500万個に対し、2億5千万から30億個あると推定されている。鼻腔の血管系もよく発達している。ヒトが顔や声について特別な記憶力をもつように、イヌは匂いについての優れた記憶力を持ち、久しぶりに会うヒトやイヌなどの個体識別ができる。イヌを含む動物群の鼻先のいつも湿っている無毛の部分を「鼻鏡」と呼ぶが、これもイヌのすぐれた嗅覚を保つのと同時に風の向きを探る働きをすると考えられる。

イヌが嗅覚に優れていることは事実であるが、イヌ同様に探索目的での使役が多いブタイノシシ類)も引けを取らないと考えられているし、クマの研究者によればクマ類の嗅覚はイヌ(イエイヌ)の約7倍とされている。ゾウは嗅覚細胞の総量から言っても、能力においてイヌやクマを遥かに上回る動物として知られている。なお、魚類ではウナギの嗅覚がイヌの嗅覚に匹敵するとされる[14]

一方、イヌの嗅覚は人間の抱えるストレスを人間の汗や息の中に含まれる物質の変化から嗅ぎ分けることが可能である事実が、英国クイーンズ大学ベルファスト校ニューカッスル大学の研究者たちの調査と研究で明らかにされている。この新研究の発表はオンライン科学雑誌『プロスワン』に掲載されている[15]

熱感知

2020年の研究で、犬の鼻に熱源を感知する能力が発見された[16][17]。哺乳類としては、吸血蝙蝠として知られるナミチスイコウモリに次いで二例目となる[18]

聴覚

イヌは聴覚も比較的鋭い。また可聴周波数は40から47,000Hzと、ヒトの20から20,000Hzに比べて高音域で広い。超音波を発する笛である犬笛(約30,000Hz)はこの性質を利用したもの。聴力において、犬種による違いはほとんど見られない。ただし人間同様に加齢によって聴力が衰える事は一緒である。

視覚

犬の眼球

優れた動体視力を持っており、1秒間に30フレームを表示するテレビ画像などはコマ送りにしか見えない。たとえばフリスビーなどを跳び上がってキャッチできるのは、四肢の運動能力と動体視力ゆえである。一方、イヌの眼には赤色に反応する錐体細胞の数が非常に少ないといわれ、明るいときには赤色はほとんど見えていない可能性が高い。色の明暗は認識できるが、全色盲に近いと考えられている。交通信号機だけは識別できるとされていたが、実はこれも灯火の点灯順序と人間の動きを関連づけて学習していたに過ぎない事が確認されている。ネコやキツネの瞳孔が縦長であるのに対し、イヌの瞳孔は収縮しても丸いままである。人間には存在しない神経回路として、視覚野と嗅覚葉を直接つなぐ回路が発見されている[19]

眼底には輝板(タペタム層)があり、入射した光と眼底で反射した光を受け取れることから暗所では人間より物が見えやすい[20]

1909年の研究結果から近視とされていたが、その後の研究からほとんどの犬は正視から、やや遠視だという研究結果が優勢である。しかし、その一方、ジャーマンシェパード、ロットワイラー、ミニチュアシュナウツァーは近視が多いという研究もある[21]

視野は、人間では両目で約200°とされるのに対して、中頭種の犬では視野は240‐250°で、視角で狩りを行うサイトハウンドのような顔や鼻の長い長頭種はより広い視野角を持ち、パグのような短頭種は人間に近い視野であると推測されている[21]

味覚・舌

味覚として、甘味・酸味・塩味・苦味を知覚するが、味蕾は人の約1万個に対して、1700‐2000個程度で味には鈍感とされている[22]。その一方、水のイオン濃度は感じ取れ、獲物から摂取した塩味を調整するために水を飲み調整する必要から発達したと考えられる[23]

