基本的な構文
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/22 14:26 UTC 版)
SNOBOL の構文は以下のようになっている(ラベルと次に処理する行のラベルは省略可能である)。 ラベル 式 :(次に処理する行のラベル) SNOBOLは構造化プログラミングが提唱される以前の言語であるため、ループは基本的に無条件分岐(goto文)で行われる。全ての式は実行後、次に処理する行のラベルを選択でき、省略時は次の行が実行される。標準入出力はINPUT/OUTPUTという変数に代入処理を行うことで実行される。if文に相当する物は無く、代わりに式を実行後、成功か失敗かで次に処理する行を変更することができる。これは具体的には LINE = INPUT :S(LABEL1) F(LABEL2) のような場合(これは標準入力から1行読み込み変数 LINEに代入している)、その処理が成功した場合は LABEL1の行の処理へ、失敗した場合は LABEL2の行の処理へ遷移することを表している。 SNOBOLでは基本的な集合があらかじめキーワードとして定義されている。例えば小文字の集合("abcdefghijklmnopqrstuvwxyz")は &LCASE というキーワードで表す事ができる、同様に大文字の集合である &UCASEというキーワードもある。
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