WebPartVerbとは何？わかりやすく解説 Weblio辞書

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WebPartVerb クラス

メモ : このクラスは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

ユーザーが Web パーツページ上で操作を実行できる対話形式のユーザーインターフェイス (UI: User Interface) 要素を提供します。

名前空間: System.Web.UI.WebControls.WebParts
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Class WebPartVerb
    Implements IStateManager

Visual Basic (使用法)

Dim instance As WebPartVerb

public class WebPartVerb : IStateManager

C++

public ref class WebPartVerb : IStateManager

public class WebPartVerb implements IStateManager

JScript

public class WebPartVerb implements IStateManager

解説

Web パーツ動詞は対話形式の UI 要素であり、通常、Web パーツコントロールを使用するページに表示されるボタンまたはハイパーリンクとして表現されます。ユーザーは動詞をクリックして、WebPart コントロールの終了、編集表示モード (EditorZone コントロールに関連付けられた特殊なページビュー) の終了など、Web パーツコントロールの一般的な UI 操作を実行します。Web パーツコントロールセットに用意されているすべての標準動詞が、Web パーツゾーン (WebPartZone、EditorZone、CatalogZone、または ConnectionsZone) または Web パーツの Part コントロール (WebPart、GenericWebPart、EditorPart、または CatalogPart) のいずれかに関連付けられています。

ゾーンレベルの動詞	アクション
Close 動詞	ToolZone クラスから継承したゾーンで使用します。ゾーンの UI を非表示にし、多くの場合、ページを通常のブラウズモード表示に戻します。
Apply 動詞	EditorZoneBase クラスから継承したゾーンで使用します。ユーザーが行った変更を適用します。
OK 動詞	EditorZoneBase クラスから継承したゾーンで使用します。Apply 動詞と Close 動詞を組み合わせた効果を持っています。変更を適用してゾーンの UI を非表示にします。
Cancel 動詞	ToolZone クラスから継承したゾーンで使用します。ユーザーが実行し、保留になっているすべての変更をキャンセルします。
Add 動詞	CatalogZoneBase クラスから継承したゾーンで使用します。ユーザーがコントロールのカタログから選択したコントロールを、指定された WebPartZone ゾーンに追加します。
Configure 動詞	ConnectionsZone クラスから継承したゾーンで使用します。ビューを開き、ユーザーが既存の接続を設定できるようにします。
Disconnect 動詞	ConnectionsZone クラスから継承したゾーンで使用します。2 つのコントロール間の既存の接続を終了します。

パーツコントロール動詞	アクション
Minimize 動詞	WebPartZoneBase ゾーン内にある各サーバーコントロールの動詞メニューに表示されます。Restore 動詞を除く UI 内にあるすべての動詞を非表示にして、コントロールを最小限の表現にします。
Restore 動詞	WebPartZoneBase ゾーン内にある各サーバーコントロールの動詞メニューに表示されます。最小化したコントロールを通常のサイズおよび表示に戻します。
Close 動詞	WebPartZoneBase ゾーン内にある各サーバーコントロールの動詞メニューに表示されます。コントロールを閉じ、ページカタログに追加します。つまり、ページからコントロールを削除しますが、正しくデザインされたカタログがある場合は、閉じたコントロールをもう一度開いてページに戻すことができます。
Connect 動詞	ページが接続表示モードにあり、コントロールで接続を構成できる場合に WebPartZoneBase ゾーン内にあるコントロールの動詞メニューに表示されます。ユーザーがコントロール間に接続を作成できるように、接続 UI を開きます。
Delete 動詞	コントロールが、永続形式の宣言ではなくプログラムによってページに追加された場合に、WebPartZoneBase ゾーン内にあるコントロールの動詞メニューに表示されます。コントロールインスタンスおよび関連するパーソナル化データを完全に削除します。このため、閉じたコントロールと異なり、削除したインスタンスをページに復元することはできません。
Edit 動詞	コントロールの編集を行うことができるようにページがデザインされており、そのページが編集表示モードにある場合に、WebPartZoneBase ゾーン内にあるコントロールの動詞メニューに表示されます。編集用のコントロールを選択し、編集 UI を開きます。
Export 動詞	コントロールとアプリケーションのエクスポートが有効な場合に、WebPartZoneBase ゾーン内にあるコントロールの動詞メニューに表示されます。コントロールのシリアル化された状態を格納する説明ファイルをユーザーがエクスポートできるダイアログボックスが開きます。詳細については、ExportMode プロパティのトピックを参照してください。
Help 動詞	ヘルプファイルを表示するようにコントロールがデザインされている場合に、WebPartZoneBase ゾーン内にあるコントロールの動詞メニューに表示されます。コントロールのヘルプを表示するページが起動します。

