特別区の区歌
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「東京都の区市町村歌一覧」の記事における「特別区の区歌」の解説
千代田区 千代田区歌 - 1957年(昭和32年)3月15日制定 作詞:佐藤春夫 作曲:山田耕筰 詞・曲とも著作権保護期間満了。 中央区 中央区の歌「わがまち」 - 1987年(昭和62年)3月15日制定 作詞:荒木忠雄 補作:岩谷時子 作曲:山本直純 区制40周年記念。歌詞は公募により選定。 港区 港区歌 - 1949年(昭和24年)7月30日制定 作詞・選定:港区 作曲:山田耕筰 補作詞・編曲:山本直純 2007年(平成19年)に歌詞の一部を変更し、同年3月10日付で再制定された。 新宿区 大新宿区の歌 - 1949年(昭和24年)3月15日制定 作詞:服部嘉香 作曲:平岡均之 23区で最初に制定された区歌。 1991年(平成3年)に東京都庁舎が西新宿へ移転したことに伴い、前述の千代田区歌に代わり「都庁所在地の自治体歌」となった。 文京区 文京区歌 - 1951年(昭和26年)3月1日制定 作詞:佐藤春夫 作曲:弘田龍太郎 編曲:山田年秋 作詞者の佐藤春夫は文京区関口在住、作曲者の弘田龍太郎は文京区本郷在住。 歌詞は初め一般公募を実施したが、入選作が前年制定の「山梨県の歌」の盗作であったとして撤回され、区内在住の佐藤春夫に作詞を依頼。なお当初の入選者は同年制定された「神戸市歌」の一般公募で入選し汚名返上している(神戸市歌#神戸市歌(1938年制定)も参照)。 台東区 台東区の歌 - 1964年(昭和39年)10月1日制定 作詞:土岐善麿 作曲:渡辺浦人 作詞者の土岐善麿は浅草区浅草松清町(現・台東区西浅草)出身。 墨田区 花 - 1900年(明治33年)発表、1990年(平成2年)3月指定 作詞:武島羽衣 作曲:瀧廉太郎 もとは歌曲集『四季』(共益商社出版)収録の唱歌であったが、区にゆかりのある楽曲として公募により「区民の愛唱歌」に指定された。 東京メトロ銀座線浅草駅の発車メロディとして使用されている。 江東区 江東水彩音頭 - 2015年(平成27年)発表 作詞:寺崎敏夫 作曲:井上現 編曲:大森久雄 作詞者と作曲者は共に区内在住で、発案した作曲者の急逝後に作詞者が引き継いで完成させた。作成時に区は関わっていなかったが、2017年に区が「KOTO活き粋体操」の一部として採用したことにより事実上の「区民音頭」となっている。 東京23区内では唯一、正式な区歌が未制定となっている。区としては「今後の研究課題にする」としつつも、2019年時点で具体的な区歌制定の予定はない。江東区非公式愛唱歌として「深川」(作詞・作曲:岡野勇仁、歌唱:松平敬)が存在する。2013年4月26日と2016年10月14日に、墨田区の両国門天ホールで開催された「東京23区 区歌・愛唱歌を歌う」コンサートでは、他区の区歌・愛唱歌と並んで「深川」が演奏された(歌唱:松平敬、ピアノ伴奏:岡野勇仁)。なお江東区は、戦後に旧深川区(旧東京15区・深川地区)と旧城東区(亀戸地区)が合併して成立し、その後東京湾埋立地に夢の島や臨海副都心などの地区が発展したという歴史的経緯があり、江東区の代表として「深川」の曲を愛唱歌とすることに対しては旧城東区域の住民から批判もある(また2015年11月13日『タモリ倶楽部』で「江東区の区歌を勝手に作ろう」という企画が放送された際も「歌詞に具体的な地域性が乏しい」という批判があった)。このような江東区の歴史的・地域的事情に加え、多摩地域の東大和市では市歌制定の経緯をめぐって住民訴訟が起こされた例もあり(#市部の節を参照)、江東区も現状では区歌制定に消極的な姿勢である。 品川区 品川区民の歌 - 1978年(昭和53年)9月12日制定 作詞:橋本伽耶 補作:岩佐東一郎 作曲:服部良一 目黒区 目黒区のうた「めぐろ・みんなの歌」 - 1980年(昭和55年)9月20日制定 作詞:杉崎悦子 補作:西沢亮 作曲:藤山一郎 編曲:横山菁児 目黒区公式サイトに記載なし。 17時の防災行政無線で曲が使用されている。 大田区 大田区歌 - 1954年(昭和29年)制定 作詞:向井みどり 補作:高橋掬太郎 作曲:山田耕筰 歌唱:伊藤久男、安西愛子 歌詞は公募で東雪谷在住の区民の作品が採用、区内在住の作曲家・高橋掬太郎が補作。 