牛魔王側
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「最遊記の登場人物一覧」の記事における「牛魔王側」の解説
紅孩児(こうがいじ) 声:松田佑貴(OVA版)→草尾毅(テレビアニメ版) 誕生日:1月6日 身長:約172cm 特技:忍耐強さ、冗談の通じなさ 趣味:日々のトレーニング 規則正しい健康的な生活を送る事 牛魔王と羅刹女の間に生まれた子供。冷酷にふるまっているが、実際には身内や信頼した仲間には心から接する情け深い好漢で、自我を保つ妖怪の間ではカリスマ的存在。その一方、妹の李厘におちょくられることが多く、女性の頼みには弱い面もある。玉面公主に「マザコンボウヤ」と言われる程、母を慕い、耳には母と揃いの三角のピアスを付ける。 体術を得意とする他、火炎妖術や召喚術も使う。 闘神哪吒太子に父・牛魔王が討伐された際に封印されるが、何者か(玉面公主)に封印を解かれて覚醒。そのため、見た目は青年だが、実際は500歳以上と考えられる。羅刹女の呪縛を解くため、義理の母親・玉面公主に不満を持ちながらも命令に従う。魔天経文を手に入れるべく、三蔵一行と幾度となく交戦するが、彼らの「自分のために戦う」信念に影響を受けたこともあり、敵対しながらも関心を抱き、悟空からはライバル視されている。アニメ版では共闘することも多い。 一時期、你健一に洗脳され、三蔵から経文を奪い取ることしか考えない非情な人物と化したこともあったが、悟空との戦いや、独角兕と八百鼡の言葉で正気を取り戻す。 八百鼡(やおね) 声:柊美冬(鶴野恭子)(OVA版)→皆口裕子(テレビアニメ版) 誕生日:1月28日 身長:約172cm 趣味:家事全般、だが天然ボケ 嫌いなもの:虫 特技:怪しい薬品の調合、おかしな趣味の裁縫 紅孩児直属の部下で、薬師でもある妖怪の娘。ドジッ娘な一面も見せるが気丈な性格の持ち主。 元々薬師であった両親を百眼魔王に殺され、本人もその美しい容貌故にその百眼魔王に献上されそうになったが、紅孩児に助けられ、以降彼に付き従うようになった。 根は心優しい女性なので、三蔵一行と敵対しつつも、特に自分に気遣いの言葉をかけてくれた八戒に対しては、完全に敵意を示せないでいる。独角兕に対しては手厳しく、年下なのに姉のような一面も見せる。アニメ版では、李厘のお目付け役として描かれることも多い。 武器は細身の槍と爆薬、毒薬を始めとする薬類多種。 独角兕(どくがくじ) 声:菅原正志(CDドラマ)→松本大(幻想魔伝)→小杉十郎太(RELOAD)→山野井仁(RELOAD BLAST) 身長:約188cm 趣味:木彫り、アコースティックギター 嫌いな食べ物:すっぱい物 特技:剣技、草笛 紅孩児直属の部下。豪快で男臭い性格で、紅孩児にもため口をきく兄貴的存在。 本名は沙爾燕(さ じえん)。悟浄の異母兄で純血の妖怪だが、母親とは違い悟浄との仲は非常に良く、当時の悟浄にとって、唯一心を許せる存在でもあった。殺されそうになった悟浄を助けるため、己の手で母を殺害。その後出奔し、各地を放浪していた時に紅孩児と出会い、以後忠誠を誓う。紅孩児に弟・悟浄の姿を重ねている所があったが、今はひとつの家族として紅孩児たち仲間を何よりも大事に思っている。悟浄とは互いの信念の許に戦いながらも、彼を気にかけてもおり、アニメ版では共闘も度々描かれた。 武器は柄の部分に目玉がついた大刀。錫月杖の鎖を断ち切る程の切れ味を誇る。 李厘(りりん) 声:野川さくら(OVA版)→茂呂田かおる(幻想魔伝)→川上とも子(RELOAD) 誕生日:8月5日 身長:約135cm 趣味:冒険と昼寝とおやつ 好きな食べ物:その時、食べたい物 嫌いな食べ物:今食べたい物 牛魔王と玉面公主の子供で、紅孩児の異母妹。一人称は「オイラ」。外見はまだ少女だが、巨大な式神を1人で倒せる程の実力者。三蔵一行に「女版悟空」とも称される程の食い気と単細胞な性格も持つ。 