Web パーツコントロールセットに用意されている標準動詞の他に、カスタム動詞を作成することもできます。通常、カスタム動詞は Part コントロールと関連付けて作成します。これらの動詞を作成すると、標準動詞と共に既定で動詞メニューに表示されます。このような動詞を作成する基本的な方法では、まず WebPartVerb クラスから継承する 1 つ以上のカスタム動詞を作成します。次に、WebPart 基本クラスから継承するコントロールを作成し、カスタム WebPartVerb オブジェクトを WebPartVerbCollection コレクションに追加します。このコレクションをコントロールの Verbs コレクションに追加すると、実行時にコントロールの動詞メニューにカスタム動詞が自動的に表示されます。標準動詞と同様に、WebPart コントロールのカスタム動詞にはプログラムでアクセスできます。

Web パーツアプリケーションは、カスタムコントロール、ユーザーコントロール、ASP.NET コントロールなど、WebPart クラスから継承しないサーバーコントロールを使用できます。これらのサーバーコントロールを WebPartZoneBase ゾーンに追加すると、実行時に GenericWebPart オブジェクトで動的にラップされます。これにより、これらのコントロールがランタイム WebPart コントロールとして機能できます。WebPart クラスから継承しないサーバーコントロールにカスタム動詞を追加するには、サーバーコントロールに IWebActionable インターフェイスを実装し、その Verbs プロパティをオーバーライドする必要があります。

1 つの動詞を作成すると、ユーザーが動詞をクリックした場合に実行される、サーバー側イベントハンドラ (サーバー上で実行されるコード) およびクライアント側イベントハンドラ (クライアントのブラウザで実行されるコード) という 2 種類の関連するイベントハンドラを作成できます。また、動詞のカスタム状態を定義できます。これは、ユーザーに視覚上の手掛かりを提供するのに役立ちます。たとえば、ある動詞が選択されていることを示す状態を作成し、次に UI を適切に変更してその動詞が既に選択されていることをユーザーに知らせることができます。その他の役に立つ動作には動詞を無効にする機能があります。これにより、アプリケーションの状態に応じてクリックすると問題が発生したり、クリックしても効果がない場合に、ユーザーがその動詞をクリックするのを防止できます。

WebPartVerb クラスは固有のメソッドを公開しません。公開されるメソッドはすべて基本メソッドのオーバーライドです。ただし、それには開発者の役に立つ多くのプロパティが含まれています。Checked プロパティは、動詞が現在選択されているかどうかを示します。ClientClickHandler プロパティおよび ServerClickHandler プロパティは、クライアントとサーバーのクリックイベント用の、クラス内のそれぞれのハンドラ (存在する場合) を表します。Description プロパティには、ユーザーが UI の動詞の上にマウスポンタを置くとツールヒントで動詞の目的を説明するためのテキストが格納されています。Enabled プロパティは動詞の現在の状態を示し、これによりユーザーがその動詞をクリックしてアクションを実行できるかどうかを判断します。ID プロパティは、動詞オブジェクトに一意の ID を提供します。ImageUrl プロパティは、イメージの URL を格納します。これは、既定の表示 (通常はボタンまたはハイパーリンク) の代わりとして UI に動詞を表現するのに使用できます。Text プロパティは、UI の動詞の上に直接表示するラベルテキストを格納します。オーバーライドされた Visible プロパティは、現在 UI に動詞が表示されているかどうかを判断します。動詞は、Web パーツアプリケーションのさまざまな時点で非表示にしたり無効にしたりします。たとえば、専門動詞 (Edit 動詞、Connect 動詞など) は、ページ上に該当するコントロール、設定、および表示モードが存在して、これらの動詞が意味のあるアクションを実行できる場合にのみ表示されます。

動詞で使用される他の重要なメンバには、動詞作成プロセスのカスタムハンドリングを行うためにオーバーライドできるイベントハンドラである WebPartZoneBase.OnCreateVerbs メソッド、および WebPartZoneBase.CreateVerbs イベントがあります。

使用例

カスタム WebPartVerb オブジェクトを作成する方法、および OnCreateVerbs メソッドを使用してゾーン内にある各 WebPart コントロールの動詞メニューに動詞を追加するカスタムゾーンを作成する方法のコード例を次に示します。このコード例は 4 つの部分で構成されます。

