The House of Hades (邦題:ハデスの館)
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「オリンポスの神々と7人の英雄」の記事における「The House of Hades (邦題:ハデスの館)」の解説
アルゴII号に乗ったヘイゼルと残りの仲間たちは、ギリシャのエピルスを目指してアペニン山脈を越えようと苦戦していた。というのも、山脈に住む神ウレアがアルゴⅡ号に岩を投げてくるためである。ウレアの攻撃をかわすほど高い標高を飛ぶ火力をアルゴⅡ号は持っておらず、また、山脈を避けて地中海を航海するのは、海に精通したパーシーがいない今、とても危険なため、アルゴⅡ号は山脈を越える以外にギリシャへ向かう道はなかった。ヘイゼルは父プルトに助けを祈る。すると、眼下に走るヘイゼルの愛馬アリオンが現れる。ヘイゼルはリオに船を降下させるように頼み、アリオンの元へ向かう。ヘイゼルを乗せたアリオンは嵐が渦巻くローマの遺跡へと向かう。そこでヘイゼルは魔術の女神ヘカテに出会う。ヘカテはヘイゼルたちに4つの選択肢を与える。そのうちヘイゼルは、秘密の抜け道を通る、北へ向かいボローニャを経由してベネチアに行き、アドリア海を渡る旅を選択する。また、ヘカテはヘイゼルに、仲間を守るためにはミストを使いこなして、ある魔女を倒す必要があると告げる。一方、その間、パーシーとアナベスはタルタロスへと落ちていき、ついにタルタロスの地に降り立つ。二人は過酷なタルタロスの環境で生き抜くため、火の川であり、癒やしの川でもあるプレゲトン川の炎の水を飲む。途中、タルタロスに共に落ちたアラクネに攻撃されるが、パーシーが瞬殺。その後、2人はタルタロス側の死の扉へ向かう、ケリー率いるエムプーサたちを見つけ、後を追うが、気付かれて襲われる。エムプーサたちに殺されそうになったそのとき、イアペトスことボブが現れ、パーシーとアナベスの命を救う。その頃ボローニャに着いたリオたちは、アルゴⅡ号を二人のドワーフに襲われ、リオのアルキメデスの発明品の球や工具ベルト、パイパーの短剣などが盗まれる。リオとジェイソンは、ドワーフたちを追い、盗まれた物を取り返す。そして、ドワーフたちを逃がすかわりに、ニューヨークに行かせ、ハーフ訓練所に進軍するローマ軍を邪魔するように命令する。その後、アルゴⅡ号はベネチアに到着する。イタリアで生まれ、イタリア語が話せるニコと、フランク、ヘイゼルの3人が船から降りる。ベネチアには、昔アフリカから持ち込まれた怪物カトプレパスが大量に発生していた。このカトプレパスは草食だが、毒ガスを吐くという怪牛だった。3人は、この怪牛の好物である魔法の毒を持つ根を踏んでしてしまいそれに怒った怪物に襲われる。そして、ヘイゼルが毒ガスにやられ、意識を失ってしまう。そこに穀物の神トリプトレモスが現れ、3人をかくまい、ヘイゼルを治せると言う。しかし、トリプトレモスは、ニコとヘイゼルがハデス(プルト)の子供であることを知ると、ヘイゼルを治療することを拒否し、ニコをとうもろこしに変えてしまう。フランクは、トリプトレモスに彼の二輪車の車輪を直すと申し出、その代わりにニコを元の姿に戻し、ヘイゼルを治療するよう迫る。フランクは車輪を回すのに必要なニシキヘビを手に入れて、修理を成功させ、ニコとヘイゼルを救う。また、フランクは、マルスの祝福により、体格が良くなった。トリプトレモスは、3人にエピルスのハデスの館での重要な情報を教え、自分が育てた特別な大麦を持っていくように言う。この大麦のクッキーを食べれば、ハデスの館での毒にも耐えられるというのだ。その頃、パーシー、アナベス、ボブの一行は、タルタロスに昔地上から落ちてきたとボブが言う、ヘルメスの神殿に向かっていた。ボブによると、ここでならハーフであるパーシーやアナベスでも少しは安全らしい。3人はそこで休憩し、アナベスは、ローマとギリシャのハーフが長年の怨恨をなくし、ローマとギリシャに分裂した神々の人格を合体させるには、レイナがアテナ像をハーフの丘に置かなければならないという夢を見る。