としま未来へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/10 00:36 UTC 版)
としま未来へ | |
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作詞 |
今井英昭、佐藤有弘 さだまさし(補作) |
作曲 | さだまさし |
採用時期 | 2003年1月 |
言語 | 日本語 |
「としま未来へ」(としまみらいへ)は、さだまさしの楽曲。作詞は今井英昭と佐藤有弘の合作扱いで、補作詞および作曲はさだまさし。東京都豊島区が区制70周年を記念し制定した区民歌である。
解説
「としま未来へ」 | |
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さだまさし の シングル | |
リリース | |
規格 | 12センチCD |
ジャンル | 区民歌 |
レーベル | フリーフライト・フォアレコード |
作詞・作曲 |
作詞:今井英昭、佐藤有弘 補作詞・作曲・編曲:さだまさし |
豊島区では1961年(昭和36年)に「豊島区歌」を制定していたが、2002年(平成14年)に区制70周年事業として新たに区民歌を制定する方針を発表し、歌詞の懸賞募集を行った。応募総数は32都道府県から258篇(そのうち豊島区内からの応募は98篇)で、入選が佐藤の応募作「きらめきの街 としま」と今井の応募作「ユーとしま」の2篇となったため、両者の合作扱いとして作曲・創唱者のさだが補作したものが採用されている[1]。合作となった2名のうち、佐藤は20年前に地元の「杉並区歌」で入選した実績があった。
発表演奏は2003年(平成15年)1月13日に区主催の成人式を東京芸術劇場で実施した際に行われ、さだ本人が創唱した[1]。同年7月には東京音楽大学の協力により、フリーフライト・フォアレコードがさだの歌唱とカラオケ、オーケストラ編曲版を収録したCD(日本ビクター製造)を作成している。区民歌制定から4年後の2007年(平成19年)には、サンシャイン通りに歌碑「未来の燈」が建てられた。
なお既存の「豊島区歌」の扱いに関しては区民歌「としま未来へ」の制定後も存続しており、豊島区役所庁舎内では始業時に演奏されている[2]。しかし、区の行事における区歌の演奏機会は激減しており、区の公式サイトでも音源を提供しているのは「としま未来へ」のみである。
参考文献
- 中山裕一郎 監修『全国 都道府県の歌・市の歌』(東京堂出版、2012年) ISBN 978-4-490-20803-0
出典
- ^ a b “区民の歌 「としま未来へ」 完成!”. 豊島区役所 (2002年12月17日). 2025年5月9日閲覧。
- ^ 中山(2012), p165
関連項目
外部リンク
- としま未来へのページへのリンク