いくつかのテキストを表示する簡単なカスタム WebPart コントロールが含まれたソースファイル。
カスタム WebPartVerb オブジェクト、および OnCreateVerbs メソッドをオーバーライドしてゾーン内の WebPart コントロールにカスタム動詞を追加する簡単なカスタム WebPartZoneBase ゾーンが含まれたソースファイル。
カスタムゾーンとカスタム WebPart コントロールが含まれた Web ページ。
サンプルの動作の説明。

コード例の最初の部分には、いくつかのテキストを表示する簡単な WebPart コントロールを作成するソースコードが含まれています。コード例を実行するためには、このソースコードをコンパイルする必要があります。それを明示的にコンパイルし、コンパイル済みのアセンブリを Web サイトの Bin フォルダまたはグローバルアセンブリキャッシュに配置できます。サイトの App_Code フォルダにソースコードを配置し、実行時に動的にコンパイルすることもできます。このコード例は、動的コンパイルのアプローチを使用します。コンパイル方法を示すチュートリアルについては、「チュートリアル : カスタムサーバーコントロールの開発と使用」を参照してください。

Visual Basic

Imports System
Imports System.Data
Imports System.Configuration
Imports System.Web
Imports System.Web.Security
Imports System.Collections.Generic
Imports System.Security.Permissions
Imports System.Web.UI
Imports System.Web.UI.WebControls
Imports System.Web.UI.WebControls.WebParts
Imports System.Web.UI.HtmlControls

' This code snippet creates a simple Web Part control.
Namespace Samples.AspNet.VB.Controls

  <AspNetHostingPermission(SecurityAction.Demand, _
    Level:=AspNetHostingPermissionLevel.Minimal)> _
  <AspNetHostingPermission(SecurityAction.InheritanceDemand, _
    Level:=AspNetHostingPermissionLevel.Minimal)> _
  Public Class SimpleControl
    Inherits System.Web.UI.WebControls.WebParts.WebPart

    Private _text As String
 = "Simple control text"

    Public Property [Text]() As
 String
      Get
        If Not (_text Is
 Nothing) Then
          Return _text
        Else
          Return String.Empty
        End If
      End Get
      Set(ByVal value As
 String)
        _text = value
      End Set
    End Property

    Protected Overrides Sub
 Render(ByVal writer _
      As System.Web.UI.HtmlTextWriter)

      writer.Write(Me.Text)

    End Sub

  End Class

End Namespace

using System;
using System.Data;
using System.Configuration;
using System.Web;
using System.Web.Security;
using System.Security.Permissions;
using System.Collections.Generic;
using System.Web.UI;
using System.Web.UI.WebControls;
using System.Web.UI.WebControls.WebParts;
using System.Web.UI.HtmlControls;

namespace Samples.AspNet.CS.Controls
{

    // This code snippet creates a simple Web Part control.
     [AspNetHostingPermission(SecurityAction.Demand,
      Level = AspNetHostingPermissionLevel.Minimal)]
    [AspNetHostingPermission(SecurityAction.InheritanceDemand,
      Level = AspNetHostingPermissionLevel.Minimal)]
    public class SimpleControl : WebPart
    {

        private String _text = "Simple control text";

        public string Text
        {
            get
            {
                if (_text != null)
                    return _text;
                else
                    return string.Empty;
            }
            set { _text = value; }
        }

        protected override void Render(System.Web.UI.HtmlTextWriter
 
      writer)
        {
            writer.Write(this.Text);
        }
    }
}

コード例の 2 番目の部分には、カスタムゾーンとカスタム WebPartVerb オブジェクトを作成するソースコードが含まれています。このゾーンは OnCreateVerbs メソッドをオーバーライドして、ゾーン内の任意の WebPart コントロールにカスタム動詞を追加します。既定では、動詞はコントロールの動詞メニューに追加されます。カスタム動詞のコードでは、動詞のコンストラクタはサーバーのクリックハンドラを使用します。さらに、呼び出されたメソッドは WebPart クラスから直接継承するコントロールの完全なコピーを作成して、新しく作成したコピーを同じゾーンに追加します。コード例の最初の部分と同じように、このソースコードをコンパイルする必要があります。また、この例では、動的にコンパイルするために、ソースファイルが App_Code サブフォルダに配置されています。

