GREAT7関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 22:57 UTC 版)
「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金」の記事における「GREAT7関係者」の解説
一鶴 春秋(いっかく しゅんじゅう) 現在の七重島のトップ。GREAT7の1人であり、彼らの実質まとめ役を務める。性格は真面目で融通が利かない。学生時代は仲間から「ハルアキ」と呼ばれていた。 重護のことは、彼が七々々の死について調べていることを知ったことに加え、仮にもGREAT7の1人である参差を論破した実績から、密かに興味を抱いている。 4人の養子である「アナザーチルドレン」を有しており、4人の名前に「いち」の意味を持つ漢字が含まれている。 双葉 才兎(ふたば さいと) GREAT7の1人であり、七重島開発研究所長。島で扱われているテクノロジーの8割以上が彼が関与したと言われている天才発明家。過激な発言と非人道的な行動から、周囲からはマッドサイエンティストと認識されている。その一方で、七々々の誕生日にはしっかりプレゼントを用意するなどの一面もある。最終巻でレプラコーンの協力者であることが判明し、幸せ荘に立て籠もった肆季を無力化する為に自分が作った超強力な毒を、事前に自身が中和剤を服用した上で自分と一緒に肆季に飲むように誘導し、肆季の拘束に貢献した。 黒須 参差(くろす さんさ) 詳細は黒須 参差の項を参照。 真幌 肆季(まぽろ しき) 声 - 内山夕実 『幸せ荘』の大家さん。酒が大好物で四六時中飲んでいる。GREAT7の1人であり、七重島総合警備保障・名誉顧問の肩書を持つ。反抗する相手には平然と職権乱用を厭わない。通常の人間を遥かに超える肉体強度、運動神経、反射速度を持ち、人類の変異体とされている。人体の構造に詳しく、若いころから格闘技や重火器の扱いをマスターし、個人の戦闘力はGREAT7最強と言われている。不摂生な生活のため、実力は全盛期より遥かに劣っているが、それでも幻獣を素手で倒すほどの実力を持つ。 実は龍ヶ嬢七々々殺人事件の真相を知っており、事件の半年後に《真実》遺跡の最深部に辿り着き、ネガカナから事件の真相を聞いたことで、今後一生《真実》遺跡の入口である幸せ荘102号室を守るという契約と引き換えに、龍ヶ嬢七々々の精巧な偽物をネガカナに作らせた。同時に、いつの日か全ての真相が明かされることも望んでおり、幽霊の七々々が現れた日から一転して鍛錬を止めて酒浸りの日々を送り、全ての真実が明かされる時に自分が敗北できるように、自分を弱体化し続けた。 最終巻の中盤で、GREAT7の会議の終盤で自分が事件の真相を知っていることを重護と天災によって暴露され、幸せ荘へと逃亡し《真実》遺跡の入り口を守る為に参差たちと交戦し圧倒するが、双葉と参差の策略によって超強力な毒を飲まされて動きが鈍ったところで野々宮姫子によって気絶させられ拘束された。その後、《真実》遺跡の最深部で謎が全て解明された際には、参差の本音の独白を聞いて涙を流した。 華鏡 伍月(かきょう うづき) GREAT7の1人。大昔から続く巫女の血筋にあり、他人に見えないものが見えていたらしい。参差曰く「人を見透かしたようなイケ好かない女」。かつての同志である七々々を「害虫」と呼ぶなど、彼女については思うところがある模様。真幌肆季が幽霊の七々々を発見した後、一度だけ幸せ荘202号室へやって来て七々々を罵った後で、能力によって何かに気づき一転して高笑いをし、嘲笑を浮かべながら202号室を後にした。 睦巳 狛(むつみ こま) GREAT7の一人。10代の頃から活躍していた天才建築家。外見は10代の頃から全く変わっていない。作品のテーマは一貫して「調和」。一つの仕事で一度に200近い建物を設計した逸話を持つ。その手腕は作中で「家を建築するのではなく景色を創造する」とも称されており、設計された建築物は劇中の登場人物達から「生きている」、「魂がある」と称されている。最終巻でレプラコーンの協力者であることが判明する。 神流 瑠璃(かんな るり) GENERATION6の1人で、参差の後継者。現在は表向き行方不明とされている彼女の代役を務めている。物語開始以前の最後に起きたレプラコーン主催の『ゲーム』開始の発端となったらしい。 一ツ橋 悠也(ひとつばし ゆうや) 若くして一鶴の片腕として働いている男性。七重島統括理事会での一鶴以外のGREAT7のやる気のない態度に憤りを感じている。『壱級天災の極めて不本意な名推理』にも登場しており、劇中の会話から天災とは兄妹の関係にあることが示唆されている。 9巻にて春秋の養子である「アナザーチルドレン」の一人であり、天災の義兄であることが明らかになった。 一条 彼方(いちじょう かなた) 春秋の養子である「アナザーチルドレン」の一人であり、天災の義姉。姉妹仲はとても良好であり、悠也ともそれなりに良好である。大学のカリキュラムで長期留学をしているはずだったが、実は一鶴春秋の邸宅の地下にあるVIP用の牢獄で生活してた。体内に神獣を飼っているらしく、それを使い「神」になるために牢獄に閉じこもっていた。 独呂 弥七 (どくろ やひち) 春秋の養子である「アナザーチルドレン」の一人であり、天災の義兄。天災のことを「欠陥品」と侮蔑しており、そのことから悠也と彼方からは嫌悪されている。かつて第五高等部の生徒会長選挙で、卑劣な手段で仁志亜澄を罠にかけて落選させたことで生徒会長に当選し、後に事の真相を知った鉄之進の刀で斬りつけられて頬に傷を負った。 去年の学園祭で華蝶揚羽に完敗したことを根に持っており、今年度の学園祭で優勝した上で揚羽に屈辱を与えようと部下に雛子を誘拐させるなどの様々な手段を弄するが、七々々コレクションの存在を知らなかったことで敗北した上に、亜澄の七々々コレクションによって重傷を負った。そして、学園祭後に雛子の一件で華の四家から弥七の身柄引き渡しの要請があったことを悠也から聞かされると、春秋を脅迫して保身を図ろうとしたが逆に春秋たちに見限られて、養子縁組を解消された上に外国の全寮制の大学に強制的に留学させられるという事実上の国外追放となった。 野々宮 姫子(ののみや ひめこ) 七重島総合警備保障・名誉顧問管理担当者。22歳。入社してすぐになぜか異例の抜擢を受けて肆季の世話役であるこの地位に就き、肆季の命令で幸せ荘の101号室に住むことを強要されてしまい、彼女に大家と上司の権力を大いに乱用されて困らされている。瀬戸という彼氏がいる。 穂波 清海(ほなみ きよみ) 七重島総合警備保障・第肆特殊部隊隊長。28歳。肆季のマイペースさにも動じない人物。 実はスリー・スカル側と通じており、『ゲーム』の開始によって起きた七重島総合警備保障とスリー・スカルの衝突の際にあえてスリー・スカル側に攫われる誘拐劇を起こすことで、上司である肆季の行動を制限した。 大間 大工郎(おおま だいくろう) 七重島中建築関連だけじゃなく、七重島の增島計画も担っている統括理事会の重要部署である《狛屋》の事実上仕切る人物。狛の副官。睦巳狛が描いた設計図から狛の意図を忠実に汲みとり、《狛屋》中に的確な指示を出してゆく。睦巳狛の右腕と呼ばれる男。
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