ジハード
ジハード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/22 14:12 UTC 版)
アッラーフ · イスラーム
六信 · 五行
タウヒード · ジハード
モスク · マドラサ
カアバ · ハッジ
注釈
- ^ 「聖戦」に相当する用法としては、『クルアーン』第9章第81節に「居残り組の者どもは、アッラーの使徒が(出征した)後に残されて大喜び。もともと、彼らとしては、己が財産と生命を擲ってアッラーの道に闘うのは嫌だと思っていた」の「闘う」の部分にジハードの動詞形の三人称複数活用形“yujāhidū"が用いられている。
- ^ ムハンマドは「ジハードをし、開放せよ。断食し、健康を得よ。旅に出て儲けよ」と述べている。アラブ・イスラーム学院「ラマダーンQ&A 」
- ^ 「しかしもし向こうが止めたなら、(汝等も)害意を捨てねばならぬぞ、悪心抜き難き者どもだけは別として」
- ^ ただし、現実のイスラーム社会では、一回の休戦協定は10年以上の効力を有さないと考える法学者が多数派を占め、もし、その地に恒久的和平を確立していこうとするならば、条約の適宜更新が必要である。
- ^ 『クルアーン』第9章第5節には「だが、(4か月の)神聖月があけたなら、多神教徒は見つけ次第、殺してしまうが良い。ひっ捉え、追い込み、いたるところに伏兵を置いて待ち伏せよ。しかし、もし彼等が改悛し、礼拝の務めを果たし、喜捨も喜んで出すようなら、その時は遁がしてやるがよい」という文言、また第9章29節に「アッラーも、終末の日をも信じない者たちと戦え。またアッラーと使徒から、禁じられたことを守らず、啓典を受けていながら真理の教えを認めない者たちには、かれらが進んで税(ジズヤ)を納め、屈服するまで戦え」という文言があるように、当初、ムスリムとの戦いに敗れた多神教の信者は死か、改宗か、もしくは貢税を求められた。それに対し、「啓典の民」は服従と納税が強制された。また、「啓典の民」はのちに拡大解釈が行われ、特にペルシャや南アジアの諸地域では、ゾロアスター教やヒンドゥー教、仏教を奉じる人びとまで一神教を奉じる民と同様に扱われるようになった。
- ^ 『クルアーン』第8章15節「信仰する者よ、あなたがたが不信者の進撃に会う時は、決してかれらに背を向けてはならない」、および16節、「その日かれらに背を向ける者は、作戦上または(味方の)軍に合流するための外、必ずアッラーの怒りを被り、その住まいは地獄である。何と悪い帰り所であることよ」。
- ^ ジハードにおける献身をたたえ、その忌避を戒める『クルアーン』の章句は、第47章4節「あなたがたが不信心な者と(戦場で)見える時は、(かれらの)首を打ち切れ。かれらの多くを殺すまで(戦い)、(捕虜には)縄をしっかりかけなさい。その後は戦いが終るまで情けを施して放すか、または身代金を取るなりせよ。もしアッラーが御望みなら、きっと(御自分で)かれらに報復されよう。だがかれは、あなたがたを互いに試みるために(戦いを命じられる)。およそアッラーの道のために戦死した者には、決してその行いを虚しいものになされない」、および第48章16節「あと居残った砂漠のアラブたちに言ってやるがいい。『今にあなたがたは、強大な勇武の民に対して(戦うために)召集されよう。あなたがたが戦い抜くのか、またはかれらが服従するかのいずれかである。だがこの命令に従えば、アッラーは見事な報奨をあなたがたに与えよう。だがもし以前背いたように背き去るならば、かれは痛ましい懲罰であなたがたを処罰されよう』」などもある。
- ^ 『クルアーン』第56章10節から24節「(信仰の)先頭に立つ者は、(楽園においても)先頭に立ち、これらの者(先頭に立つ者)は、(アッラーの)側近にはべり、至福の楽園の中に(住む)。昔からの者が多数で、後世の者は僅かである。(かれらは錦の織物を)敷いた寝床の上に、向い合ってそれに寄り掛かる。永遠の(若さを保つ)少年たちがかれらの間を巡り、(手に手に)高坏や(輝く)水差し、汲立の飲物盃(を捧げる)。かれらは、それで後の障を残さず、泥酔することもない。また果実は、かれらの選ぶに任せ、種々の鳥の肉は、かれらの好みのまま。大きい輝くまなざしの、美しい乙女は、丁度秘蔵の真珠のよう。(これらは)かれらの行いに対する報奨である」および56章27節から40節「右手の仲間、右手の仲間とは何であろう。(かれらは)刺のないスィドラの木、累々と実るタルフ木(の中に住み)、長く伸びる木陰の、絶え間なく流れる水の間で、豊かな果物が絶えることなく、禁じられることもなく(取り放題)。高く上げられた(位階の)臥所に(着く)。本当にわれは、かれら(の配偶として乙女)を特別に創り、かの女らを(永遠に汚れない)処女にした。愛しい、同じ年配の者。(これらは)右手の仲間のためである。昔の者が大勢いるが、後世の者も多い」。先頭のものとは最良のムスリム、右手の者とは一般のムスリムのことである。
- ^ 報道によれば、少年を勧誘するに当たり、「殉教すれば天国で72人の処女とセックスができる」と説いていた。[1] 朝日新聞「14歳が自爆テロ未遂、報酬2400円 パレスチナ」
参照
