富弘美術館とは? わかりやすく解説

みどり市立富弘美術館

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/31 23:27 UTC 版)

みどり市立富弘美術館
Tomihiro Art Museum
みどり市立富弘美術館
みどり市立富弘美術館
1.沢入駅2.神戸駅
みどり市立富弘美術館
みどり市立富弘美術館 (群馬県)
みどり市立富弘美術館
みどり市立富弘美術館 (日本)
施設情報
愛称 富弘美術館
前身 東村立富弘美術館
専門分野 水彩画
事業主体 みどり市
開館 1991年5月12日
所在地 376-0302
群馬県みどり市東町草木86
位置 北緯36度33分12.8秒 東経139度22分23秒 / 北緯36.553556度 東経139.37306度 / 36.553556; 139.37306座標: 北緯36度33分12.8秒 東経139度22分23秒 / 北緯36.553556度 東経139.37306度 / 36.553556; 139.37306
プロジェクト:GLAM
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エントランス
上空から見ると、正方形をした建物の輪郭の中に、多くの円形の部屋が造られているのがわかる。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

みどり市立富弘美術館(みどりしりつとみひろびじゅつかん 英表記:Tomihiro Art Museum)は、群馬県みどり市道の駅富弘美術館内にある市立美術館。群馬県勢多郡東村(現:みどり市)出身の画家・詩人星野富弘の作品を展示する施設である。

概要

1991年ふるさと創生資金を活用し、使われなくなっていた老人福祉施設を美術館として改装してオープンした[1]。この頃すでに、全国各地で開催されていた「花の詩画展」やテレビ番組、また教科書に掲載された随筆などによって、星野富弘の名は広く知られていたことから、富弘美術館は開館当初から多くの入場者が訪れ、大手旅行代理店は日光太平山あしかがフラワーパークなど近隣の観光地と組み合わせたパッケージツアーを企画した。

2002年には入館者が400万人を超えるまでになったが、古い建物を改造した美術館は手狭となり、また建物の老朽化を早めることとなった。このため、東村(当時)は新しい美術館を建てることとなり、新富弘美術館建設国際設計競技を行って、最優秀賞に選ばれたヨコミゾマコトの作品をもとに、旧館の隣に新館の建設に着手、2005年4月16日に新しい富弘美術館が開館した。旧館は解体され、跡地には前庭や草木湖へつながる散策路が整備された。なお新館は、2006年第58回日本建築学会賞の作品賞を受賞した。

2005年8月、近接の商業施設(草木ドライブイン)と併せ、道の駅に登録された。姉妹館として、熊本県葦北郡芦北町芦北町立星野富弘美術館がある。

沿革

  • 1991年 東村立富弘美術館として開館。「うさぎとかめ」の切手が郵政省より発行。
  • 1992年 「速さのちがう時計」偕成社より出版。
  • 1993年 NHK衛星放送にて「やさしさに会えるふるさとー星野富弘の世界」を放映。8月に皇太子夫妻が行啓訪問。
  • 1993年 群馬経済研究所の調査で、群馬県内の「訪問したい観光地のうち、他の人にも勧めてみたい観光地」ナンバーワンに選ばれる。
  • 1996年 本館増築完成。「平成にっぽん観光地100選」美術部門5位。
  • 1997年 NHK前橋放送局たまご広場にて詩画展。
  • 1999年 美術館全館くん蒸。
  • 2000年 展示室監視体制を整える。常時監視体制となる。「愛深き淵より」新版発行。10周年記念事業「渡辺和子氏講演会」。
  • 2001年 サンフランシスコロサンゼルスで花の詩画展。
  • 2003年 「花よりも小さく」偕成社より出版。
  • 2004年 ポーランド・ワルシャワ国立博物館での「バリアフリーアート展」に招待出品。
  • 2005年 新富弘美術館開館。近接の商業施設(草木ドライブイン)と併せ、道の駅に登録。「山の向こうの美術館」記念発売。全詩集「花と」「空に」を学習研究社より出版。「SMALLER THAN FLOWERS」を偕成社より出版。
  • 2006年 新館が第58回日本建築学会賞の作品賞を受賞。姉妹館である芦北町立星野富弘美術館が開館される。星野富弘が群馬県名誉県民となる。 「たった一度の人生だから」いのちの言葉社より出版
  • 2008年「ことばの雫」いのちのことば社より出版。
  • 2009年3月「新編 風の旅」学研パブリッシングより出版。
  • 2010年2月「風の詩」学研パブリッシングより出版。4月「種蒔きもせずに」偕成社より出版。11月、入館者600万人突破。

基本データ

所在地

  • 群馬県みどり市東町草木86

利用案内

以下2012年9月現在。

開館時間

  • 午前9時から午後5時
    • 入館は午後4時30分まで

休館日

  • 4月から11月末日までは無休
  • 12月から3月までの月曜日
    • 月曜日が祝日の場合は火曜日
  • 12月26日から1月4日
  • その他展示替えのための臨時休館あり

入館料

  • 大人 500円
  • 小中学生 300円
  • 幼児 無料
  • 団体(20人以上)は2割引
  • 障害者手帳所持者 5割引
    • 介護者1名 5割引
  • 特別展開催中は特別料金の場合あり

施設

  • 展示室
  • ミュージアムショップ
  • ビデオルーム
  • 情報コーナー
  • カフェ
  • 空のへや
  • 海のへや
  • 美術館周辺エリア
    • 前庭エリア
    • 散策路エリア
    • 親水エリア

交通アクセス

公共交通

鉄道

路線バス

  • みどり市東町路線バス(運行は赤城観光自動車)美術館線・沢入線 「富弘美術館」バス停下車

自動車

周辺

脚注

  1. ^ 富弘美術館(電気と保安 2018年9・10月号)”. 関東電気保安協会. 2025年4月1日閲覧。

関連項目

外部リンク


富弘美術館

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草木ダム」の記事における「富弘美術館」の解説

湖畔にはみどり市立富弘美術館1991年開館2005年新館開館同時に道の駅として登録)があり、地元出身画家詩人でもある星野富弘絵画展示されている。体育教師であった星野部活指導中の事故頸髄損傷し首から下が不随になった闘病中より口に絵筆をくわえながら「花の詩画」を描くようになり、そうした画作品は多くの人に感動与え徐々に有名となった。現在は観光バスが軒を連ねて多く観光客訪れ2010年平成22年)には開館以来来場者600万人突破する群馬県東部代表する観光地となった

※この「富弘美術館」の解説は、「草木ダム」の解説の一部です。
「富弘美術館」を含む「草木ダム」の記事については、「草木ダム」の概要を参照ください。

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