大田区イメージソング「笑顔、このまちから」 - 2016年(平成28年)4月26日発表 作詞:湯川れい子 作曲・編曲:千住明 2017年の区制(旧大森区・蒲田区合併)70周年記念に制定(区歌の代替わりではない)。区内在住・在勤・在学者を対象に曲の題材を公募し、それをもとに作成。作曲者の千住明は区内にある羽田空港第2ターミナルのBGMも作曲。 世田谷区 世田谷区の歌「緑と風と翼」 - 1981年(昭和56年)8月1日制定 作詞:川口いせ子 補作:喜多條忠 作曲:小林亜星 編曲:高田弘 区公式サイトに記載はあるが、区公式サイトのFAQ「よくある質問」では「旧世田谷区の歌」という扱いになっている。 21世紀せたがやのうた「おーい せたがや」 - 2005年(平成17年)10月29日制定 作詞:山花梨恵 作曲:井上鑑 歌詞は区内の小中学生から公募、作曲者の井上鑑は区内在住。 渋谷区 渋谷区の歌「渋谷・愛の街」 - 1978年(昭和53年)11月1日制定 作詞:保富康午 作曲:都倉俊一 編曲:田辺信一 中野区 未来カレンダー Forever Nakano - 2015年(平成27年)3月13日制定 作詞:阿木燿子 作曲:宇崎竜童 2代目の区歌である。 初代区歌「中野区歌」については、#廃止された区市町村歌を参照。 杉並区 杉並区歌 - 1982年(昭和57年)8月制定 作詞:佐藤有弘 補作:加藤省吾 作曲:遠藤実 編曲:只野通泰 豊島区 豊島区歌 - 1961年(昭和36年)9月29日制定 作詞:岡本淳三 作曲:中田喜直 区総合庁舎完成を記念して制定。歌詞は一般公募。 豊島区民の歌「としま未来へ」 - 2003年(平成15年)4月1日制定 作詞:今井英昭、佐藤有弘 補作・作曲:さだまさし 区制70周年記念。歌詞は全国から公募。 北区 北区のうた - 1990年(平成2年)1月28日制定 作詞:井関謙 作曲:團伊玖磨 荒川区 荒川区歌 - 1950年(昭和25年)10月1日制定 作詞:竹耶理素秋 補作:選定審査会 作曲:内藤清五 2019年現在、荒川区公式サイト「荒川区の歌」に記載なし。 荒川区民の歌「あらかわ〜そして未来へ」 - 1982年(昭和57年)10月1日制定 作詞:高野政義 補作:夢虹二 作曲:弦哲也 編曲:若松正司 区制50周年記念。17時の防災行政無線で曲を使用。 板橋区 板橋区愛唱歌「愛するふるさと」 - 1982年(昭和57年)制定 作詞:薩摩忠 作曲:山本直純 区制50周年記念愛唱歌。区公式サイトには「区歌」としての紹介ページはなし。 この曲に合わせて作られた「ふるさといたばし体操」があり、板橋区スポーツ振興課のページで「昭和57年に区制50周年を記念して作られた「愛するふるさと」(薩摩 忠作詞・山本直純作曲)の曲に合わせて作られた、ストレッチ運動を取り入れた体操です。」として紹介され、体操のBGMとして曲を聴くことができる。 練馬区 練馬区の歌「わが街・練馬」 - 1989年(平成元年)10月8日制定 作詞:久野幸子 補作:松永伍一 作曲:川崎祥悦 歌詞は区民から公募、作曲者の川崎祥悦は区内在住。 足立区 足立区の歌「わがまち足立」 - 1982年(昭和57年)制定 作詞:橋本完寿郎 補作・作曲:團伊玖磨 区制50周年記念。 葛飾区 葛飾区歌 - 1951年(昭和26年)3月31日制定 作詞:佐々木源三郎 作曲:平井保喜 歌詞は全国から公募。 区公式サイト内「葛飾区史」に歌詞のみ掲載。また区歌に合わせて作られた「かつしかはつらつ体操」があり、体操のBGMとして曲を聴くことができる。「かつしか郷土かるた」の読み札には「【く】区歌うたう 光と希望 力あり」が採られている。 江戸川区 江戸川区歌 - 1965年(昭和40年)9月制定 作詞:岡久美子(1〜3番)、 作曲:清水保雄 1〜3番の歌詞は全国から公募。 2020年東京オリンピック・パラリンピック開催にあわせ、2016年1月に4番の歌詞を公募により追加。区立葛西第二中学校3年1組6班の作品が採用された。2020年までの期間限定で使用。
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