製作概要
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「ルパン三世 PARTIII」の記事における「製作概要」の解説
制作局は『TV第2シリーズ』の日本テレビから、『TV第1シリーズ』の読売テレビに戻っている。読売テレビは「自分達がアニメ『ルパン三世』を始めた」というプライドを持っていたため日本テレビ制作の『TV第2シリーズ』に激しい対抗意識を持っており、「第2シリーズとは異なるルパン三世を」との意図を持って製作した。また、東京ムービー側にも「『TV第2シリーズ』と同じように製作しないで欲しい」とオーダーを出しており、作風に強く影響を与えている。東京ムービー新社が「ルパンのジャケットは緑に戻すのか?」と読売テレビに尋ねた際「緑にする必要は無い。だが、赤だけは絶対にやめてくれ」と強く答えたというエピソードが残っている。ただし、視聴率は取れる番組にしたいとの意向でメインキャスト、音楽、録音スタッフは『TV第2シリーズ』から続投となった。 キャラクターデザインは、前2シリーズなどほぼ全作に参加していた青木悠三が担当。ただし、本作は他の作品に見られる「総作画監督」という役職を置かず、モンキー・パンチの原作画(漫画『新ルパン三世』時)に近い絵柄の基本デザインを青木が描き起こし、それを基に各スタジオでキャラクターが描かれる大胆な制作方式となったため、青木は「作画監修」としてクレジットされている。放送初期はこのキャラクターデザインを反映した作画テイストになっているが、放送回数を重ねるうち次第に下請けスタジオや作画監督及び原画マンの差異から生じるデザインの違いが出てきたものの、特に綿密な作画修正はされず、シリーズ終盤では基本デザイン自体が大幅に変更、ポップでギャグタッチの強い画に一新された。 文芸サイドについては、本作から柏原寛司、新井光、宮下隼一、大川俊道などアクション・刑事ドラマ出身のシナリオライターが多数参加した。これらライターの多くは、その後のテレビスペシャルにも携わっている。 前述の通り、音楽は前作と同じ大野雄二が起用されたが、日本テレビ及びその関連会社である日本テレビ音楽に権利がある「ルパン三世のテーマ」や『TV第2シリーズ』でのBGMは使用できなかったことから、オリジナル曲が作曲され使用されている。大野は当初依頼を受けた際、上述の事情を知らなかったこともあり「ルパン三世のテーマはもはや定番なのに、どうして使えないのか?」と戸惑いを隠せなかったという。エンディングテーマには、大野がかつてプロデュースしたボサノヴァ歌手、ソニア・ローザを起用している。
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「ルパン三世 (2015年TVシリーズ)」の記事における「製作概要」の解説
2014年10月に、フランスのカンヌで開催された『MIPCOM』にて制作が発表された。 プロデューサーの浄園祐は本作を「大塚康生ルパンの継承」としているほか、『TV第2シリーズ』をベースにしたとも語っている。 企画や製作は、浄園が自らが陣頭指揮を執ったという。総監督には過去のシリーズにアニメーター・作画監督として参加した友永和秀、シリーズ構成には『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』で脚本を務めた高橋悠也が起用された。キャラクターデザインの横堀久雄は、バイク王のCM「次元のバイク愛篇」を制作し好評を得たことが起用の理由となっている他、「テレコム・アニメーションフィルム内外のアニメーターから"制作に参加させて欲しい"という依頼が数多くあった」と浄園は語っている。 舞台となるイタリアには、実際にロケハンが行われた。 音楽には大野雄二が続投。オープニングは再度編曲した「ルパン三世のテーマ」が使用され、テレビシリーズで「ルパン三世のテーマ」が使用されるのは『TV第2シリーズ』以来35年振りとなった。また、劇中BGMには新曲の他に過去のBGMのアレンジ版も使用されており、演奏名義も『TV第2シリーズ』の「You & Explosion Band」が復活した。その一方、長年選曲や音楽監督を務めてきた鈴木清司が本作では降板した。
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「ルパン三世 PART5」の記事における「製作概要」の解説
