霜月家
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「ONE PIECEの登場人物一覧」の記事における「霜月家」の解説
光月家に仕えた5つの大名家の一つ。屈強で名高い一族で、代々白舞と鈴後を大名として治めていた。 霜月 康イエ(しもつき やすイエ) 声 - 島田敏 元ワノ国白舞大名。表向きの身分はえびす町に住む太鼓持ち「トの康(トのやす)」。 ワノ国出身。71歳没。誕生日は4月2日。身長155cm。おひつじ座。血液型F型。好物は白米。 頭に手ぬぐいを巻いた陽気な男。一見ふざけているように見えるが、新入りの住人に住居を提供したり、住民たちに食料や薬を配ったりと優しさあふれる人物で、えびす町の人々からは「仏」と慕われている。花の都に売られた一人娘のトコが、収入の多くを自分に送ってくるが、独り占めはもったいないからとそのお金を働けない住人達に配り歩いている。昔結婚していたが子供はおらず、妻に先立たれて以降は独身。通称「ヤス」。 かつては光月家に仕える白舞の大名であり、ハリネズミのような髪形から「ハリネズミの康」と呼ばれていた。大名だった頃は厳格な性格で、光月スキヤキ亡き後の次期将軍と目されていたほど人望が厚かった。将軍である父から追い出され自分の家に入り浸っていたおでんにも厳しく当たっていたが、おでんこそが将来の光月家を背負って立つ男だと期待していた。おでんが九里大名となった後、若かりし頃の錦えもんたちがおでんのために大金を盗もうとした時は、未来の将軍を支えるに相応しい家臣になれと金を譲った。おでんが処刑された後、オロチに自分に従うか戦うかと問われ、迷わず戦う道を選んだが、カイドウに敵わず敗れる。その後は一命をとりとめ、えびす町に隠れ住んでいた。またえびす町で赤ん坊のトコを拾い娘として育てていた。 ワノ国編で偶然遭遇したゾロに寿司をおごり、その後に立ち寄った宿場の賭けで大勝ちする。それに怒った狂死郎一家に絡まれるもゾロに助けられる。そのお礼としてゾロをえびす町に招き、住民たちと一緒にもてなす。錦えもんの判じ絵が露見し、多くの同志が投獄されたことを知ると、大泥棒「丑三つ小僧」の名を借りて盗みを働き、捕まって羅刹町で磔にされる。大衆の面前で判じ絵はいたずらで自分が作ったと証言し、同志たちには密かに新たな集合場所である刀武港の波止を示すメッセージを渡す。そして、オロチを「害虫」と強く非難しながら、モモの助や錦えもん達にカイドウとオロチの討伐を託し、オロチとその部下の銃撃によって処刑された。遺体はフランキーとカン十郎によって回収され、九里の編笠村に埋葬された。 トコ 声 - 菊池こころ 霜月康イエ(トの康)の娘。花魁・小紫の禿として働いている幼い少女。 ワノ国出身。6歳。誕生日は10月5日。身長89cm。てんびん座。血液型F型。好物はサン五郎の十八番そば。 「SMILE」の失敗作を食べた影響で常に笑っており、泣いている時も顔は笑顔である。小紫の正体が日和であることを知っており、日和にとって数少ない親友。都に売られて働いており、禿として稼いだお金のほとんどは、えびす町にいる父に送っている。 サンジの十八番そばを食べに来るが、食べようとしたそばを狂死郎一家にこぼされてしまう。騒動後にサンジから無事だったそばを一杯もらい、その美味しさに感激する。その後、小紫の花魁道中に合流し、彼女と共にオロチ城での宴に参加する。しかし、光月家の脅威を語るオロチを笑ったことで彼の怒りを買ってしまう。辛くもロビンに助けられ、遊郭に送り届けられたが、オロチが放った刺客・鎌ぞうに追われ日和と共に逃亡。鈴後のおいはぎ橋でゾロに助けられた後、父が処刑されると知り、大慌てで羅刹町に向かう。康イエが銃殺されるのを目の当たりにして号泣し、オロチに殺されそうになるが、ゾロたちに助けられる。