行き付けの料理店関係
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「美味しんぼの登場人物」の記事における「行き付けの料理店関係」の解説
ジェフ・ラーソン 声 - 中尾隆聖 東京都中央区に実在する割烹「鯛ふじ」の料理人。26歳。初登場2巻「包丁の基本」。アメリカ・ロサンゼルス出身のアメリカ人。 日本料理に魅せられてアメリカのレストランで修行を重ね、さらに日本料理を極めようと東西新聞社ロサンゼルス支局を通じて来日。山岡の紹介で「鯛ふじ」の主人 大不二清兵衛の包丁さばきの腕前と料理人気質に惚れ込んで入門。日本語はかなり堪能で、「鯛ふじ」を暖簾分けしてもらってアメリカに支店を出すことを目標に修行に励んでいる。熱心な努力家で、鯛ふじの入門試験で大根のかつら剥きを寝る間も惜しんで修行して1週間、見事途中で切らずに3mまで剥けるようになり、柳刃包丁で氷を切るという技術まで習得した。かつては捕鯨禁止論者だったが、欧米の捕鯨禁止活動の傲慢な実態を知ってからは熱烈な鯨料理の愛好者に変身した(13巻「激闘鯨合戦」)。 当初は快楽亭ブラックと同じくらいの頻度で登場していた。16巻「鯛勝負!!」を最後にしばらく登場しなかったが、47巻「結婚披露宴」で姿を見せていた。 王 士秀 声 - 二又一成 中華料理店「大王飯店」の店主。初登場4巻「直火の威力」。28歳。アニメ版では「王小竜」。 元々周懐徳のお抱えのコックだったが、周大人の娘の周香玉と愛し合うようになり駆け落ち、子供も一人産まれ、蒲田のガード下に小さな中華料理店「大王飯店」を出し夫婦共に働いていた。初登場時は使用人根性のせいで気の弱い性格で駆け落ち結婚後も、主人の周大人を「旦那様」、周大人の妻で香玉の母の宗芳蘭を「奥様」と呼んでおり、料理の腕は良いのだが中華料理に大切な火を上手く扱え切れていなかった。 周大人と「広東同郷協会」から融資を受ける試験で炒飯作りに失敗して落第してしまうが、山岡のおかげで火の扱いを克服し、再度試験して認められて周大人と和解、周大人と「広東同郷協会」から合計一億五千万円の融資を受け、それを元手に移転新築した「大王飯店」を繁盛させている。中華料理の話にたびたび登場。 気弱な時は、妻の香玉(メイメイ)のことを「お嬢様」と呼ぶ使用人根性の持ち主だったが、克服して「お前」に変わった。 「食べない理由」では、山岡に無理を頼まれて妻の香玉や義両親である周大人夫婦ら親族の協力のもとに「大王飯店」で稲森社長らに佛跳牆を初めて作り、山岡が仕掛けた稲森社長に食べさせる会(稲食会)で出し、見事に稲森社長をKOして食べさせることに成功した。 周 香玉 声 - 玉川砂記子 王士秀の妻で、懐徳と芳蘭の一人娘。初登場4巻「直火の威力」。22歳。アニメ版では「周梅美」。 家のお抱えコックの士秀と恋仲になったのを両親に知られ、二度と付き合ってはならぬと言われたその日の夜に何もかも捨てて駆け落ちした。その後子供も一人産まれ、蒲田のガード下の店で王と夫婦共に働いていた。後に両親と和解、「広東同郷協会」から融資を受けた資金で移転新築した「大王飯店」で王と共に働いている。 北尾 夏子 声 - 佐々木るん 女性寿司職人で、築地「寿司とも」の店主。初登場4巻「女の華」。旧姓は不明。 父の死後跡を継いで自ら寿司を握っており、職人としての腕は良い。女というだけで差別されることを嫌い、最初は男に負けまいとして男勝りに荒々しく振る舞っていたが、山岡たちと同時に来店した女形歌舞伎役者・吉川清右衛門の一言で自らの立ち振る舞いや考え方に疑問を抱くようになり、その後山岡たちの示唆によって女性らしさと繊細さを生かした寿司職人へと生まれ変わった。魚や寿司の話で山岡はよく知恵を借りることがある。後に幼馴染の北尾照一と結婚し、子供もいる模様(73巻「寿司と煙草」)。 北尾 照一 声 - 広森信吾→関根信昭 北尾夏子の夫で、東京都築地中央卸売市場職員。初登場4巻「女の華」。28歳。 夏子とは幼馴染で、よく山岡たちと一緒にフランス料理を食べに行く。また魚のことで山岡たちから相談を受けたりしている。 力屋の面々 権兵衛(声 - 二見忠男)、大谷(声 - 西尾徳)、大山(声 - 佐藤正治)、大馬 銀吉(声 - 菅原正志) 初登場4巻第6話「うどんの腰」。力屋は両国近くにあるうどん屋。店主の権兵衛は山岡の以前からの知り合いで、近所に新しく出来た暴力団事務所の暴力団員の嫌がらせに遭い困っていた。店主の権兵衛は太っていて体格がとても良いが、暴力団の嫌がらせに遭っていた時はやせ細っており、店も閑散としていた。山岡達が暴力団をどうするか悩んでいる中、大谷(力士で島高部屋出身)が力士として大成しなかったことを苦に橋から飛び降り自殺を図ろうとしていたところを山岡が止める。大谷は山岡達の説得を受けて部屋に帰った後に正式に引退(料理の腕前が高いのでちゃんこ番をしろと親方に言われていた)し、その後偶然出会った大山(柔道家で、谷村の大学の後輩)と大馬(プロレスラー)も怪我(それぞれ腰と背骨を傷めた)がもとで引退していることを知る。 三人は今後の身の振り方に悩んでいたところを山岡に力屋を紹介され、三人が力屋で働き始めた翌日に暴力団が力屋に来店してテーブルを蹴り飛ばすなどの狼藉を働いたが、三人が持ち前の怪力で撃退。権兵衛は「二度と来るな」と塩も撒いて近隣住民に称賛され、万歳まで行っている。後日、暴力団が報復で再びやってくるが再度撃退している。しばらくして暴力団を怖がらなくなった近所の住民たちの訴えもあって暴力団事務所も立ち退きさせた。 その後、三人の存在もあって店は再び繁盛し、元力士の大谷の発案で力屋ではちゃんこうどんが看板メニューとなった。 後日には「ペンションの名物」で権兵衛と共に大谷達三人が山梨を訪れ、山梨名物のほうとうで権兵衛による力屋うどん学校の最後の修行が行われている。 その後この三人は順調に腕を上げ、現在はそれぞれのれん分けして支店を出して繁盛させている。 花森 みな子 声 - 川島千代子 オムレツの店 塀の上のハンプティ店主。初登場6巻第2話「卵とフライパン」。
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