夢から醒めた後、アナベスはレイチェルに夢で見たことについてのメッセージを送る。ボブは、パーシーとアナベスが死の扉に向かうのを手伝うと告げ、そのためにはデスミストで姿を隠す必要があり、デスミストを与えてくれるある女の元へいかなければならないと言う。アルゴⅡ号のヘイゼルたちは、アドリア海のクロアチア沿岸を航海していた。そこで冥界から蘇ったスキロンというポセイドンの息子に出会う。スキロンは肉食の超巨大亀と手を組んでいて、ヘイゼルたちをその巨大亀の餌食にしようとするが、ヘイゼルがミストを操り、自分達の代わりにスキロンを亀の餌食にすることに成功する。そこへ、ヘイゼルの父プルトが現れ、死の扉は、ネクロマンテイオンというギリシャのエピルスの北西の町にあるハデスの寺院の最下層にあると伝える。そして、魔女パシパエによって死の扉は守られていると伝える。一方、パーシーたちはアライという呪いの精にとり囲まれていた。そこでボブは、パーシーが自分の記憶を消した張本人で、自分がイアペトスというタイタン族だったと知る。これにより、ボブの助けを借りれなくなったパーシーはアナベスを守るために瀕死の重傷を負う。パーシーは、ボブに自分のしたことを正直に言わなかったことを謝罪し、アナベスを守ってくれるように頼む。ボブはこれを聞き、アライを倒してパーシーの治療をしてくれるという巨人の元へ2人を連れて行く。ジェイソンは、レイチェルがレイナにアナベスのメッセージを届ける夢を見る。レイナはこれを聞いて、オクタビアヌスの反対を押し切り、一人でアテナ像を取りに行く決意をする。そして、夢の中でのレイナの言葉から、船をクロアチアのスプリットにある、ディオクレティアヌス宮殿に向かわせるようリオに指示する。そこは、レイナとジェイソンが昔から憧れていたローマの皇帝ディオクレティアヌスの墓があり、ローマの死者の軍隊を操る力を持ったディオクレティアヌスの王笏が眠るという。ジェイソンとニコは王笏を手に入れるため、スプリットに降りる。ディオクレティアヌスの墓で、ジェイソンは後からやって来るレイナのために、行き先を書いたメモを残す。墓でジェイソンたちは、ローマの西風の神ファウォニウスと、彼の上司であり、愛の神で王笏の守り主であるクピドに出会う。クピドは二人に王笏を渡す代わりに、ニコからあることを告白するように迫る。それは、ニコがパーシーにずっと片思いをしており、ハーフ訓練所から逃げたのはそのためだった、というものだった。ニコはそのことを認め、王笏を手に入れる。アナベスたちは、パーシーを治療できるという、巨人のダマセンの小屋に到着する。ダマセンはアレス(マルス)と戦うために生まれた巨人だったが、アレスと対になるように作られたため、その性格もアレスと反対の、平和主義の巨人だった。小屋でアナベスは大予言敵は武器を手に死の扉を襲うの敵が、巨人のダマセン、タイタン族のボブ、ハーフのパーシー、アナベスのことだと推測し、ダマセンに一緒に死の扉まで来るように頼むが、ダマセンはパーシーたちを追ってきた巨人族を食い止めるために断る。そして、ボブ、パーシー、アナベスの3人はデスミストの女の元へと出発する。パイパーたちは、ギリシャに向かって航海していたが、その途中で天気が荒れ模様になり、アルゴⅡ号は雪の女神キオネに襲われる。リオはアルゴⅡ号から吹き飛ばされ、ジェイソンは氷の柱に変えられてしまい、残りの仲間は船内に閉じ込められ、甲板に残ってキオネと対峙するのはパイパーのみとなる。パイパーは何とか話術を使い、キオネとその兄弟を倒すことに成功するが、キオネの兄弟が残した風の爆弾が起動してしまい、アルゴⅡ号はアフリカの北海岸まで飛ばされる。一方、アルゴⅡ号から飛ばされたリオは、カリュプソが暮らすオギュギアの島に不時着する。カリュプソもリオも初めは互いのことを嫌いあうが、次第に惹かれあっていく。リオが去る際、カリュプソはリオにキスをする。リオはカリュプソの元に必ず戻り島から救い出すと、ステュクスの川に誓う。