同じ食肉目のイエネコと違い砂糖などの「甘味」を感じることが出来る。サツマイモなどの甘味のあるものを好み、人工甘味料のような苦味を伴うものは毒と判断して苦手とする。酸味が次に敏感で、こちらは腐ったものと判断して嫌う。一方で塩味には鈍感でほとんど感じ取れていないとされる。また「アミノ酸の甘さ」を感じ取れるためチーズといった動物性のタンパク質を好む[23]

ちなみに、10種のアミノ酸が体内で合成できないため、食べ物から必須アミノ酸を獲得しなければならない。動物によって必要アミノ酸は変わるが、犬の場合はアルギニンヒスチジンイソロイシンロイシンリジンメチオニンフェニルアラニンスレオニントリプトファンバリンである[24]

ネコと比較すると雑食性が強く、肉以外にも野菜や果物、穀物やヒト用の菓子も食する。人との共存の歴史においてこれらの強い雑食性を身に着けたと考えられるが、犬の害になる食物も誤食(後述、タマネギネギニンニクカレー等が有名)するケースがあり、注意が必要になってくる。

呼吸

イヌの呼吸は「パンティング《panting》(浅速呼吸)」と呼ばれ、俗に「喘ぎ呼吸」とも呼ばれる。イヌは足の裏の肉球以外には汗腺を持たない動物であり、肉球からの発汗による体温調節の効率は人間の130分の1程度しかなく、ヒトとは異なり発汗で体温調節を図ることが出来ない。その為、熱の発散の唯一の手段は口からの呼吸しかなく、汗をかく代わりに舌を出しハアハアと喘ぐように呼吸することで、そこから染み出す唾液を始め口内や喉の水分を蒸発させて熱を放出し体温調節を図っている。汗腺が身体のごく一部にしかないイヌにとっては、その呼吸や行為自体がヒトを含む他の動物以上に命に関わる重要な行動となる[注釈 2][25]。なお、パンティングの頻度は大型犬に多いことが判明している。

繁殖

メスの発情周期は6~8か月であるが、犬種により差がある。発情期間は約3ヵ月で、この期間のうち前期1ヵ月の間が実際に交尾により繁殖が行える可能性のある期間である。発情期に入ると、メスは性器を自ら舐める仕草が多くなり始める。この時期からメスは性器からフェロモンを発して周囲のオスに発情期を察知させるようになっている為、他のオスを興奮させない意味でも、ドッグランなど不特定多数のイヌがいる場所に発情期に入ったメスを連れ出す事は控える事が望ましい。次いで性器が充血して出血(生理)が始まる時期に移行する。この期間は概ね10日前後で、この時期にパートナーとなるオスと同居させる事で交配が行われる[26]

交尾の際には他のイヌ科の動物と同様に交尾結合が見られる。オスは陰茎勃起する前に挿入し、挿入後に勃起する[27]陰茎骨があるため勃起前に挿入できる[27]後背位で結合した後にオスがメスの尻を跨いで反対向きとなり、尻同士を向かい合わせた状態で長い時は30分以上交尾が継続する。結合中は陰茎が勃起し、根元付近が特に大きく膨らみメスのから抜けなくなる為、射精が終了するまでは人の手でも引き離すことは難しい[26]ブリーダーによる血統証明書英語版の申請の際には、この「尻を向かい合わせた姿勢」の写真を根拠として交配証明書を作成することが一般的である[28]

排卵期が過ぎた後の残りの2ヵ月余りは、メスの体内では黄体ホルモンが分泌されており、妊娠の有無に関わらず乳房の肥大や母乳の分泌、地面に穴を掘る営巣行動などが見られる場合がある。こうした状況は偽妊娠想像妊娠)と呼ばれ、この期間が後述の実際の妊娠期間とほぼ重なる為、妊娠の真偽判定が難しくなる場合がある[26]。その一方で、偽妊娠期間中で母乳が出るメスは他の子犬へ授乳する乳母の役目を果たせるため、ネグレクトなどの何らかの理由で子犬への生母からの授乳が期待できない場合に、こうしたメスに授乳を行わせる場合もある[29]。同種族のみならず、ネコ科の動物など全く異なる種族の授乳や育児を行なった事例もある[30][31]。妊娠期間は50~70日。1~12子を一度に出産するため、乳房を左右に5対持っているのが一般的である。生誕6~12か月目で成犬の大きさになり、その後の2~3か月目で性成熟する。これはオオカミの2年に比べて早熟である。小型犬は成犬に達するのが早いが成熟も早い。