Visual Basic

Imports System
Imports System.Data
Imports System.Configuration
Imports System.Web
Imports System.Web.Security
Imports System.Security.Permissions
Imports System.Collections.Generic
Imports System.Web.UI
Imports System.Web.UI.WebControls
Imports System.Web.UI.WebControls.WebParts
Imports System.Web.UI.HtmlControls

' This code sample creates a Web Part zone and adds the 
' "Copy Web Part" verb to any control in the zone.
Namespace Samples.AspNet.VB.Controls

  <AspNetHostingPermission(SecurityAction.Demand, _
    Level:=AspNetHostingPermissionLevel.Minimal)> _
  <AspNetHostingPermission(SecurityAction.InheritanceDemand, _
    Level:=AspNetHostingPermissionLevel.Minimal)> _
  Public Class ZoneWithAddedVerb
    Inherits WebPartZone

    'public class ExtendedWebPartZoneBase 
    Protected Overrides Sub
 OnCreateVerbs(ByVal e _
      As WebPartVerbsEventArgs)

      Dim newVerbs As List(Of
 WebPartVerb) = _
        New List(Of WebPartVerb)
      newVerbs.Add(New CopyWebPartVerb(AddressOf
 CopyWebPartToNewOne))
      e.Verbs = New WebPartVerbCollection(e.Verbs, newVerbs)
      MyBase.OnCreateVerbs(e)

    End Sub 'OnCreateVerbs


    Sub CopyWebPartToNewOne(ByVal sender As
 Object, _
      ByVal e As WebPartEventArgs)

      Dim wpmgr As WebPartManager = _
        WebPartManager.GetCurrentWebPartManager(Page)
      Dim wp As System.Web.UI.WebControls.WebParts.WebPart
      Dim tp As Type = e.WebPart.GetType()
      wp = CType(Activator.CreateInstance(tp), _
        System.Web.UI.WebControls.WebParts.WebPart)
      wpmgr.AddWebPart(wp, e.WebPart.Zone, e.WebPart.ZoneIndex + 1)

    End Sub

  End Class


  <AspNetHostingPermission(SecurityAction.Demand, _
    Level:=AspNetHostingPermissionLevel.Minimal)> _
  <AspNetHostingPermission(SecurityAction.InheritanceDemand, _
    Level:=AspNetHostingPermissionLevel.Minimal)> _
  Friend Class CopyWebPartVerb
    Inherits WebPartVerb
    Private Const _copyWebPartImageUrl As
 String = "~/CopyVerb.ico"

    Friend Sub New(ByVal
 serverClickHandler As WebPartEventHandler)
      MyBase.New("MyVerb", serverClickHandler)

    End Sub 'New

    Public Overrides Property
 [Text]() As String
      Get
        Return "Copy Web Part"
      End Get
      Set(ByVal value As
 String)
      End Set
    End Property

    Public Overrides Property
 Description() As String
      Get
        Return "This verb will copy this web
 part control to a " _
               & "new one below"
      End Get
      Set(ByVal value As
 String)
      End Set
    End Property

    Public Overrides Property
 Enabled() As Boolean
      Get
        Return MyBase.Enabled
      End Get
      Set(ByVal value As
 Boolean)
        MyBase.Enabled = value
      End Set
    End Property
    
    Public Overrides Property
 ImageUrl() As String
      Get
        Return Me._copyWebPartImageUrl
      End Get
      Set(ByVal value As
 String)
      End Set
    End Property

  End Class

End Namespace

using System;
using System.Data;
using System.Configuration;
using System.Web;
using System.Web.Security;
using System.Security.Permissions;
using System.Collections.Generic;
using System.Web.UI;
using System.Web.UI.WebControls;
using System.Web.UI.WebControls.WebParts;
using System.Web.UI.HtmlControls;

namespace Samples.AspNet.CS.Controls
{
/* 
This code sample creates a Web Part zone and adds the 
"Copy Web Part" verb to any control in the zone.
*/
[AspNetHostingPermission(SecurityAction.Demand,
    Level = AspNetHostingPermissionLevel.Minimal)]
[AspNetHostingPermission(SecurityAction.InheritanceDemand,
    Level = AspNetHostingPermissionLevel.Minimal)]
public class ZoneWithAddedVerb : WebPartZone
{

  protected override void OnCreateVerbs(WebPartVerbsEventArgs
 e)
  {
    List<WebPartVerb> newVerbs = new List<WebPartVerb>();
    newVerbs.Add(new CopyWebPartVerb(CopyWebPartToNewOne));
    e.Verbs = new WebPartVerbCollection(e.Verbs,newVerbs);
    base.OnCreateVerbs(e);
  }

