木星共和国
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「機動戦士クロスボーン・ガンダム」の記事における「木星共和国」の解説
エリン・シュナイダー カーティスのハイスクール時代からの友人。林檎の花(マンサーナ・フロール)の船長として、土星軌道に漂流していた宇宙海賊船調査にあたる。 かつて木星軍のパイロットとして出撃し、戦死したと思われていたカーティスが生きて帰って来た事を心から喜んだが、その行動の端々に生じる違和感から彼が別人であることに気付くと同時に不信感を抱き、土星軌道を漂流していた宇宙海賊船で発見された「エンジェル・コール」を持って地球圏に逃走する。 その後、ジャグナーに潜伏していた所をキゾ中将率いる部隊の襲撃を受ける。その際、無線配信された録音音声により逃走中、エンジェル・コールのワクチンを作り出そうとしていたが地球上にあるあらゆる方法を持ってしてもワクチンが作り出せなかったこと、そしてその際の焦りから自身もエンジェル・コールに感染していること、ワクチン開発中に作り出したエンジェル・コールの活動を鈍くする溶液に体を浸すことで生きているものの、もう長くはないことをカーティスらに告げる。彼が宇宙細菌をザンスカールに受け渡そうとしていた理由は、木星帝国の思考による地球人の滅亡と木星の繁栄、そしてエンジェル・コールの対価として譲り渡されるサイキッカー10万人を木星の民として迎え入れる為であり、木星の為に一途に動いていたからであった。 しかしエンジェル・コールが地球どころか木星圏までも、つまりは全人類を滅ぼす可能性があるものだと知るとそれを消滅させる為に行動を開始し、ジャグナーにセットした装置で自身が乗るパピヨンごとエンジェル・コールを焼き尽くそうとした。しかし、装置起動寸前でキゾ中将に拉致されてしまい、マリア・シティの基地内でエンジェル・コールを自身から採取されてしまう。 カーティスらが駆けつけた時には既に全身がほぼ溶けきっており、既に死亡しているものと思われていた。しかし、アクシデントで部屋内に閉じ込められたトレスが自身ごとエンジェル・コールを火炎放射器で焼き尽くそうとした際、キゾ中将が使った脱出口の動作ボタンを彼女に伝えた。その後、彼の体は彼女の手によって部屋ごと焼き払われた。
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木星共和国(DUST)
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「機動戦士クロスボーン・ガンダム」の記事における「木星共和国(DUST)」の解説
ニコル・ドゥガチ カグヤの婚約者である16歳の少年。木星で再現・開発された「クロスボーン・ガンダムX13」を駆る。カーティス・ロスコとテテニス・ドゥガチの息子でベルの弟。MS操縦の腕前は悪くないが、機体のアドバンテージを失うと動揺するなど経験不足な面がある。 木星タカ派によって6歳のころに人質同然の扱いでムーンムーンに連れてこられ、カグヤの婚約者とされるが、当のカグヤが出奔してしまったため宙ぶらりんな状態でムーンムーンに留め置かれていた。本人曰く、政略結婚には反対。だが、幼い頃に両親が軟禁され長く離れ離れだった影響からマザー・コンプレックスの気があり、(スタイル的に)母親のテテニスと似たタイプであるカグヤとの婚約自体はまんざらでもなかった。ムラサメの事件後、カグヤにあらためて婚約を申し込むが断られる。また、自分が父親に似ていないことも気にしている。両親が結婚したのは丁度自分が生まれた時期であり、何らかの秘密があるのではないかと疑っている。父親であるカーティスの現在の顔は整形したものとは知らないようだが、その容姿は少年時代の父親(トビア・アロナクス)にそっくりである。 ゴーストからニコルの両親救出を依頼されたアッシュに「将来ニコルが木星の元首に就いたら、報酬として「衛星1個」を譲る」という空手形を押し付けられる。救出した家族との合流後、タカ派を抑えるために木星に帰還する両親に同行することにしたが、出発直前に翻意して1人だけ船を抜け出した。無敵運送で傭兵として募集した中に変装して潜り込んだが、ベルにあっさりと見破られる。なお、ニコルの脱走に関して両親は大爆笑して喝采を上げ、別便で乗機であるX13を送った。 ステン・グレー 木星共和国の秘密部隊・サーカスの団長だった「クォ・グレー」の長男。父親と瓜二つの容姿の持ち主で父親同様に金勘定にはうるさい。クォ・グレーの死後、サーカス部隊の債務処理をしていた。その際にサーカス所属機の予備フレームなどを売却しており、カグヤにはバイラリナ、首切り王にはファントムの予備フレームを売却していた。容姿は父親に似ているが、父ほどの器はなく、首切り王からの任務でレオが持っている何らかの秘密が隠されているペットロボット「ニャロ」を奪うためにサイド1に現れるが、奪取に失敗し首切り王に処刑されている。 グレタ、ギャブレット 共にステン・グレーの部下。ボンテージスタイルで行動する。グレタはぽっちゃりした感じの女性。ギャブレットは若干エキセントリックな気のある女性。格闘に長け、ジャンの入院した病院に看護師として潜入しており、アッシュたちがサイド1のネオ・1バンチに向かう際にも同行している。 当初はバイラリナ・マスを駆るが、実戦経験や頭脳で勝るアッシュやフォントに敗れ撤退する。ステンが粛清された後は首切り王に囚われ、メルト・バロックのコクピット内でダガー・ファンネルのコントロールを強制されるが、敗北と同時に切り捨てられた。 ガル・グレー ステン・グレーの弟。首切り王に仕えている。「DUST計画」実行時の戦闘で量産型バンゾに乗り込み、首切り王の命令で病院船への攻撃を開始し、続いてレオと交戦する。首切り王には何のビジョンもなく、滅びを受けいれており、世界に混乱をもたらすだけだと看破しているが、既に精神は首切り王への恐怖に支配され、強い者に立ち向かうより弱い者を殺す方がいいからとレオに自論をぶつける。最後は乗機のミサイル発射口にビームを撃ち込まれて機体が爆散、戦死する。
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