寿命

イヌは10歳になると老犬の域になり、12歳から20歳程度まで生きる。ただし犬種や生育環境によっても異なり、基本的に大型犬のほうが小型犬よりも短命である。また、一般的には屋外飼育よりも室内犬のほうが長命の傾向がある。歳を取るスピードは若いほど早く成犬となってからは緩やかになる。イヌの年齢をヒトの年齢に換算する方法は諸説あるが、科学的根拠に基づいたものではなく必ずしも正確ではない。目安として、小型犬は生後1年でヒトの約17歳、生後2年で約24歳、大型犬は生後2年で約20歳、それ以降は小型犬で1年につきヒトの4歳程度分、大型犬は5から6歳程度分、歳を取ると考えられる。転じて、情報技術(IT)が普及した2000年前後には、ITの進化の目まぐるしさをイヌの1年がヒトの人生の数年分であることのようだと言うたとえから「ドッグイヤー」という比喩が使われた[32]

飼育環境の改善や犬フィラリア症予防などの動物医療の普及などによって、犬の平均寿命は伸びる傾向にある。

世界最高齢のイヌ

ギネスブックは2023年2月、世界最高齢の犬、かつ史上最高齢の犬として、ポルトガルで飼われている当時30歳とされたラフェイロ・ド・アレンティジョの「ボビ」を認定した[33]。「ボビ」は同年5月11日に31歳を迎え、同年10月21日に31歳と165日で死亡した。しかし人間に換算すえば200年も生きたことになるこの記録については直後より疑問が呈され、ギネスブックは記録の精査を開始[34]。2024年1月16日には記録に疑義が生じたとして記録を一時停止とした[35]。なおボビに続く最高齢の記録は、1939年に29歳5ヶ月で死去したオーストラリアの牧畜犬「ブルーイ英語版」である[34]

2010年10月から2011年12月にかけて、生存する世界最高齢の犬と認定されていた日本の栃木県の雑種犬「ぷースケ[36]は、2011年12月5日の死没時点で26歳9ヶ月[37]であり、人間の年齢で換算すると125歳以上と推定された。

社会性

尻を嗅ぐことでイヌは互いの性別や若さ、強弱などが分かるという

イヌの特徴としてヒトと同じく社会的動物であることが挙げられる。意思疎通をするための感情や表情も豊かで、褒める、認める、命令するなどの概念を持っている。ヒトに飼われているイヌは、人間の家族と自身を1つの群れの構成員と見なしていると考えられ、群れの中の上位者によく従い、その命令に忠実な行動を取る。この習性のおかげでイヌは訓練が容易で、古くからヒトに飼われてきた。最古の家畜とする説が有力である。子犬を入手して飼う場合には、親犬の元での犬社会に対する社会化教育と新しい飼い主と家庭および周囲環境への馴化(じゅんか)との兼ね合いから、ほぼ6週齢から7週齢で親元より直接譲り受けるのが理想的とされる。

