基本的な方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/09 18:53 UTC 版)
「酸性食品とアルカリ性食品」の記事における「基本的な方法」の解説
食品の酸性・アルカリ性は、食品そのものではなく、食品に含まれるミネラルが酸性かアルカリ性かを判断する。測定は、食品を燃やした灰を水中に入れて溶出成分を含む水溶液を調製し、その水溶液のpHを計測する。 酸性を示すミネラル 塩素、リン、硫黄 アルカリ性を示すミネラル ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム
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基本的な方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/17 05:15 UTC 版)
きれいなスライドグラスに、新しく分離培養した菌を含む菌液を、白金耳などで薄く曇る程度に塗抹し、乾燥後、ガスバーナーの火炎中を2-3回通過させて固定する。古い培養液では、グラム陽性菌であっても死んでしまっていて染まらない場合があるため、必ず新しく分離培養したものを用いる。 クリスタルバイオレットまたはゲンチアナバイオレットなどの塩基性の紫色色素液で1分程度染色する。この段階では、菌はグラム陽性と陰性に関わらず紫色に染まる。 ルゴール液(ヨウ素−ヨウ化カリウム溶液)で色素液を洗い流すようにして1分間処理する。この処理で色素が不溶化される。 1分間水洗した後、過剰の水分を除く。 95%エタノールで、手早く、色素が浮き上がってこなくなるまで脱色する。この段階でグラム陰性菌だけが脱色される。 ただちに水洗し、風乾する。 サフラニンまたはフクシンなどの赤色色素で1分程度染色する(対比染色)。この処理で両方の菌は赤染されるが、グラム陽性菌は先に染めた紫色が残っているため変化はない。 乾燥後、光学顕微鏡で観察する。グラム陽性菌は濃紫色、グラム陰性菌は赤色に染まって見える。 グラム染色で失敗する場合、その多くはエタノールによる脱色の過剰で、この場合グラム陽性菌が陰性に見えてしまう。こうした判定のミスを予防するために、操作に慣れるまでは対照となる検体(例えばグラム陰性の対照に大腸菌、グラム陽性の対照にブドウ球菌)を同じスライドグラス上で一緒に染色して、染まり方を確認するのが薦められる。 後染色はサフラニンによる方法(Huckerの変法)が標準的であるが、サフラニンは一部の細菌の染色態度が良くないので、臨床診断で用いる場合には、可能ならばフクシンを用いることが推奨されている。ベッドサイドや臨床検査部などではヨウ素処理と脱色を一つの液にまとめ、サフラニンをフクシンに代えた迅速法(商品名フェイバーGなど)が用いられることが多い。この場合、媒染脱色液はエタノールと同じ扱いになる。染色態度はHuckerの変法に劣らず、かかる時間は短い。
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