風化とは? わかりやすく解説

ふう‐か〔‐クワ〕【風化】

読み方:ふうか

[名](スル)

地表岩石が、日射空気水・生物などの作用で、しだいに破壊されること。また、その作用

記憶印象月日とともに薄れていくこと。「戦争体験が—する」

徳によって教化すること。

一世の—に関係する有用人となることを得べし」〈中村訳・西国立志編

風解(ふうかい)」に同じ。


風化(セメントの)

読み方:ふうか
【英】:weathering

セメント空気中の炭酸ガスまたは水分吸収することにより、水和活性低下したり、異常に凝結する現象をいう。セメントの風化の度合強熱減量試験によって判定する

風化

作者小野

収載図書幻の時間五十一夜物語
出版社文芸社
刊行年月2006.6


風化

作者林守

収載図書おやじの背中短編小説集
出版社徳孤書房
刊行年月2007.12


風化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/07 06:31 UTC 版)

風化(ふうか、英語: weathering[1])または風化作用(ふうかさよう、英語: weathering[1])とは、地表にある岩石鉱物変質または分解する作用のことである[2]


注釈

  1. ^ 残りの地形プロセスは侵食運搬堆積である。
  2. ^ 岩石が長時間にわたる応力を受ける場合には、粘性と弾性の両方の性質をあわせもち、歪みを一定に保つときの応力は時間とともに減少する、というもの[12]
  3. ^ 岩石に多数の蜂の巣状にあいて形成されたもの[21]

出典

  1. ^ a b 文部省編『学術用語集 地学編』日本学術振興会、1984年、44頁。ISBN 4-8181-8401-2 
  2. ^ 日本地形学連合 2017, p. 764.
  3. ^ a b c 松倉 2017a, p. 273.
  4. ^ a b c d e f 高谷精二『地すべり山くずれの実際:地形地質から土砂災害まで』 鹿島出版会 2017年 ISBN 978-4-306-02489-2 第5章.
  5. ^ a b 松倉 2017a, p. 272.
  6. ^ a b 文部省土木学会編『学術用語集 土木工学編』(増訂版)土木学会、1991年。ISBN 4-8106-0073-4 
  7. ^ 松倉 2008, p. 10.
  8. ^ a b 松倉 2007, p. 60.
  9. ^ a b c d 松倉 2007, p. 59.
  10. ^ 松倉 2008, p. 11.
  11. ^ a b c 松倉 2017b, p. 242.
  12. ^ a b 松倉 2021, p. 85.
  13. ^ a b 松岡ほか 2017, p. 380.
  14. ^ 松倉 2021, pp. 80–81.
  15. ^ a b 松倉 2021, p. 82.
  16. ^ 松倉 2007, pp. 59–60.
  17. ^ 松倉 2008, pp. 36–38.
  18. ^ 松倉 2008, p. 19.
  19. ^ a b 松倉 2021, p. 83.
  20. ^ 松倉 2021, pp. 83–84.
  21. ^ 日本地形学連合 2017, p. 721.
  22. ^ 松倉 2008, p. 35.
  23. ^ 松倉 2008, p. 17.
  24. ^ 松岡 2017, p. 370.
  25. ^ 町田 1985, p. 12.
  26. ^ a b 松倉 2008, p. 23.
  27. ^ 小口 2017, p. 244.
  28. ^ a b 松倉 2007, pp. 60–61.
  29. ^ 松倉 2008, p. 26.
  30. ^ 松倉 2007, pp. 62.
  31. ^ a b c 松倉 2007, p. 61.
  32. ^ 松倉 2008, p. 27.
  33. ^ 日本地形学連合 2017, p. 438.


「風化」の続きの解説一覧

風化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:26 UTC 版)

アクセル・ワールド」の記事における「風化」の解説

朽ちたコンクリート錆びた鉄骨覆われるステージ。そのため壊れやすいのが特徴曇天の中で時折突風吹き砂塵が舞うためホコリっぽい。

※この「風化」の解説は、「アクセル・ワールド」の解説の一部です。
「風化」を含む「アクセル・ワールド」の記事については、「アクセル・ワールド」の概要を参照ください。

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風化

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 13:58 UTC 版)

発音(?)

ふ↗ーか

名詞

ふうか

  1. 岩石が、雨・風微生物晒されて、徐々に破壊されていくこと。
  2. ある出来事についての記憶感情が、時を経るごとに弱まって消えていくこと。特に戦争テロなど悲惨事件に対して用いられる
  3. (古)他者良い方向教え導くこと。風教

動詞

活用

サ行変格活用
風化-する

翻訳

語義1
語義2

動詞

活用

サ行変格活用
風化-する

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