関漢卿とは? わかりやすく解説

かん‐かんけい〔クワン‐〕【関漢卿】

読み方:かんかんけい

中国、元の劇作家13世紀後半活躍大都北京)の人。号、已斎叟(いさいそう)。元曲四大家のうちの第一人者女性の性描写にすぐれ、緊密な構成特徴とする。17種ほどの作品現存。作「竇娥寃(とうがえん)」「蝴蝶夢(こちょうむ)」「救風塵(きゅうふうじん)」など。生没年未詳


関漢卿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 06:30 UTC 版)

関 漢卿(かん かんけい、生没年不詳)は、金末から元初にかけて活躍した元曲の作家。号は己斎叟。生没年は確かでないが、元雑劇の最盛期にあたる元の大徳年間(1297年-1308年)頃までは生存したと考えられている。


  1. ^ 王国維9.元劇之時地」『宋元戯曲史』、1915年。「『録鬼簿』云:漢卿、大都人、太医院尹。(中略)拠『輟耕録』巻二十三則漢卿至中統初尚存。案自金亡至元中統元年、凡二十六年。果使金亡不仕、則似無於元代進雑劇之理。寧視漢卿生於金代、仕元、為太医院尹、為稍当也。」
  2. ^ 何良俊『四友斎叢説』巻37・詞曲、1569年。「元人楽府称馬東籬・鄭徳輝・関漢卿・白仁甫為四大家。」
  3. ^ 塩谷温国訳元曲選』目黒書店、1940年、49頁。
  4. ^ 王国維12.元劇之文章」『宋元戯曲史』、1915年。
  5. ^ 瀬戸宏『中国の現代演劇』p174


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