木星往還船
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 16:53 UTC 版)
木星往還船 フォン・ブラウン号 木星の探査、恒久的資源採取基地の建設を目的として連合により建造された大型船。ウェルナー・ロックスミスが船体の設計を担当。同じくロックスミスが設計した人類史上最強の性能を持った核融合エンジン「タンデム・ミラー」を搭載し、木星に1年半で到達できる。木星への旅のために、6区画ある長方形の巨大な居住区には微生物単位で管理された農業エリアなど、ありとあらゆるものが備えられている。居住区は停泊中は回転する際に生じる遠心力で、航行中には後方へ傾けることで生じる慣性力で疑似重力を得ている。船首部分はレーダー装置、センサ類、ドッキングポートなどの機材などが組み合わさった複合構造体で、船の推進軸に塔のように伸びており、その後ろに居住区、重水素、ヘリウム3タンク(球形のものと円筒形のものがある)、タンデム・ミラーエンジンを搭載した船体の半分以上を占める巨大な円筒形の推進ユニットが続く構造となっている。
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