- ^ a b c 塚田 紀史 (2015年3月28日). “イスラム教徒は、好戦的でも排他的でもない 中田考氏にイスラム教徒の死生観を聞く” (日本語). 東洋経済オンライン 2020年9月23日閲覧。
- ^ “JIIA -日本国際問題研究所-研究活動”. www2.jiia.or.jp. 2021年8月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z エスポジト(2009)pp.198-200
- ^ 平凡社 2019a, p. ジハード.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 渥美(1999)pp.287-291
- ^ 竹下 2019, p. ジハード.
- ^ a b 平凡社 2019b, p. ジハード.
- ^ a b 岩村(1975)pp.219-221
- ^ 藤本(1971)p.186
- ^ 大島(1981)pp.84-85
- ^ a b c d 『ラルース 図説 世界人物百科I』(2004)pp.323-328
- ^ a b 大島(1981)p.96
- ^ 島田 2016, p. 139.
- ^ 島田 2016, p. 140.
- ^ 塩尻 2005, p. 542.
- ^ ケベル(2006)pp.156-157
- ^ 大島(1981)p.59
- ^ 塩尻 2005, p. 540.
- ^ 鎌田繁著『イスラームの知とハディースの知』
- ^ a b 『もう一度学びたい世界の宗教』(2005)pp.84-85
- ^ 石川(1993)pp.91-95
- ^ 大島(1981)pp.78-79
- ^ イブン・カスィールによるクルアーン第55章及び第56章への言及
- ^ Victor Reklaitis (2015年10月9日). “ISはなぜトヨタ車を愛用するのか-米が説明要求” (日本語). ウォール・ストリート・ジャーナル 2016年10月22日閲覧。
クルアーンの原典への参照
ジハード(Crusader)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 22:13 UTC 版)
「ファイナルファンタジーVI」の記事における「ジハード(Crusader)」の解説
三闘神の力が封じられている幻獣。あまりに強力すぎるがゆえ、8匹の龍に力を分散させることで封印されていたが、8匹の龍を全て倒すと封印が解ける。魔神・女神・鬼神が現れて最終戦争を起こし、その圧倒的な破壊力で味方をも傷つけてしまう「天地崩壊」を行使する。
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ジハード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/30 09:41 UTC 版)
サイファーが宣言した人間撲滅の戦い。イスラームにおいてイスラーム世界(ダール・アル=イスラーム)を防衛する戦争もしくは異教徒の領土を侵略しイスラーム世界に組み込む戦争をさす「ジハード」に由来する。
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ジハード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 15:46 UTC 版)
「ゼウス (プロレスラー)」の記事における「ジハード」の解説
アルゼンチン・バックブリーカーの体勢からダイヤモンド・カッターに移行する技。太陽ケアのH5Oや中西学のヘラクレス・カッターと同型。ハッスルでは技名が「神々の怒り」になる。
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ジハード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 08:07 UTC 版)
ジハードは三つのカテゴリーに分けることができる。最大ジハードは自己に対するものであり、怒り、欲望、憎しみなどの欲望の低さに挑戦することを指す。大ジハードはイスラーム教を平和的に伝播することを指し、特に真理のメッセージをペンを以て広めることに重点を置いている。小ジハードは、基本的な宗教的信念に従うことが出来ず、極端な迫害の状況下で自衛に頼るしかない時の武力闘争であり、それはカリフの直接指導下で行われる。ミルザ・グラーム・アハマドは、宗教としてイスラームが軍事的に攻撃されているのではく、文学や他のメディアを通じて攻撃されている現代には適用できない軍事的形態のジハードを描写したとアハマディアは指摘している。彼らは憎しみの応えには愛を以てすべきだと信じている。テロリズムについて1989年第四代カリフが書いている。 「あらゆる形態のテロを断罪し、非難する。それは個人、団体、または政府が犯した暴力行為に対して、何の表明も正当化もしていない」
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ジハード
出典:『Wiktionary』 (2021/06/23 13:02 UTC 版)
語源
アラビア語 جِهَاد (jihād) < جهد (jáhada)
名詞
ジハード
発音(?)
