ハチマキの家族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 16:53 UTC 版)
星野 五郎(ほしの ごろう) ハチマキの父親。その筋では凄腕(ロックスミスから「フォン・ブラウン号の機関長を務めてほしい」とオファーがかかるほど)の宇宙船機関士だが、家族にはどう接して良いか判らずに不可解な行動をとる変な人で、通気ダクトやあまり使われない通路などを散歩するのが趣味らしく、様々な施設の抜け道を熟知している。フォン・ブラウン号の乗員候補としてスカウトを受けたことで、宇宙防衛戦線のテロリストたちから命を狙われることになるが、徒手格闘で撃退してしまうなど、高い身体能力の持ち主。地球には妻と息子(ハチマキの弟)がいる。妻には弱い。大の阪神ファンであり、火星で最初の本塁打を放った人でもある。アニメ版 声 - 飯塚昭三 ベテラン宇宙船機関員。その道ではかなりその腕前を知られた人物。家族への愛情はあるが、それ以上に宇宙にかける思いは強く、長期の航行に参加している。エンディングクレジットでの表記はゴローとなっている。 星野 ハルコ(ほしの ハルコ) ハチマキの母親。歯に衣着せぬ物言いで、「良い宇宙飛行士の条件は生きて帰ってくること」と豪語する専業主婦。得意料理はとんかつで家族全員「お腹壊すまで食べる」大好物(食事に出た際に男どもは当然奪い合いになる)。ハルコ曰く、「ハチもキュータも夫婦で宇宙旅行したときに『あてた』子」らしい。落語に凝っている。アニメ版 声 - 藤田淑子 ほとんど家に帰ってこない夫を持ちながら、一般と変わらない生活を送る主婦。ハチマキの休暇に同行してきたユーリとタナベを出迎える。木星往還船出発のテレビ中継が始まっても洗濯物干しをする動じない女性。 星野 九太郎(ほしの きゅうたろう) ハチマキの弟。「ノリで宇宙船乗員(ふなのり)やってる」父や兄に反発、学生だが、ロケット技術者を目指して、目下勉強しながら、宇宙港の廃材置き場からくすねて来たジャンクでロケットを造っては飛ばしている。兄・ハチマキとケンカしたときに、「好きで子供(ガキ)やってんじゃねーや」と言いながら街中を走るなど、血筋に違わず熱血である。初登場時は小柄だったが、旺盛な食欲と徹底的なカルシウム摂取で、約1年後には身長187センチにまで成長。「(身長の伸びは)月平均2cmか?!」と五郎を驚かせ、次いで「非常識」と言わしめた。アニメ版 声 - 保志総一朗 ロケット開発に情熱を注ぐ。元気がありあまり、負けん気が強い。一刻も早く大きくなりたいと思っている。最終話では原作同様に身長が伸びたらしく、ロケットを担いで自宅に押しかけている取材陣に文句を言いながらも、兄嫁で新婚の愛を気遣いつつも、フォン・ブラウン号出発の特別番組に一人興奮していた(その直後に父と兄のスチャラカな行動に文句をたれてはいたが)。 演者の保志は最初は八郎太役でオーディションを受けていたが、監督の谷口の「キャラの性格を表現する上では問題ないけど、声質の年齢的なところで少し違うかなと、それなら弟だな」という理由で九太郎になった。
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