知能

全般的に高い知能を有する。また、品種によってはより優れた学習能力を示す。総じて記憶力も高く、例えば狂犬病予防接種を受けた犬は次年度の狂犬病予防接種に行く際、パニックを起こす事がある。試行錯誤を行う事もあり、例えば脱走するために首輪のフックを地面にこすりつけて外れないかどうか試行したり、室内で粗相をしたときは何か他のものをのせて大便を隠し、とぼけたりするなどの行動を行う事もある。他の犬に対して関心を示し、威嚇する行動を取る品種とそうでないものがある。他の犬への関心の示し方、攻撃性は、(しつけ)によっても抑えることがある程度可能である。なお、犬自体の「人間に対しての関心の示し方や接し方」は現時点において未知のものが多く、その解明の為の研究が今も進められているが、近年の研究では飼い主側の人間が示す「声を荒げて叱る」などの態度に対して敏感な反応を示すことが明らかになっている[38]。加えて、英オンライン科学誌『サイエンティフィック・リポーツ』において、犬が「意思疎通の手段」として使う目的で顔の表情をコントロールしている可能性があることが論文で掲載されている[39]。 一方で、ある調査結果からは「人間の恐怖心」の有無を感じ取れる知性を持つことが判明しており、この内容は『Journal of Epidemiology and Community Health』(2018年2月1日付オンライン版)にて掲載されている[40]。さらには、犬自体にも人間同様に嫉妬の感情を持つ可能性があるとする研究結果が発表されており、これらの研究結果は『Psychological Science』へ2021年4月7日付で掲載されている[41]

また、イヌ自体にも感情の昂りがあり、感極まると涙を流すことを日本の麻布大学の研究チームが確認・発表している[42][43]

イヌは他者の情動を読み取るだけでなく、視線を読み取ることで「きっとこの人はこう考えているのだろう」と他者の意図を推測する社会的知能がある[44]。この他者の視点に立ち適切な判断を下す能力を共同注視(joint attention)といい、心の理論の基礎をイヌが備えていると考えられる要素のひとつとなっている[44]。また、イヌは他者の顔から視線を追跡し、対象物について予測した後に再度視線を合わせようとする交互凝視(gaze attention)という動作を見せる。ペットのイヌが空の餌皿を見た後に飼い主を見上げてくるという動作を繰り返す、などがよくある交互凝視の例として挙げられる。ヒトの交互凝視は相手が何を見ているかの確認の伝達から、自分の視線の意味を相手に理解させようとする催促、自分の感情を伝える共感へと段階的に高度になるが、イヌは催促の段階までは使いこなしていると考えられている[44]


注釈

  1. ^ 既知の有力説の一つを記載。異説多数あり。
  2. ^ この行為は恐怖を感じた時にも行なう場合がある。
  3. ^ 産経新聞による厚生労働省への取材では、接種率は2020年の犬の登録総数の7割にとどまっている。未登録犬を含めると、接種率は実質4割程度に留まっていると推測される。本邦においては狂犬病は100%根絶されたと認識されがちであるが、2006年、2020年と狂犬病による死者は国内にて発生している。
  4. ^ 愛護動物とは、牛、馬、豚、めん羊、山羊、、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと及びあひる。人が占有している動物で哺乳類、鳥類、爬虫類に属するもの。
  5. ^ 身体に外傷が生ずるおそれのある暴行を加え、又はそのおそれのある行為をさせること、みだりに、給餌若しくは給水をやめ、酷使し、その健康及び安全を保持することが困難な場所に拘束し、又は飼養密度が著しく適正を欠いた状態で愛護動物を飼養し若しくは保管することにより衰弱させること、自己の飼養し、又は保管する愛護動物であって疾病にかかり、又は負傷したものの適切な保護を行わないこと、排せつ物の堆積した施設又は他の愛護動物の死体が放置された施設であって自己の管理するものにおいて飼養し、又は保管することその他の虐待
  6. ^ 同じ行動を過度に繰り返す症状。自分の尻尾を追うようにぐるぐる回るなど。
  7. ^ この論文は、学術誌「プリベンティブ・ベテリナリー・メディスン(Preventive Veterinary Medicine)」に掲載されている。
  8. ^ 母乳中の乳糖の割合は、イヌで3.1%、ウシで4.7%、人間ではさらに高く6.1 - 6.8%も含んでいる。

出典

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