牛魔王の蘇生実験に欠かせない存在らしく、玉面公主から大事にされているが、そこに愛情は一切存在していないことに本人も気付いている。紅孩児、八百鼡、独角兕の3人にとても懐いており、特に紅孩児には、時折からかいつつも大変慕っている。そのため、三蔵一行には「お兄ちゃん達をいじめるから敵」程度の認識しか持っていない。アニメ版では、原作以上に三蔵一行と絡むことが多いが、彼ら(特に三蔵)からは鬱陶しがられている。 紅孩児の実母である羅刹女に、自分の実母・玉面公主にはないものを感じ取っている。 武器は持たず、素手での肉弾戦を得意とする。幻想魔伝第42話では、八戒の気功術のように飛び道具を使う場面も見られた。 你健一(ニィ ジェンイー) 声:大塚芳忠(RELOADでは冒頭ナレーションも担当) 牛魔王蘇生実験に携わる科学者。生命工学の第一人者とも謳われるが、得体の知れない部分が多く、紅孩児や独角兕からは警戒されている。吠登城では唯一の人間。 人を馬鹿にした口調とウサギのぬいぐるみをよく持ち歩いていることが特徴。メカいじりが趣味で、三蔵一行の妨害にも你のメカが使われている。玉面公主と愛人関係にある。 その正体は三蔵法師の一人にして、カミサマの師でもある烏哭(うこく)三蔵法師。経文はウサギのぬいぐるみに隠している。どのような意図で蘇生実験に荷担しているのか、本当の目的は何なのか、その真相は未だ判明していない。「烏哭三蔵法師」も参照。 アニメ版では原作以上に愉快犯として描かれ、様々な人間や妖怪相手に実験を行った。 黄博士(ホワン はかせ) 声:相沢恵子 牛魔王蘇生実験に関わる女性科学者。生真面目な性格で、マイペースで掴み所の無い你健一とは馬が合わない様子。你健一にからかわれることもしばしば。 你健一の台詞から、玉面公主に対する同性的恋愛感情が察せられる。作中に出たのは姓のみで、名は不明。玉面公主との一枚絵にて、妖怪であることが判明した。 王老師(ワン ろうし) 声:辻親八 牛魔王蘇生実験にたずさわる科学者。スキンヘッドの老妖怪。黄博士と同じく名は不明。你健一とはよくチェスで勝負している。 玉面公主(ぎょくめんこうしゅ) 声:冬馬由美(OVA版)→佐藤しのぶ(テレビアニメ版) 牛魔王の現在の夫人で、牛魔王蘇生実験の首謀者。紅孩児の義母であり、李厘の実母である。 強欲かつ非情な考えの持ち主で、実子の李厘さえも蘇生実験に必要な道具としか見ていないが、最初からそのような性格だった訳ではないらしい。 かつては三蔵の持つ経文の力により牛魔王を蘇生させようと企んでおり、多くの妖怪たちを三蔵一行にけしかけた。その後、ヘイゼルの異教の力にターゲットを変更している。 羅刹女(らせつにょ) 牛魔王の正妻で、紅孩児の実母。500年前、紅孩児共々封じ込められた。玉面公主が紅孩児を解放した後も、彼女は引き続き封印されたままである。 正妻の地位にある故に、玉面公主からかなり妬まれていた。優しく聡明であったらしいが、実年齢・実際の性格等は、未だ封印されているため不明。息子とお揃いのピアスをしている。封印される前、玉面公主と懇意にしていたらしい。 雀呂(ざくろ) 声:堀内賢雄 三蔵一行の前に突如現れた妖怪。独特の大袈裟な言動ゆえに、悟浄からは「劇団ひとり」と呼ばれる。小説「紅楼天戯」にも登場している。 幻術を得意とし、目を合わせた者に幻覚を見せ、精神的なダメージを与える。初登場の際は三蔵一行を幻術にかけ、苦しめた。 アニメ版ではヘイゼルらと手を組むなど、あくまでも「悪役」だったが、原作では悟空とは偶然にも仲良くなった上、八戒の計算された発言によって三蔵一行に寝返ったことにされる、どこか憎めない男である。一応寝返った情報は紅孩児側にも伝わってはいるが、大して重要視はされていない様子。
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