- じ↗は↘ーど
翻訳
- アイルランド語: jiohád (ga) 男性
- アゼルバイジャン語: cihad (az)
- アラビア語: جِهَاد (ar) 男性
- アルバニア語: xhihat (sq) 男性
- アルメニア語: ջիհադ (hy)
- イタリア語: jihad (it) 女性
- インターリングア: jihad (ia)
- インドネシア語: jihad (id)
- ウイグル語: جىھاد (ug)
- ウクライナ語: джихад (uk) 男性
- ウズベク語: jihod (uz)
- ウルドゥー語: جہاد (ur) (jihād) 男性
- 英語: jihad (en)
- エストニア語: džihaad (et)
- エスペラント: ĝihado (eo)
- オランダ語: jihad (nl) 男性
- カザフ語: жиһад (kk)
- カタルーニャ語: jihad (ca) 男性
- キルギス語: жикат (ky)
- クルド語: cîhad (ku) 女性
- ギリシア語: τζιχάντ (el)
- グルジア語: ჯიჰადი (ka)
- シンハラ語: ජිහාඩ් (si)
- スウェーデン語: jihad (sv) 通性
- スペイン語: yihad (es) 男性
- スロヴァキア語: džihád (sk) 男性
- スロヴェニア語: džihad (sl) 男性
- スワヒリ語: jihadi (sw)
- セルビア・クロアチア語:
- タイ語: จีฮัด (th)
- タガログ語: jihad (tl)
- タジク語: ҷиҳод (tg)
- タタール語: җиһад (tt)
- チェコ語: džihád (cs) 男性
- 中国語: 聖戰 (cmn), 圣战 (cmn) (shèngzhàn)
- 朝鮮語: 지하드 (ko)
- デンマーク語: jihad (da) 通性
- ドイツ語: Dschihad (de) 男性, Djihad (de) 男性, (稀) Jihad (de) 男性
- トルクメン語: jihad (tk)
- トルコ語: cihat (tr)
- ノルウェー語: jihad (no) 男性
- パシュトー語: جهاد (ps) (ǰihād) 男性
- バスク語: jihad (eu)
- ハンガリー語: dzsihád (hu)
- パンジャブ語: ਜਿਹਾਦ (pa)
- ヒンディー語: जिहाद (hi) 男性
- フィンランド語: jihad (fi)
- フランス語: jihad (fr), djihad (fr) 男性
- ブルガリア語: джихад (bg) 男性
- ヘブライ語: ג׳יהאד (he) (jihad) 男性
- ベラルーシ語: джыхад (be) 男性
- ペルシア語: جهاد (fa) (jehâd)
- ベンガル語: জিহাদ (bn)
- ポーランド語: dżihad (pl) 男性
- ポルトガル語: jihad (pt) 男性
- マケドニア語: џихад (mk) 男性
- マラーティー語: जिहाद (mr) 男性
- マレー語: jihad (ms)
- ラトヴィア語: džihāds (lv) 男性
- リトアニア語: džihadas (lt) 男性
- ルーマニア語: jihad (ro) 中性
- ロシア語: джихад (ru) 男性
「ジハード」の例文・使い方・用例・文例
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