文化的自由
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/01 14:03 UTC 版)
文化的自由(ぶんかてきじゆう、英: cultural liberty)は、自由権に見出される人権の一種である。ノーベル経済学賞を受賞した哲学者・経済学者アマルティア・センの意見を参考として、2004年に国際連合開発計画(UNDP)がまとめた『Human Development Report 2004 -Cultural Liberty in Today's Diverse World-(人間開発報告書2004-今日の多様な世界での文化的自由)』[1]のなかで、「個人には持ち得る複数の文化的アイデンティティ(文化同一性)と、それを個人で選択する権利と自由すなわち文化的な自由がある」と報告されたことによって確立された、自由意思(積極的自由)による文化権およびその自己確保の権利と、自身による文化的選択の権利のことを指す。
- ^ a b 横田洋三・秋月弘子『国連開発計画(UNDP) 人間開発報告書〈2004〉この多様な世界で文化の自由を』国際協力出版、2004年。ISBN 978-4906352517。
- ^ 持続可能な社会を支える文化多様性 寺倉憲一 - 国立国会図書館 総合調査「持続可能な社会の構築」 (PDF)
- ^ Mexico City Declaration on Cultural Policies UNESCO(英語)
- ^ 文化的表現の多様性の保護及び促進に関する条約 (PDF)
- ^ リオ+20とその後:持続可能な未来に向かって 国際連合広報センター (PDF)
- ^ コミュニケーションと情報 国際連合広報センター
- ^ 第159回国会 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会(平成16年5月20日) 衆議院
- ^ The cooperative key to sustainable development ILO(英語)
Weblioに収録されているすべての辞書から文化的自由を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から文化的自由 を検索
- 文化的自由のページへのリンク