  void CopyWebPartToNewOne(object sender, WebPartEventArgs e)
  {
    WebPartManager wpmgr = 
      WebPartManager.GetCurrentWebPartManager(Page);
    System.Web.UI.WebControls.WebParts.WebPart wp;
    Type tp = e.WebPart.GetType(); 
    wp = (System.Web.UI.WebControls.WebParts.WebPart)Activator.CreateInstance(tp);
   
    wpmgr.AddWebPart(wp, e.WebPart.Zone, e.WebPart.ZoneIndex + 1);
  }
}
  [AspNetHostingPermission(SecurityAction.Demand,
    Level = AspNetHostingPermissionLevel.Minimal)]
  [AspNetHostingPermission(SecurityAction.InheritanceDemand,
    Level = AspNetHostingPermissionLevel.Minimal)]
  internal class CopyWebPartVerb : WebPartVerb
  {
    private const String _copyWebPartImageUrl
 = "~/CopyVerb.ico";

    internal CopyWebPartVerb(WebPartEventHandler serverClickHandler) :  
       base("MyVerb", serverClickHandler)
    { }
    public override string Text
    {
      get { return "Copy Web Part";
 }
      set { ;}
    }
    public override string Description
    {
      get { return "This verb will copy
 this web part control " +
        "to a new one below"; }
      set { ; }
    }
    public override bool Enabled
    {
      get { return base.Enabled;
 }
      set { base.Enabled = value; }
    }
    
    public override string ImageUrl
    {
      get { return _copyWebPartImageUrl; }
      set { ; }
    }
  }
}

コード例の 3 番目の部分は、コントロールをホストする Web ページです。ページの先頭近くに、カスタムコントロールの名前空間を宣言する Register ディレクティブがあります。この例では動的コンパイルを使用するため、アセンブリは宣言されていません。カスタム WebPart コントロールは、カスタムゾーン内に宣言されています。また、このゾーン内に他の WebPart コントロールを宣言し、カスタム動詞をその動詞メニューに追加することもできます。

Visual Basic

<%@ Page Language="VB" %>
<%@ Register TagPrefix="verbsample" 
    namespace="Samples.AspNet.VB.Controls"
 %>

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML
 1.0 Transitional//EN" 
"http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">

<html  >
<head runat="server">
    <title>Untitled Page</title>
</head>
<body>
    <form id="form1" runat="server">
    <asp:WebPartManager ID="WebPartManager1" runat="server"
 />
    <verbsample:ZoneWithAddedVerb id="ZoneWithAddedVerb1"
 
      HeaderText="Zone with Added Verb" runat="server">
        <ZoneTemplate>
           <verbsample:SimpleControl id="SimpleControl1"
 
            title="Simple Control" runat="server"
 /> 
        </ZoneTemplate>
        </verbsample:ZoneWithAddedVerb>
     </form>
</body>
</html>

<%@ Page Language="C#" %>
<%@ Register TagPrefix="verbsample" 
    namespace="Samples.AspNet.CS.Controls" %>

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN"
 
"http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">

<html  >
<head runat="server">
    <title>Untitled Page</title>
</head>
<body>
    <form id="form1" runat="server">
    <asp:WebPartManager ID="WebPartManager1" runat="server"
 />
    <verbsample:ZoneWithAddedVerb id="ZoneWithAddedVerb1" 
      HeaderText="Zone with Added Verb" runat="server">
        <ZoneTemplate>
           <verbsample:SimpleControl id="SimpleControl1" 
            title="Simple Control" runat="server" /> 
        </ZoneTemplate>
        </verbsample:ZoneWithAddedVerb>
     </form>
</body>
</html>

ブラウザにページを読み込み、カスタム WebPart コントロールの動詞メニューをクリックします。[Copy Web Part] 動詞が表示されます。この動詞をクリックし、コントロールのコピーがゾーンに追加されることを確認します。

.NET Framework のセキュリティ

AspNetHostingPermission (ホスト環境での動作に必要なアクセス許可)要求値 : LinkDemand; アクセス許可値 : Minimal。
AspNetHostingPermission (ホスト環境での動作に必要なアクセス許可)要求値 : InheritanceDemand; アクセス許可値 : Minimal。

継承階層

System.Object
System.Web.UI.WebControls.WebParts.WebPartVerb

スレッドセーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッドセーフです。インスタンスメンバの場合は、スレッドセーフであるとは限りません。