アフリカの北海岸まで飛ばされたジェイソンたちは、ローマの南風の神、アウステルの部下の、嵐の精ウェンティの力を借りてマルタまで行きそこでリオと再会する。マルタから、エピルスの方角に巨大な嵐が渦巻いているのを目撃し、アルゴⅡ号はエピルスに向かう。パーシーたちは、一度ボブと別れ、不幸の女神アクリスに出会い、デスミストを手に入れる。パーシーとアナベスはアクリスに殺されそうになるが、パーシーが毒を操り、追い払うことに成功する。しかし、女神ニュクス(夜)に行く手を阻まれる。アナベスがニュクスとその子供たちを策にはめ、その隙に2人はその場から逃げる。その後、パーシーたちはボブと再会し、目前に迫った死の扉へと進む。死の扉の正体は、エンパイアステートビルのオリンポスへのエレベーターとそっくりなものだった。普段、死の扉が現れる場所は予測できないが、現在はタルタロスと地上の間のみをつなぐために、鎖でつなぎ止められていた。ボブは、パーシーとアナベスにエレベーターの鎖を切るように言う。また、二人が地上に戻る方法を教える。死の扉と、それをつなぎ止めている鎖、は二人のタイタン族クレイオスとヒュペリオンによって守られていた。ボブがタイタンたちの気を引きつけている間に、パーシーとアナベスがエレベーターの鎖を切ろうとする。しかし、ちょうどその時、タルタロス自身と怪物の軍勢が姿を現し、クリオスとヒュペリオンを一瞬で吸収してしまう。ボブがタルタロスに負けそうになった時、ダマセンが現れ、タルタロスに立ち向かっていく。ダマセンがタルタロスを死の扉から遠ざけ、ボブがエレベーターを守っている間に、パーシーとアナベスは遂に死の扉をくぐり、エレベーターの中に脱出する。その間、アルゴⅡ号のメンバーはエピルスのネクロマンテイオンへ向かう。リオとヘイゼルは崩れてきた天井によって仲間たちとはぐれ、残りのメンバーは怪物の軍勢に囲まれてしまう。ニコ、ジェイソン、パイパー、フランクは懸命に戦うが、次第に追い込まれていく。ジェイソンは、ディオクレティアヌスの王笏を使って死者の兵を呼び出し、応戦しようとするが、死者の兵はジェイソンの命令に反応しない。それは、ジェイソンが、ハーフ訓練所の経験によりローマのハーフらしくなくなっているからだ、と気付いたフランクが、死者の軍に命令を下す。しかし、フランクの階級は低く、命令を下せる立場ではなかった。そのため、ジェイソンがプラエトルの地位をフランクに譲る。プラエトルに昇進したフランクの命令に、死者の軍勢は従い、その力を借りてフランクたちは怪物の軍団を倒すことに成功する。そのころ、ヘイゼルとリオは死の扉の前でパシパエとクリュティオス(ヘカテを倒すように創られた巨人)と出会う。ヘイゼルがミストでパシパエを倒してすぐに、意識を失ったパーシーとアナベスが地上に到着する。そこへ、ヘカテが現れ、その力を借りつつ、尚もクリュティオスの攻撃を受けながら、ヘイゼルは死の扉の鎖を断ち切ることに成功する。その後ジェイソンたちが現れ、ヘカテとともにクリュティオスを倒す。戦いが終わった直後、天井が皆の上に崩れ落ちてくるが、ニコとヘイゼルが協力し、シャドートラベルによりその場を逃れる。ネクロマンテイオンの外で、アルゴⅡ号のメンバーはレイナと再会する。話し合った結果、レイナ、ニコ、ヘッジの3人がハーフ訓練所にシャドートラベルし、アテナ像を届けることに決まる。残りのパーシー、アナベス、ジェイソン、パイパー、リオ、フランク、ヘイゼルの7人はギリシャのアテネに向かい、そこでガイア勢と最終決戦に臨むことになる。レイナたちが出発した後、パーシーはアナベスと甲板でタルタロスでの経験や、二人の将来について話す。終わりにパーシーはボブが星空を恋しがっていたことを思い出し、夜空を見上げ、Bob says helloと言う。語り手は、パーシー、アナベス、ジェイソン、パイパー、リオ、フランク、ヘイゼルの7人である。
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