羅刹町から脱出後はロビンたちに連れられ、九里の編笠村に避難した。火祭りの夜は飛徹に連れられて花の都の祭りに参加する。 霜月 牛マル(しもつき うしマル) 声 - 竹内良太 元ワノ国鈴後大名。霜月リューマの子孫。故人。 キツネのオニ丸といつも行動を共にしている。二刀流の剣士で、河松やカイドウからも「大剣豪」と評されるほどの剣の達人として知られていた。若き日の顔立ちや剣の所作はゾロと瓜二つだったという。 おでんが処刑された20年前、他の大名と共にオロチを討つため立ち上がるも百獣海賊団に敗れ、カイドウにその実力を買われておむすび、天ぷら共々鬼ヶ島に幽閉される。そこで幼き日のヤマトと出会い、彼女が持っていたおでんの航海日誌の内容を知る。ヤマトを20年後の戦いに生かすため天の岩戸を破り戦死した。 オニ丸(オニまる) 声 - 白熊寛嗣 霜月牛マルの相棒であった狛狐。 ワノ国鈴後出身。69歳。誕生日は11月19日。身長428cm(人型)。さそり座。血液型X型。好物は油揚げ。 動物系幻獣種の悪魔の実「ヒトヒトの実 モデル“大入道”」の能力者。顔に隈取を施した武蔵坊弁慶のような服装の大男に化けることができる。 おいはぎ僧兵「牛鬼丸(ぎゅうきまる)」と名乗っており、花の都では「おいはぎ橋の牛鬼丸」として知られている。武器を持った者が鈴後のおいはぎ橋を通ると現れ、手当たり次第に武器を奪っていく。「殺し合いは隙こそ勝機」と考えており、空気を読まずひたすら相手の隙を突いて攻撃する。武器は薙刀。 牛マルの死後、ひとりで鈴後を墓荒らしから守っていた。13年前に鈴後を訪れた河松と出会い、来たるべき百獣海賊団との戦いのため、共に墓から刀を集め始める。河松が捕まってからは、彼が名乗った「牛鬼丸」という名を継ぎ、人の姿で武器を集め続けていた。 ワノ国編でゾロが持っていたリューマの名刀「秋水」を奪い、本来あるべき場所に戻した後、追って来たゾロと対決。鎌ぞうの出現で勝負を中断されるが、ゾロが鎌ぞうを倒すとその場を後にした。後日、再びゾロと戦う最中、河松と再会する。武器を保管した地下室の入り口にゾロたちを誘導すると、狐の姿に戻り、河松に正体を明かすことなく去っていった。 霜月 コウ三郎(しもつき コウざぶろう) ワノ国出身の刀鍛冶。ワノ国を違法出国し、「東の海」で「シモツキ村」を作った。詳細は「#霜月コウ三郎」を参照 霜月 リューマ(しもつき リューマ) 声 - 細谷佳正(MONSTERS)、チョー(ゾンビ) ワノ国の伝説の侍。故人。作者が本作以前に発表した短編『MONSTERS』の主人公・リューマと同一人物。 ワノ国鈴後出身。47歳没。誕生日は11月6日。身長179cm。さそり座。血液型XF型。好物はカレー(ゾンビ時)。 数百年前に死んだ侍。空飛ぶ竜を斬り落としたという伝説を持ち、いかなる手合いも一閃の内に斬り伏せたという生涯無敗の大剣豪。生前は隻眼であったという。得物は大業物21工の一本である黒刀「秋水」。「秋水」は、リューマの歴戦によって黒刀に「成った」という。 ワノ国が「黄金の国」として世界に認知されていた大昔、それを欲する海賊や国を支配しようと目論む世界の貴族達など海外からの並み居る敵に圧倒的な強さを見せつけ、「ワノ国に侍あり」と世界に言わしめた。後に病死するが、伝説の剣士として名を残しており、ワノ国では英雄として讃えられている。 死後はワノ国の「刀神様」として、国宝である「秋水」と共にお堂に祀られていた。23年前に遺体と「秋水」が盗まれた際は、国中が涙したという。遺体はホグバックに改造され、ブルックの影を入れられたモリアのゾンビ兵として復活したが、スリラーバーク編でゾロに敗れ、消滅した。「スリラーバーク#リューマ」も参照
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