プラットフォーム

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
WebPartVerb メンバ
System.Web.UI.WebControls.WebParts 名前空間
WebPart.Verbs プロパティ
IWebActionable.Verbs プロパティ
WebPartVerbCollection
その他の技術情報
ASP.NET Web パーツページ

WebPartVerb コンストラクタ (String, String)

メモ : このコンストラクタは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

WebPartVerb クラスの新しいインスタンスを初期化し、クライアント側のクリックイベントハンドラをそのインスタンスに関連付けます。

名前空間: System.Web.UI.WebControls.WebParts
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Sub New ( _
    id As String, _
    clientClickHandler As String _
)

Visual Basic (使用法)

Dim id As String
Dim clientClickHandler As String

Dim instance As New WebPartVerb(id,
 clientClickHandler)

public WebPartVerb (
    string id,
    string clientClickHandler
)

C++

public:
WebPartVerb (
    String^ id, 
    String^ clientClickHandler
)

public WebPartVerb (
    String id, 
    String clientClickHandler
)

JScript

public function WebPartVerb (
    id : String, 
    clientClickHandler : String
)

パラメータ

id: 動詞の一意な識別子となる String。

clientClickHandler: クライアント側のクリックイベント用ハンドラを表す String。

例外

例外の種類	条件
ArgumentNullException	clientClickHandler パラメータが null 参照 (Visual Basic では Nothing) です。

解説

このクラスコンストラクタはクライアント側のイベントハンドラを表し、ユーザーがユーザーインターフェイス (UI) 内の動詞をクリックすると呼び出されます。

プラットフォーム

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
WebPartVerb クラス
WebPartVerb メンバ
System.Web.UI.WebControls.WebParts 名前空間
ClientClickHandler

WebPartVerb コンストラクタ (String, WebPartEventHandler)

メモ : このコンストラクタは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

WebPartVerb クラスの新しいインスタンスを初期化し、サーバー側のクリックイベントハンドラをそのインスタンスに関連付けます。

名前空間: System.Web.UI.WebControls.WebParts
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Sub New ( _
    id As String, _
    serverClickHandler As WebPartEventHandler _
)

Visual Basic (使用法)

Dim id As String
Dim serverClickHandler As WebPartEventHandler

Dim instance As New WebPartVerb(id,
 serverClickHandler)

public WebPartVerb (
    string id,
    WebPartEventHandler serverClickHandler
)

C++

public:
WebPartVerb (
    String^ id, 
    WebPartEventHandler^ serverClickHandler
)

public WebPartVerb (
    String id, 
    WebPartEventHandler serverClickHandler
)

JScript

public function WebPartVerb (
    id : String, 
    serverClickHandler : WebPartEventHandler
)

パラメータ

id: 動詞の一意な識別子となる String。

serverClickHandler: サーバーのクリックイベントを処理する WebPartEventHandler。

例外

例外の種類	条件
ArgumentNullException	serverClickHandler パラメータが null 参照 (Visual Basic では Nothing) です。

解説

このクラスコンストラクタはサーバー側のクリックイベントハンドラを表し、ユーザーがユーザーインターフェイス (UI) 内の動詞をクリックすると呼び出されます。

プラットフォーム

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
WebPartVerb クラス
WebPartVerb メンバ
System.Web.UI.WebControls.WebParts 名前空間
ServerClickHandler

WebPartVerb コンストラクタ (String, WebPartEventHandler, String)

メモ : このコンストラクタは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

WebPartVerb クラスの新しいインスタンスを初期化し、クライアント側とサーバー側両方のクリックイベントハンドラをそのインスタンスに関連付けます。

名前空間: System.Web.UI.WebControls.WebParts
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Sub New ( _
    id As String, _
    serverClickHandler As WebPartEventHandler, _
    clientClickHandler As String _
)

Visual Basic (使用法)

Dim id As String
Dim serverClickHandler As WebPartEventHandler
Dim clientClickHandler As String

Dim instance As New WebPartVerb(id,
 serverClickHandler, clientClickHandler)

public WebPartVerb (
    string id,
    WebPartEventHandler serverClickHandler,
    string clientClickHandler
)

C++

public:
WebPartVerb (
    String^ id, 
    WebPartEventHandler^ serverClickHandler, 
    String^ clientClickHandler
)

public WebPartVerb (
    String id, 
    WebPartEventHandler serverClickHandler, 
    String clientClickHandler
)

JScript

public function WebPartVerb (
    id : String, 
    serverClickHandler : WebPartEventHandler, 
    clientClickHandler : String
)

