2.「東アジアの伝統文化国際会議」とは? わかりやすく解説

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2.「東アジアの伝統文化国際会議」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 08:32 UTC 版)

岡田武彦」の記事における「2.「東アジアの伝統文化国際会議」」の解説

平成6年1994年4月8日から10日3日間、国内外60数名学者集めて開かれた主催は「同実行委員会」、共催は「福岡市西日本新聞社であった。 ☆初日8日福岡市中央市センター開かれ開会挨拶岡田武彦実行委員長は、「まもなく20世紀終わろうとしている今日世界政治的経済的文化的に激しく揺れ動いている。我々は、伝統文化思想もう一度学び直すことによって、人類未来を切り拓いていく何ものかをそこから探すことができるかどうか伝統思想今日新しく生かす方法見いだすことができるかどうか今回国際会議は、このような重大かつ切実な課題担っている。」と述べた当日テーマは「貝原益軒考える」で、先ず岡田会長開会挨拶のあと。W・T・ド・バリー(コロンビア大学名誉教授)が「世界的に評価を受ける貝原益軒」と題して通訳付き基調講演つづいてシンポジウム」に移り司会源了圓(元東北大学名誉教授)、パネリスト井上忠元福岡大学教授)・原敬二郎(恵光会 原病院院長)・木下勤(温和木下クリニック院長)・板坂耀子福岡教育大学教授)の日本側4名と、アメリカ M・E・タッカーバックネル大学教授)という豪華メンバーで、シーボルトから東洋アリストテレス称えられ地元福岡生んだ養生神様ともいうべき「貝原益軒」について、それぞれのパネラーから発表があり、益軒の偉大な業績語り、今に生きる意義学び今後指針とした。 ☆2日目も同会場で、岡田委員長が「日本文化簡素精神」と題し講演日本には古来から「簡素精神」があり、簡素になればなるほど内的精神豊かになり、深くなるということを、例をあげて簡潔に話した。(詳しく自著簡素精神』=致知出版社発行参照このあと三つ分科会分かれてそれぞれに研究発表討論が行われた。以下に各テーマ発表者氏名記しておく。 第一分科会 中庸解釈めぐって 金谷 治東北大学名誉教授) 「心遠考」─宋代新儒家意識構造に関する一考察 佐藤 仁久留米大学) 宋明の道学詩について 福田 殖(九州大学岡本監輔思想について 町田三郎九州大学) 明中葉以後の反伝統思想 焯然(シンガポール大学) 黄洲の陽明学対す批判理論的訂正 呉 光 (浙江省社会科学院) 乾嘉学派清代実学 葛 栄晋(中国人民大学熊十力清代考証学対す批判 慶彰(台湾中央研究院明代庶民儒者顔鈞とその大中思想 黃 宣民(北京社会科学院) 曾點楽から狂禅の風へ 古 清美台湾大学第二分科会 中国の公と日本の公 溝口雄三大東文化大学清末民国初の思想的展開─伝統近代河田悌一関西大学中国商人倫理思想現代的意義 川勝 守九州大学近代儒学中華文化 徐 遠和(中国社会科学院) 無と自然─中国道思想考察─ 戴 璉璋(台湾中央研究院論語版本源流考 昌 彼得(台湾故宮博物院四庫全書中国伝統文化哲夫台湾故宮博物院) 明宣宗歴代臣鑑の文化史上における意義 趙 令揚(香港大学王陽明道家 泰 家懿(トロント大学荀子孟子批判要因子思孟子五行説に関する解釈─ 黃 俊傑台湾大学南宋における太上感応説と民衆道徳について 朱 栄貴(台湾中央研究院第三分科会 明代儒学回顧展望 余 英時プリンストン大学毛沢東における伝統文化継承に関する分析 劉 述先(香港中央大学陳白沙から王陽明へ 羌 允明(マケリー大学孔子仁学の歴史的発展現代的意義 歩 近智(北京社会科学院仁義道徳二十一世紀 高 令印(厦門大学四海一家儒教エコロジーについて─ R・Lテーラーコロラド大学儒家現代的意義 存仁(オーストラリア大学儒家人文精神現実化 王 邦雄(台湾中央大学中国伝統文化自然に対す重視擁護 鄭 良香港中央大学) ☆3日目NHK福岡放送センタービル移り2日目と同様三つ分科会分かれてそれぞれの研究発表討論であった第一分科会 中国伝統宗教転機 福井文雄早稲田大学) 木陳道忞の著作について 野口善敏(長性寺儒教的資本主義精神 金 日坤(釜山大学批判的継承創造的発展伝統的儒教者と現代化課題について─ 傳 偉勲テンプル大学中国伝統倫理思想とその基本的特徴 王 鳳賢(浙江省社会科学院中国伝統の展開 龔 鵬程台湾中正大学儒家思想とその現代的意義 陳 来 (北京大学荀子礼楽論の解明 宇烈(北京大学大同思想理論的価値実践的意義鈿(北京師範大学第二分科会 朝鮮の儒学者炳憲の儒教復興坂出祥伸関西大学李退渓書院 洋子江陵大学) 趙重峰『東還封事』の改革主義民本思想 安 炳周(成均館大学道教言葉からの解放─ M・ミルシンスキー(リュブリアナ大学新儒家歴史観胡宏を例として─ C・シロカウエル(ニューーヨーク私立大学中国古代哲学思想文芸思想関連少康北京大学関漢卿歴史劇について 曾 永義(台湾大学宋代仏教文学 黃 啓江(ホーバードアンドウィリアムス大学貝原益軒大疑録 黃 錦鋐(台湾師範大学貝原益軒朱熹の「理」思想比較 甦平(中国人民大学第三分科会 人文世界当代新儒学再建 成 中英(ハワイ大学) 「継往開来」から見た当代新儒家学術的功績仁厚台湾東海大学中国伝統文化精髄和合学─ 張 立文(中国人民大学中国伝統的志学東方文化 陳 捷先(台湾大学中国戯曲の戯変から見た中国思想文化の展開 金 学主(ソウル大学儒家倫理における現代道徳的危機 L・ヴァンデルメルシュ(パリ大学竹内好アジア現代文化現代主義批判倫理 H・D・ハラチュニエン(シカゴ大学儒教倫理説の現代における再構成 尹 絲淳(高麗大学) この折り論文は、台湾正中書局から『東亜文化的探求伝統文化発展─』と『同─近代文化的動向』の二冊として刊行された。(『光風霽月岡田武彦先生追悼文集528頁・町田三郎文引用)

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