宝行王正論とは? わかりやすく解説

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宝行王正論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/17 08:43 UTC 版)

宝行王正論』(ほうぎょうおうしょうろん)は、龍樹の著作とされる書で、真諦(449年 - 569年)によって漢訳された。チベット訳では『ラージャパリカター・ラトナマーラー』であり、原本のサンスクリットでは『ラトナーヴァリー』と呼ばれている。

チベット訳の名前は、「王への教訓の宝の花輪」という意味であり、サンスクリットでは、「たからの花輪」という意味となる。

漢訳では著者名が銘記されていないが、チャンドラキールティなどが本書を龍樹作として引用しているところから、龍樹の真撰と考えられている。

内容は、龍樹が書簡体で、南インドのシャータヴァーハナ王に教えを説いたもので、仏教から見た政治論である。

サンスクリット原本は、イタリアのツッチによってネパールで発見されたが、第3章と第5章が欠けている。

The ratnaavalii of naagaarjuna: G. Tucci

参考文献

  • 仏典Ⅰ 世界古典文学全集 Vol.6

脚注・出典

関連項目




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