パラメータ

id: 動詞の一意な識別子となる String。

serverClickHandler: サーバーのクリックイベントを処理する WebPartEventHandler。

clientClickHandler: クライアント側のクリックイベント用ハンドラを表す String。

例外

例外の種類	条件
ArgumentNullException	clientClickHandler パラメータが null 参照 (Visual Basic では Nothing) です。または serverClickHandler パラメータが null 参照 (Visual Basic では Nothing) です。

例外の種類

条件

ArgumentNullException

clientClickHandler パラメータが null 参照 (Visual Basic では Nothing) です。

または

serverClickHandler パラメータが null 参照 (Visual Basic では Nothing) です。

解説

このクラスコンストラクタはクライアント側とサーバー側両方のクリックイベントハンドラを表し、ユーザーがユーザーインターフェイス (UI) 内の動詞をクリックすると呼び出されます。

プラットフォーム

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
WebPartVerb クラス
WebPartVerb メンバ
System.Web.UI.WebControls.WebParts 名前空間
ServerClickHandler
ClientClickHandler

WebPartVerb コンストラクタ

WebPartVerb クラスの新しいインスタンスを初期化します。

WebPartVerb コンストラクタは、3 つの使用可能なパラメータの 1 つを渡すことにより、WebPartVerb クラスの新しいインスタンスを作成します。このパラメータには、ID 文字列を持つサーバー側のクリックイベントハンドラへの参照、ID 文字列を持つクライアント側のクリックイベントハンドラへの参照、および両方の種類のクリックイベントハンドラへの参照があります。

オーバーロードの一覧

名前	説明
WebPartVerb (String, String)	WebPartVerb クラスの新しいインスタンスを初期化し、クライアント側のクリックイベントハンドラをそのインスタンスに関連付けます。
WebPartVerb (String, WebPartEventHandler)	WebPartVerb クラスの新しいインスタンスを初期化し、サーバー側のクリックイベントハンドラをそのインスタンスに関連付けます。
WebPartVerb (String, WebPartEventHandler, String)	WebPartVerb クラスの新しいインスタンスを初期化し、クライアント側とサーバー側両方のクリックイベントハンドラをそのインスタンスに関連付けます。

参照

WebPartVerb プロパティ

パブリックプロパティパブリックプロパティ

( プロテクトプロパティも参照)

	名前	説明
	Checked	カスタム動詞に関連付けられた何らかの状態が、現在アクティブな状態または選択された状態にあることを示す値を取得または設定します。
	ClientClickHandler	WebPartVerb コンストラクタに定義されたクライアント側イベントハンドラのメソッド名を含む文字列を取得します。
	Description	動詞の簡単な説明を取得または設定します。
	Enabled	動詞が有効かどうかを示す値を取得または設定します。
	ID	動詞の一意の ID を含む文字列を取得します。
	ImageUrl	ユーザーインターフェイス (UI) 内の動詞を表すイメージの URL を含んだ文字列を取得または設定します。
	ServerClickHandler	動詞に対するサーバー側のクリックイベントを処理するメソッドへの参照を取得します。
	Text	ユーザーインターフェイス (UI) に表示される動詞のテキストラベルを取得または設定します。
	Visible	ユーザーに対して動詞が表示されるかどうかを示す値を取得または設定します。

プロテクトプロパティ

	名前	説明
	IsTrackingViewState	動詞のビューステートが現在追跡されているかどうかを示す値を取得します。
	ViewState	同一のページに対する複数の要求にわたって、サーバーコントロールのビューステートを保存し、復元できるようにする状態情報のディクショナリを取得します。

明示的インターフェイスの実装

	名前	説明
	System.Web.UI.IStateManager.IsTrackingViewState	WebPartVerb クラス独自の IsTrackingViewState プロパティを呼び出すことにより、IStateManager.IsTrackingViewState プロパティを実装します。

参照

その他の技術情報

ASP.NET Web パーツページ

WebPartVerb メソッド

パブリックメソッドパブリックメソッド

( プロテクトメソッドも参照)

	名前	説明
	Equals	オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。)
	GetHashCode	特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュアルゴリズムや、ハッシュテーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。)
	GetType	現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。)
	ReferenceEquals	指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。)
	ToString	現在の Object を表す String を返します。 ( Object から継承されます。)