シリーズ構成・脚本には大河内一楼が初起用され、設定考証は『Lupin the Thirdシリーズ』にて設定考証を務めた白土晴一が務める。大河内の起用は、『TV第5シリーズ』にて企画開発を務めている鈴木常泰が、トムス・エンタテインメント制作の映画『伏 鉄砲娘の捕物帳』で、共に作品制作に携わったことのあった大河内をシリーズ構成にオファーしたことによる。 大河内は最初、「今までの『ルパン』とは違う新生『ルパン』にする」という企画書を制作陣に提出した。これに、長年『ルパン三世』に関わってきたスタッフたちは驚き、警戒する者もいたという。そんな中、大河内の提案は監督の矢野雄一郎には前向きに受け入れられ、大河内は「現代の新しいルパン」を目指しながらも「これまでのシリーズを全肯定する」シナリオになるように取り組んだ。今回、大河内が「現代のルパン」を作ることを企画の要としたのは、今までルパンを観たことがない若い層に観てもらえる作品にするため、舞台を21世紀の現代としてルパンたちがスマホなどのデジタルガジェットを駆使して「お宝」を盗む、本作のキーキャラクターにも「天才ハッカー少女」が登場するなど、「デジタル」や「サイバー」が物語の重要な要素となっている。また、旧来のファンにも楽しんでもらうために「これまでのシリーズを全肯定する」シナリオを目指し、原作漫画や過去のアニメシリーズのキャラクターが登場するなど、さまざまな取り組みがなされている。 これらの取り組みは、最終的にスタッフたちから好評を得た。クリエイティブプロデューサーの浄園祐は大河内のシナリオを称賛しており、「もっと早くに出会いたかった」「今作はルパンシリーズの分岐点になるという手ごたえを感じる」と評している。 中編エピソードの脚本は「EPISODE I」「EPISODE III」「EPISODE IV」を大河内、「EPISODE II」を雑破業、1話完結型エピソードの脚本は大河内や副監督の酒向大輔をはじめ、野島一成、大倉崇裕、綾奈ゆにこ、時雨沢恵一、西田シャトナーがそれぞれ務めた。1話完結型エピソードではそれぞれのルパン像が描かれ、キャラクターデザインや背景イメージには当時のスタッフが参加するなど、エピソードに合わせて異なる演出を盛り込んでいる。 上述の通り、主要スタッフの多くは『TV第4シリーズ』から引き継がれた。キャラクターデザインも引き続き横堀久雄が起用されたため『TV第4シリーズ』から大きな変更はないが、現代を描くにあたって『TV第4シリーズ』における強弱のある線から少しスッキリした線に変更された。 アフレコに関して、初代ルパン三世役である山田康雄は映像が完成していないと「仮に録音した台詞と後からニュアンスや長さの違う絵が完成しても、リテイクの時間的余裕は無くそのまま放送される。その場合、演技で恥をかくのは役者である」との考えから収録を共演者と共にボイコットしたという逸話を持っており、そうした声優側の意向を「役者さんに100%の演技をしてもらおう」と山田の没後もスタッフが可能な限り守っていることから、近年では珍しく映像は毎週完成された状態で収録された。 音楽はこれまでのシリーズと同様大野雄二が担当。180曲以上の書き下ろし曲のほかに、「デンジャラス・ゾーン」や「マグナム・ダンス」、「恋はサンパウロ」など過去作のアレンジ版BGMや『TV第4シリーズ』のBGMも使用されている。
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製作概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/24 02:00 UTC 版)
同じ東宝の製作だった前番組『ただいま放課後』からの流れを受け継いだ教師と生徒が私生活を中心に絡む青春学園ドラマにプラスして、下宿先の家庭や下町情緒あふれる周辺のご近所の人々も絡むホームドラマの要素も取り込んだ。主演の九門太平には「ハングマン」シリーズ参加直前で、人気が上がり調子だった名高達郎、相手役の浜尾衿には志穂美悦子を起用するが、当時の二人が得意とするアクション・シーンは皆無のドラマで、あくまでも心の機微あふれる演技で見せていく。九門が受け持つクラスの女子生徒役には、倉田まり子、上田美恵、白石まるみ、萩原佐代子など当時のアイドル女優が多数起用された。彼女たちはテニス部所属で、九門がその顧問に就任するという設定から、毎回ドラマの中で見せるテニスルック姿をウリのひとつとして、製作発表記者会見にもその姿で登場するなどした。
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