デラックスシート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 10:00 UTC 版)
「近鉄21020系電車」の記事における「デラックスシート」の解説
座席は新開発のゆりかご型リクライニングシートで、背もたれを倒すと角度に応じて腰部が沈んで座席が傾くような状態となる。でん部が沈み込む構造はオフィスチェアでは珍しくなかったが、鉄道車両に導入するにはさまざまな問題があり、特にリクライニングを戻す際に腰を浮かして戻すことがネックになって、このために導入が遅れた。この構造は近畿車輛側から近鉄に提案された案の一つである。座布団は従来車のように前方へスライドしない。シートピッチは両クラスとも21000系と同一の1,050mmである。デラックスシートはそれぞれが独立性の高い1人掛けシート(通路を挟んで1席と2席)となった。ただし、2席側の座席は回転時は2席が同時に動く。モケットの色は赤系である。リクライニングは電動となっており、肘掛けのスイッチで操作する。リクライニング角度は22度、座面は9度まで傾く。また、読書灯が設けられ、背もたれ左側からLEDの光が出る(40Wハロゲン灯)。テーブルは肘掛け内蔵型(インアーム式)で、2つ折りタイプである。座面高さは21000系からさらに下げられて、両クラス共通の380mmとなった。足乗せは折りたたみ式である。
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デラックスシート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 03:53 UTC 版)
「近鉄21000系電車」の記事における「デラックスシート」の解説
座席はそれまでの単調な色合いを避けるために6色の糸を使って生地を織りあげ、立体的で高品位の雰囲気を出すように配慮された。デラックスシートは通路を挟んで海側が1人掛、山側が2人掛の簡易式リクライニングシートである。座席モケットは発色を抑えたライトブラウンをベースに赤や青の細かな模様を線状にちりばめたデザインである。ヘッドレストはプライバシーの確保のために大きな張りだしを付け、高さも引き上げられた。これに腰部の波状のふくらみとも相まって独特のシートデザインを形成している。またソファ感覚を出すために座面高さが引き下げられた。ヘッドレストをカバーするリネンには薄いグレーでDSマークがワンポイントでプリントされている。座席の基本構造は在来の近鉄特急車と同じで、リクライニングすると座面が前にスライド、また回転させる場合には背もたれを起こす方式であるが、リクライニングのレバーはひじ掛け上部に設けられて操作が容易になった。またテーブルは面積を広げている。テーブルのない側のひじ掛けには音楽サービス用のヘッドフォン用ミニジャックとチャンネル・音量の操作盤が設けられており、オリジナルの音楽サービスが楽しめた。またイヤホンは無料で貸し出していた。座席の横幅は1人あたり485 mmで在来車と比較して30 mm広くなった。シートピッチは1,050 mmである。 オーディオサービスチャンネルジャンル名曲アルバム ポピュラー ポピュラー(特集) 歌謡曲 デラックスシート1ch 2ch 3ch 4ch レギュラーシート76.0 MHz 77.0 MHz 78.0 MHz 80.0 MHz
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