プロテクトメソッド

	名前	説明
	Finalize	Object がガベージコレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 ( Object から継承されます。)
	LoadViewState	SaveViewState メソッドによって保存された前回のページ要求からビューステート情報を復元します。
	MemberwiseClone	現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。)
	SaveViewState	前回ページがサーバーにポストバックされた後で発生した WebPartVerb オブジェクトのビューステートの変更を保存します。
	TrackViewState	動詞のビューステートの変更を追跡し、変更を動詞の StateBag オブジェクトに格納できるようにします。

明示的インターフェイスの実装

	名前	説明
	System.Web.UI.IStateManager.LoadViewState	WebPartVerb クラス独自の LoadViewState メソッドを呼び出すことにより、IStateManager インターフェイスの IStateManager.LoadViewState メソッドを実装します。
	System.Web.UI.IStateManager.SaveViewState	WebPartVerb クラス独自の SaveViewState メソッドを呼び出すことにより、IStateManager.SaveViewState メソッドを実装します。
	System.Web.UI.IStateManager.TrackViewState	WebPartVerb クラス独自の TrackViewState メソッドを呼び出すことにより、IStateManager.TrackViewState メソッドを実装します。

参照

その他の技術情報

ASP.NET Web パーツページ

WebPartVerb メンバ

ユーザーが Web パーツページ上で操作を実行できる対話形式のユーザーインターフェイス (UI: User Interface) 要素を提供します。

WebPartVerb データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。

パブリックコンストラクタ

	名前	説明
	WebPartVerb	オーバーロードされます。 WebPartVerb クラスの新しいインスタンスを初期化します。

パブリックプロパティ

( プロテクトプロパティも参照)

	名前	説明
	Checked	カスタム動詞に関連付けられた何らかの状態が、現在アクティブな状態または選択された状態にあることを示す値を取得または設定します。
	ClientClickHandler	WebPartVerb コンストラクタに定義されたクライアント側イベントハンドラのメソッド名を含む文字列を取得します。
	Description	動詞の簡単な説明を取得または設定します。
	Enabled	動詞が有効かどうかを示す値を取得または設定します。
	ID	動詞の一意の ID を含む文字列を取得します。
	ImageUrl	ユーザーインターフェイス (UI) 内の動詞を表すイメージの URL を含んだ文字列を取得または設定します。
	ServerClickHandler	動詞に対するサーバー側のクリックイベントを処理するメソッドへの参照を取得します。
	Text	ユーザーインターフェイス (UI) に表示される動詞のテキストラベルを取得または設定します。
	Visible	ユーザーに対して動詞が表示されるかどうかを示す値を取得または設定します。

プロテクトプロパティ

	名前	説明
	IsTrackingViewState	動詞のビューステートが現在追跡されているかどうかを示す値を取得します。
	ViewState	同一のページに対する複数の要求にわたって、サーバーコントロールのビューステートを保存し、復元できるようにする状態情報のディクショナリを取得します。

パブリックメソッド

( プロテクトメソッドも参照)

	名前	説明
	Equals	オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。)
	GetHashCode	特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュアルゴリズムや、ハッシュテーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。)
	GetType	現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。)
	ReferenceEquals	指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。)
	ToString	現在の Object を表す String を返します。 (Object から継承されます。)

プロテクトメソッド

	名前	説明
	Finalize	Object がガベージコレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。)
	LoadViewState	SaveViewState メソッドによって保存された前回のページ要求からビューステート情報を復元します。
	MemberwiseClone	現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。)
	SaveViewState	前回ページがサーバーにポストバックされた後で発生した WebPartVerb オブジェクトのビューステートの変更を保存します。
	TrackViewState	動詞のビューステートの変更を追跡し、変更を動詞の StateBag オブジェクトに格納できるようにします。

明示的インターフェイスの実装

	名前	説明
	System.Web.UI.IStateManager.LoadViewState	WebPartVerb クラス独自の LoadViewState メソッドを呼び出すことにより、IStateManager インターフェイスの IStateManager.LoadViewState メソッドを実装します。
	System.Web.UI.IStateManager.SaveViewState	WebPartVerb クラス独自の SaveViewState メソッドを呼び出すことにより、IStateManager.SaveViewState メソッドを実装します。
	System.Web.UI.IStateManager.TrackViewState	WebPartVerb クラス独自の TrackViewState メソッドを呼び出すことにより、IStateManager.TrackViewState メソッドを実装します。
	System.Web.UI.IStateManager.IsTrackingViewState	WebPartVerb クラス独自の IsTrackingViewState プロパティを呼び出すことにより、IStateManager.IsTrackingViewState プロパティを実装します。