車両別概要
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「JR東日本E655系電車」の記事における「車両別概要」の解説
1号車:クロE654-101(Tsc'-100) 定員22名の制御車。床下にディーゼル発電機を2基搭載し、電源車としての機能を有する。この車両のみ客用出入口がない。運転台のほか、洋式トイレと男子小用トイレ、洗面所が各1か所設置されている。 2号車:モロE655-101(M1s-100) 定員32名の電動車。床下に主変圧器と主変換装置を搭載する。屋根上にシングルアーム式の主パンタグラフ(前位(ユニット外側)設置)と予備パンタグラフ(後位(ユニット内側)設置)を各1基搭載し、中央本線・身延線などにある狭小トンネル区間への入線にも考慮し、屋根の高さはパンタグラフ非搭載車よりも低くされている。後位寄りに洋式トイレと男子小用トイレ、洗面所が各1か所設置されている。 3号車:モロE654-101(M2s-100) 定員9名の電動車。床下に主変換装置、電車として自力走行する際のサービス機器類の電源である静止形インバータ(SIV)、電動空気圧縮機(CP)を搭載する。他の「ハイグレード車両」の座席が布張りであるのに対し、本車両のみ本革張りとなっている。後位寄りに個室型のVIP室となっているほか、VIP専用の身体障害者対応トイレと専用パウダールームを、車両中央部にはギャレー(給仕室)、多目的スペースが設置されている。VIP室にはソファ(4人分)とテーブル、テレビなどが配置されている。 特別車両:E655-1(TR) 特別車両として皇族、国賓が利用する際のみ、3号車と4号車の間に連結される定員18名の付随車。「サイ」「サロ」などの記号は付されていない。 3号車寄り車端に出入台があり、次室、特別室<御座所>、休憩室<御休憩室>、トイレ<御厠>と続く(< >内は1号御料車の名称)。特別室は、壁・天井とテーブルに大分県産の高級杉材を用いた内装に菊柄の絹織物を張ったソファを設け、床には9種類の伝統文様を配した手織りの絨毯を敷いている。特別室の窓の天地寸法は950 mmと他の箇所より大きく、中央部の窓は幅2,200 mmの電動昇降式となっている。1号御料車に設けられていた御化粧室の機能は休憩室に統合され、ベッドにもなるソファと三面鏡付き化粧台を設置している。外装は特別室の窓下に金帯がなく、広幅窓下中央に菊の御紋を取り付けるための窪みがある。空調装置は床下集中式のAU303形で、屋根上には休憩室付近のアンテナ2本(用途非公表)以外に何もない。車両番号は妻面に標記されている。付随車ながら空車重量は40.5 tある。 E257系、E653系、E657系に組み込んで走行することも可能な構造になっており、各車両を使用した試運転も行なわれている。 4号車:モロE655-201(M1s-200) 定員27名の電動車。2号車と同じく床下に主変圧器と主変換装置を、屋根上に主パンタグラフと予備パンタグラフを1基ずつ搭載しており、屋根高さも低くされている。車内後位寄りにギャレー(給仕室)と多目的スペースが設置されている。 5号車:クモロE654-101(M2sc-100) 定員17名の制御電動車。床下に主変換装置・SIV・CPを搭載する。運転台のほか、身体障害者対応トイレや男子小用トイレ、多目的室と車椅子対応座席が設置されている。 1号車:クロE654-101 2号車:モロE655-101 3号車:モロE654-101 特別車両:E655-1 4号車:モロE655-201 5号車:クモロE654-101
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車両別概要
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モハ3001 - 3003・3006、クハ3501 - 3503(モハ3006とクハ3503は同一車両) 元は東京急行電鉄(大東急)が小田原線向けに割り当てを受けた63系払い下げ車の1800形である。このうち、デハ1803-クハ1853 - デハ1808-クハ1858の2両編成6本が厚木線の東急委託時代に二俣川駅 - 海老名駅間用として転属してきた。1947年(昭和22年)の委託解除により、そのうち1806 - 1856から1808 - 1858までの3本が東急時代と同一車両番号で相鉄に譲渡された。これらは1951年(昭和26年)にモハ3001 - クハ3501からモハ3003 - クハ3503までの車両番号に改められた。また、モハ3001 - 3003に関しては昭和20年代後半に当初装備していた128kW級の主電動機をモワ1形およびED10形に転用して、100kW級の主電動機に換装された。後述の様にのちに再び主電動機の換装が行われ、最終的には142kW級の東洋電機製造製TDK-544-1/Aを搭載した。1960年(昭和35年)には2両編成の3000系を3両編成化するにあたり、3503を電装・方向転換しモハ3006とした。1964年(昭和39年)から1965年(昭和40年)にかけて機器・台枠を流用して3010系に更新され、車両番号は原番号+10とされた。 モハ3004 元はモハ1300形1300・1303 - 1306と同時に払い下げを受けた20m級の戦災焼失国電で、種車はモハ60形である。1949年(昭和24年)に本田工業所で車体を修理し、モハ1300形の続番である1307として復旧した。種車の関係で側面は63系払い下げ車と異なり片側3扉である。1951年の改番でモハ3004となったが、1965年の3010系への更新の際には機器のみがモハ3014に流用され、車体・台枠は解体された。 モハ3005 元は国鉄サハ48形の事故廃車車体の払い下げを受けたものである。1953年(昭和28年)に浦田車両で側面3扉化・電装化・両運転台化の工事を受け、モハ3005となった。この車両も1966年(昭和41年)の3010系への更新の際には機器のみがモハ3015に流用されている。 クハ3504 元は3001 - 3003・3501 - 3503と同じ63系だが、事故廃車となったモハ63056の車体を1952年(昭和27年)にカテツ交通で復旧したものである。復旧に際し、前面は切妻から曲線雨樋のある平妻にされている。また、当初よりベンチレーターの形状は63系標準のグローブ型ではなくガーランド型とされ、側面窓は2段窓であった。1965年に3010系に更新され、クハ3513となった。
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車両別概要
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「近鉄21000系電車」の記事における「車両別概要」の解説
モ21100形(Mc) 定員48名のレギュラーカー。連結面寄り車端部に喫煙コーナーが設置されている。この部分は元客室で座席4脚分(8名分)が撤去された。喫煙コーナーの屋根上には21020系と同形の空調装置が設置され、客室の空調と分離した。空調機器新設部分のパンタグラフが1基撤去された。 モ21200形(M) 定員54名のレギュラーカー。大阪寄り車端部に21020系に準じた車椅子対応兼多目的型(ベビーベッド設置)のトイレ、洗面室、男性用トイレが設置された。また、乗降扉も折戸から幅広のプラグドアに変更され、車椅子利用者に配慮した。デッキと客室を連絡する扉は両開き式となり、デッキ寄りの座席は左右1脚タイプで、これも車椅子対応とした。名古屋寄り車端部は車内販売準備室または控室を撤去して客室となった。この変更によって側窓は両側が小窓となった。定員は4名減となった。化粧室部分の側板には「Urban Liner plus」のロゴタイプが貼り付けられた。 モ21304形(M) 定員56名のレギュラーカー。名古屋寄りの和式トイレを洋式化し、併せて女性専用トイレを別に設置した。これによって座席1列分(4名分)が撤去された。男性用小用トイレは残されている。名古屋寄りのパンタグラフ1基は撤去された。 モ21404形(M) 定員56名のレギュラーカー。大阪寄り車端部に喫煙コーナーを設置した。名古屋寄り車端部は車内販売基地と業務用引戸を撤去のうえ座席2列(8名分)を増設し、自動販売機および公衆電話を設置した。簡易運転台は電話の裏側にある。 モ21700形(Mc) 定員56名のレギュラーカー。正規運転台を持つ増結車両。更新前と比べて座席以外の変化は少なく、定員も変化はない。 モ21800形(Mc) 定員52名のレギュラーカー。正規運転台を持つ増結車両。大阪寄り車端部にデッキに併設する形で喫煙コーナーが設置された。また、名古屋寄りの車内販売準備室と業務用ドアを撤去して客室を拡充した。 モ21500形(M) 定員56名のレギュラーカー。デラックスシートをレギュラーシートに置き換え、デッキのマガジンラックを撤去のうえ、男性用トイレを新設した。外観上の目だった変化はない。パンタグラフも2基のままである。 モ21600形(Mc) 定員36名のデラックスカー。大阪寄り車端部に喫煙コーナーが設置された。車端部の公衆電話はモ21404形に移設されたが、小部屋自体はそのまま残されている。座席は2列分が撤去された。
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